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書誌詳細
児童相談所改革と協働の道のり : 子どもの権利を中心とした福岡市モデル
- 著者名藤林武史編著
- 出版者明石書店
- 出版年2017.12
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0073746
- 請求記号S 80//F 56
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名児童相談所改革と協働の道のり : 子どもの権利を中心とした福岡市モデル
- 書名ヨミジドウソウダンショカイカクトキョウドウノミチノリ
- 目次まえがき
序章 児童相談所改革の道のり[藤林武史]
1 「えがお館」オープン
2 「笑顔になれない」えがお館
3 改革への一歩
4 重大事件の発生
5 専門職集団を目指して
6 連携から協働へ
7 社会的養護の社会化と近代化
8 なお残る課題
コラム The 組織力[大原三枝]
第1章 児童相談所と虐待――「介入か支援か」論争に終止符を打つ[河浦龍生]
はじめに
1 児童相談所に異動して未知の世界へ踏み込む
2 子ども虐待対応における権限執行の現場と苦悩
3 大阪市中央児童相談所での実践研修での経験
4 何が問題か、児相への一極集中問題
5 一極集中による支援と介入の揺らぎが子どもを救えていない
6 「いびつ」な日本の虐待対応、支援の受け入れを強制する仕組みがない
7 介入か支援かではなく、行政一極集中でない介入の仕組み構築と体制整備が必要
8 これからの子ども家庭相談体制
おわりに
第2章 ツールとしての法律を使いこなす[久保健二]
1 児童相談所常勤弁護士の軌跡
2 法的権限行使の現場――福岡市児童相談所の取り組みも交えて
3 現行制度の問題点
4 海外の状況
コラム 守秘義務の壁を越えて――「えがお館」の密着取材で見えたもの[河津由紀子]
第3章 子どもの長期入所からの脱却をめざして――施設入退所調査に基づく家庭移行支援[福井充]
1 子どもの権利はどこまでも
2 児童相談所の自己覚知
3 施設入退所調査への道のり
4 子どもの長期入所――家庭の欠如、剥奪、その固定化
5 家庭移行支援
6 家庭移行支援がめざす新しい社会的養育――市区町村の在宅支援と連動した子どものコミュニティケア
おわりに――ソーシャルワークにも根拠と評価を
第4章 里親養育・養子縁組の発展というストーリー[瀬里徳子]
1 里親制度推進のはじまり
2 児童相談所内部の改革
3 里親委託が増加する過程で見えてきたこと
4 さらなる里親制度の推進に向けて
コラム 児童相談所と広報デザイン――児相と当事者との間に必要な、もうひとつの技術[田北雅裕]
第5章 教育と福祉の協働を具体化するスクールソーシャルワーカー[奥村賢一]
1 スクールソーシャルワーカーとは何者?
2 教育と福祉の協働に向けた実践例
3 福岡市のスクールソーシャルワーカーの強み
4 教育と福祉の協働に向けて
第6章 インターフェースとしての少年サポートセンター――「警察」と「児童相談所」の真の連携とは[堀井智帆]
はじめに
1 少年サポートセンターの正体
2 児童福祉司になり損ねた警察職員
3 夢の舞台
4 少年サポートセンターの武器
5 連携のヒント
6 機関連携
7 衝突事故多発ケースより学ぶ
8 シームレス
9 アウトリーチでの連携
10 今までもこれからも「Face to Face」
おわりに
コラム ガラスのカケラとピース[ほしおか十色]
第7章 日本の代替養育と福岡市の代替養育――「外側」からのまなざし[マイケル・キング]
1 本章を読むにあたって
2 福岡市の代替養育
3 なぜ福岡市は他の地方自治体とは違うのか?
4 今後の実践や政策への提言
終章 出ガラパゴス記[津崎哲雄]
はじめに
1 専門職の描く福岡市児相の現代化の諸相
2 出ガラパゴスの主動因を考える
むすび――三課題克服への期待
あとがき