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東電原発裁判 : 福島原発事故の責任を問う

  • 著者名添田孝史著
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2017.11

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0073027
  • 請求記号IS//1688
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書

ブックリスト

書誌事項

  • 書名東電原発裁判 : 福島原発事故の責任を問う
  • 書名ヨミトウデンゲンパツサイバン
  • 著者名添田孝史著
  • 著者ヨミソエダ,タカシ
  • 叢書名岩波新書
  • 叢書番号新赤版 1688
  • ISBN9784004316886
  • 出版地東京
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2017.11
  • ページviii, 205p
  • サイズ18cm
  • 件名福島第一原子力発電所事故(2011)
    東京電力
    刑事責任
    福島第一原発事故 (2011)
    東京電力株式会社
    企業責任
    刑事裁判 -- 日本
  • 目次はじめに
    第1章 始まった裁判
     初公判
     全面否認の東電幹部
     冒頭陳述とメールから新たにわかったこと
     「単なる試算」「職務権限はなかった」被告弁護側の主張
     被告三人の横顔
     凄腕刑事弁護士 vs ヤメ検
     初公判まで六年 長い道のり
     不十分だった事故調の空白を埋められるか
    第2章 2008年の「衝撃」
     刑事裁判の争点
     二〇〇二年七月三一日 地震本部の長期評価
     日本海溝の巨大津波
     二〇〇六年五月一一日 溢水勉強会 津波は全電源喪失を引き起こす
     二〇〇六年九月一九日 耐震指針改訂 バックチェック開始
     二〇〇七年七月一六日 新潟県中越沖地震 東電の二期連続赤字
     二〇〇七年一一月一日 いったんは進み始めた津波対策
     二〇〇八年三月一八日 一五・七〇七メートルの衝撃
     二〇〇八年八月以降 延期されたバックチェック
     二〇一一年三月七日
    第3章 消された報告書
     調査が進んだ津波堆積物
     バックチェック中間報告
     女川原発で進んでいた津波バックチェック
     政府も計算済みだった貞観地震と津波地震
     JNES報告書からわかる三つのこと
     隠されていた二つの報告書
     プルサーマル推進の陰で
     どこで情報は滞ったのか
     「頭の体操」どころではなかった二〇一〇年の東電
     検察は東電をかばったのか
    第4章 前橋地裁判決
     画期的な判決
     判決のポイント
     時代をさかのぼって責任検証
     官僚の証言
     国の責任
     被害の実態を浮かび上がらせる
     救済の線引きを変える 政策転換への動き
     民事訴訟の限界
    第5章 科学の「不確実さ」,司法は裁けるか
     トップ科学者三人の応酬
     「安全側」か「工学的判断」か 不確実さの取り扱いの変遷
     「不確実さ」を取り扱う難しさ
     東北電力と東電 不確実さへの対応の違い 不確実さへの余裕の違い 揺れと津波
     不確実さを数値で扱う安全目標
     確率論的リスク評価
     中央防災会議 不確実さの扱いの差
     専門家たちの事実誤認
     科学は中立か 利益相反の問題
    第6章 残された課題
     2号機,3号機の炉心溶融は防げた 事故後の対処ミス
     甲状腺がんの増加
     福島県の検証
     企業の罪を問う難しさ
     事故調調書の開示
     消されていく文書
     危うい電子化
     教訓をどう伝えるか
    おわりに