一覧へもどる
書誌詳細
高齢者の社会的孤立と地域福祉 : 計量的アプローチによる測定・評価・予防策
- 著者名斉藤雅茂著
- 出版者明石書店
- 出版年2018.3
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計1
所蔵事項
- 登録番号0073620
- 請求記号S 65//Sa23
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名高齢者の社会的孤立と地域福祉 : 計量的アプローチによる測定・評価・予防策
- 書名ヨミコウレイシャノシャカイテキコリツトチイキフクシ
- 目次序章――本書のねらい
第Ⅰ部 社会的孤立の定義・問題の所在
第1章 社会的孤立とは何か
社会的孤立が議論される背景
社会的孤立の定義と測定方法
高齢者の多くは孤立しているのか
高齢者の社会的孤立研究の課題
第2章 社会的孤立は「問題」といえるのか
離脱理論、社会情緒的選択理論と自発的な孤立
社会的孤立と関連する諸問題
社会的孤立問題の課題共有の必要性
第3章 どの程度の乏しさから社会的孤立と捉えるべきか
健康指標との関連に着目する意義
使用するデータ
交流頻度の多少による要介護認定等の発生率の相違
健康リスクが高まる人との交流頻度の乏しさ:多変量解析
交流頻度が週1回未満・月1回未満という基準
他者との交流が不明な人々
第Ⅱ部 社会的孤立・孤立死の要因
第4章 独居高齢者は社会的に孤立しているのか
高齢期の独居と社会的孤立
使用するデータ
独居状態に至る主要な経緯:独居世帯の多様性
どのような独居が孤立と関連しやすいのか
長期孤立と短期孤立の相違
多様な「独居」に着目する意義
第5章 誰が孤立しやすいのか――社会的孤立の個人要因
システマティック・レビューの動向と課題
人口学的要因との関連
家族形成との関連
社会経済的地位との関連
身体的・精神的健康との関連
無回答・調査拒否と社会的孤立との関係
第6章 孤立死に至る人々はどういう人なのか――セルフ・ネグレクトとの関連
社会的孤立の帰結としての孤立死・孤独死
孤立死とセルフ・ネグレクト(自己放任)
使用するデータ
セルフ・ネグレクト事例の多様性
深刻度との関連:孤立死に至りやすい人々とは
孤立死事案をめぐる今後の課題
第Ⅲ部 孤立予防・軽減にむけた実践と評価
第7章 見守られている人はどういう人か――独居高齢者への見守り活動のプロセス評価
住民主体の見守り活動のプログラム評価の課題
使用するデータ
見守り活動利用・非利用独居者の特性
住民による見守り活動の未充足ニーズ数
見守り活動のプロセス評価の意義
評価に耐えうるデータ整備の必要性
第8章 地域活動の推進は社会的孤立を軽減させるのか
高齢者の社会的孤立・孤独軽減にむけたプログラム
地域活動への参加による孤立軽減効果の可能性
見守り活動や生活支援による孤立軽減効果の可能性
高齢者の社会的孤立軽減にむけた介入研究の課題
第9章 高齢者が孤立しやすい地域はあるのか――社会的孤立の地域環境要因
ポピュレーション・アプローチの可能性
地域環境が個人の社会関係に及ぼす影響
高齢者が孤立しやすい地域はあるのか
地域単位のソーシャル・キャピタルと孤立化/非孤立化との関連
社会的孤立の軽減にむけた地域診断の可能性と課題
結論と展望
本研究で得られた主要な知見
学術的・政策的インプリケーション
本研究の限界と今後の課題
引用文献
あとがき
初出一覧
索引