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書誌詳細
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認知症の人の「想い」からつくるケア 在宅ケア・介護施設・療養型病院編
- 著者名井藤英喜監修 ; 伊東美緒編著
- 出版者インターメディカ
- 出版年2017.7
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計1
所蔵事項
- 登録番号0072590
- 請求記号S 05//I 89
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名認知症の人の「想い」からつくるケア 在宅ケア・介護施設・療養型病院編
- 書名ヨミニンチショウノヒトノオモイカラツクルケア
- 著者名井藤英喜監修 ; 伊東美緒編著
- 著者ヨミイトウ,ヒデキ
- 出版地東京
- 出版者インターメディカ
- 出版年2017.7
- 注記急性期病院編編集: 東京都健康長寿医療センター看護部, 伊東美緒, 木村陽子
急性期病院編編集者のヨミは推定による
- 件名高齢者福祉
介護福祉
認知症
訪問看護
在宅医療
高齢者福祉施設
救急看護
介護 (技術)
- 内容監修者のことば
本書を読む前に
フローテャード[生活の場面別Jケアのヒント
Chapter1 認知症に気づき受け入れることの難しさを理解する
Section1 「いま」のケアを振り返る
①ケアの理念と実践をつなぐために
②ケアする人=支援する人?
CASE I ハンカチを拾うことが「できること」を奪う?
③「時間がない」との思いが生みだすもの
CASE 2 血圧を測ろうとすると、怒りだしたのはなぜ?
④「できること」と「できないこと」のとらえ方
CASE 3 できないことを実感させられるつらさ
CASE 4 あなたのせいではないというメッセージを送る
⑤認知症ケア技術の基本①非言語コミュニケーション
⑥認知症ケア技術の基本②言語コミュニケーション
CASE 5 訪室してもしなくても、不安は募るつ
CASE6 きちんと声をかけだのに、入浴拒否
⑦認知症の人を驚かせないヶアの実践
CASE 7 寝ている人に驚きと恐怖を与えるオムツ交換
Section2 身近な人が気づきやすい変化を症状の進行
①アルツハイマー型認知症の初期症状と症状の進行
②レビー小体型認知症の初期症状と症状・進行
③血管性認知症の初期症状と症状・進行
Section 3 身内の認知症に直面した家族の想い
①認知症であることを受け入れられない家族への対応
CASE 8 家族の労をねぎらうことで、受診につなげる
②家族が認知症に気づくことの難しさ
一介護の「入り口」に立つうえで
CASE 9 実の毋でも行動が異常かどうか、判断がつかないこともある
③家族が専門職に憤るとき
一「あなたは認知症をわかっていない」
CASE 10 その人の多様な側面からケアを組み立てる
Section4 受診を嫌がる本人の想い
①家族が認めても本人が受診したがらない理由
CASE 11 母の気持ちの変化のタイミングで、受診を提案
②かかりつけ医がいない場合の困難
一介護認定審査を申請できない
CASE 12 [役所]という言葉が受け大れのきっかけに
Section 5 ケアをつなぐサービス
①もの忘れ外来の取り組み
②サービスをどうしても受け入れられない場合
CASE 13 話し相手になりながら、タイミングをつかむ
③介護認定審査とケアプランの作成
実践の知恵
①地域包括支援センター・スタッフ
地域住民と協力・連携して関係性を構築
②民生委員
面談で家族と情報を共有し、サポート体制・ヶア方針を決定
③介護支援専門員(ケアマネジャー)
認知症の大が混乱する理由を考え「常同行動」を意識したケアを実践
Chapter2 各介護保険サービスにおける認知症ケア
Section 1 通所系・訪問系サービスにおける認知症ケア
①自宅から通いながら利用する通所系サービス
CASE 14 サービス利用で家族にもゆとりが生まれる
②サービス利用を嫌がる気持ちを理解する
CASE 15 散歩プログラムでじゆうな時間を確保する
サービス利用拒否、Q&Aサービス利用拒否、帰宅願望
③地域での生活を支える訪問系サービス
CASE 16 ぶつかる意見を調整する訪問看護師
④訪問の基本は信頼関係を築くこと
CASE 17 声かけを続けることで、受け入れてもらう
⑤家族へのサポートが必要な場合
CASE 18 一人で介護を負担する夫をサポートし、介護疲れを未然に防ぐ
⑥訪問介護員と訪問看護師、往診医の連携
CASE 19 冷蔵庫の食べ残しに気づき、栄養に関するケア方針を検討
⑦地域で生活しながらときどき活用するショートステイ
CASE 20 よい感情記憶がサービスを受け入れるきっかけになる
Q&A物盗られ妄想
実践の知恵
④デイサービス・スタッフ
「自分は大切にされている」と感じられる環境をつくる
⑤訪問介護員
会話を否定せず、笑顔で聞き、気持ちを受け止めて、信頼関係を築く
⑥訪問看護師①
いつもの声かけ、笑顔で接して「いつも来るあの人か」と認識してもらう
⑦訪問看護師②
認知症の人と家族や医師との間の信頼関係を築くことの重要性を痛感
⑧往診医①
訪問看護と訪問診療で尊厳をもった生活と安らかな最期を提供する
⑨往診医②
思いを尊重し、サポートする
⑩訪問歯科医
認知症の人の想い・考えをもとに、ヶアに協力的な態度を導く
⑪訪問リハビリステーション・スタッフ(理学療法士)
本人の混乱・不安の原因を探し動作を引きだしやすい環境を整える
Q&A→詳しい目次を8、9ページに掲載
Section 2 入所施設における認知症ケア
①入所施設ならではのケアの課題
CASE 21 おしゃれ好きなDさんに合わせたルールを検討
②大規模・中規模施設への入所
CASE22 広いスペースを自由に歩けるエリアとして考える
③少人数で生活する場への入所
CASE 23 ボランティアの力を借りて「勍く機会」を剔出
Q&A 暴言・暴力,徘徊
実践の知恵
一一 ⑫サービス付き高齢者向け住宅・スタッフ
入居者の「寂しさ」に寄り添いケアプランを考える
⑬持別言護老人ホーム・スタッフ
「その入らしさ」に出会うケアを実践する
⑭グループホーム・スタッフ
倫理の原則に基づいた嘘のないヶアの実践を心がける
Section 3 入所施設における認知症ケア
①療養型病院における認知症ヶアのカギ
CASE 24 やさしく見る,やさしくふれる,やさしく話すことが,状態の改善につながった?
②療養病棟の介護とスタッフの葛藤
③倫理的側面からケアを選択するとは
Q&A 入浴拒否,昼夜逆転
実践の知恵
⑮療養型病院・スタッフ①
患者,利用者にとってよりよいヶアとは何かを考える文化をつくる
②療養型病院・スタッフ②
離島ならではの地域性を活かし住み慣れた環境での生活継続を目指す
Section4 急性期病院における認知症ケア
①急性期病院における認知症ヶアの重要性
Chapter 3 認知症の人の看取りケア
Section 1 知症の人の最期と看取りヶアの基本
①認知症の人の最期
②看取りケアの基本
CASE 25胃ろうや点滴に代わるケア
看取りケアの目標設定
Section 2
1最期が来る前にするべきこと
2アドバンスヶアプランニングの進め方
③最期が近くなってからできること
Q&A 看取り期のケアの選択
Section3 介護施設での看取りケアにおける看護師の役割
①介護現場での看取りケアにおける看護師の役割
Question&Answer:
(サービス利用拒否)
通所系サービスの利用を開始するときに、強く拒否する人がいて対応に困ります。拒否する人に来てもらうにはどう対応するのがよいのでしょうか?
(サービス利用拒否)
職人としってて長年勤めてきた男性が、施設に見学に来ました。
しかし、女性が多いことを嫌がってなかなかサービス利用につなげられません。 どのように誘うとよいでしょうか?
(帰宅願望)
デイサービスに来ても、滞在中はずっと「うちに帰る!」と言いながら出ていこうとします。ほかの利用者のお世話もあるので、何度も散歩に付き合うことはできません。どう対応するのがよいのでしょうか?
(物盗られ妄想)
訪問介護サービスの利用を開始するときに
「普段は自分でやっているから、何もさわらないで」と言われ、掃除や料理などの家事援助ができません。どう対応するのがよいのでしょうか?
(暴言・暴力)
入浴や食事に誘うと、拒否されることが多く、ときには暴言や暴力が生じる入居者がいます。
怖さを感じてしまうのですが、どのように接すればよいのでしょうか?
(徘徊)
施設内をよく歩き回る人がいます。廊下など公共のスペースであればいいのですが、 特定のほかの入居者の居室にも入ってしまうので困っています。どう対応するのがよいのでしょうか?
(入浴拒否)
家族から「絶対にお風呂に入れて下さい」と言われていますが、本人は「昨日入った」「今日は風邪気味だから入らない」言って入浴してくれません。説得を続けると暴言や暴力につながることがあります。どうすればお風呂に入ってもらえるでしょうか?
(昼夜逆転)
日中入居者が寝てばかりいて、夜勤スタッフから、夜中に起きてしまって困ると言われます。
どうすれば昼間に起きていてもらえるでしょうか?
Chapter3
(看取りケアの目標設定)
看取りケアでは、回復のような明確な目標がなく、何を目指してケアをすればいいのか、わかりません。亡くなることがわかっていながら、ケアを提供するのは、ただ死を、待っているだけのように思えることがあって、つらいです。ただ死を待っているだけのように思えることがあって。つらいです。
(看取り期のケアの選択)
施設に入居されたときには認知症が進行し、自分の考えを言葉で表現することはできない状態でした。最近は食事中も飲み込みが悪くなって遅くなり、途中で寝てしまうことも多くなりました。ケアの選択基準はどのように考えればよいのでしょうか?