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「自閉症学」のすすめ : オーティズム・スタディーズの時代
- 著者名野尻英一, 高瀬堅吉, 松本卓也編著
- 出版者ミネルヴァ書房
- 出版年2019.4
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0075632
- 請求記号378//N 93
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名「自閉症学」のすすめ : オーティズム・スタディーズの時代
- 書名ヨミフィクションニオケルココロノヨミスギトトウメイカサレタカラダ
- 著者名野尻英一, 高瀬堅吉, 松本卓也編著
- 著者ヨミノジリ,エイイチ
- 出版地京都
- 出版者ミネルヴァ書房
- 出版年2019.4
- 注記執筆者: 高瀬堅吉, 松本卓也, 野尻英一, 菅原和孝, 竹中均, 内藤由佳, 持留浩二, 大隅典子, 小嶋秀樹ほか
ブックガイド: 各章末
自閉症当事者本リスト: p327-347
引用文献一覧: p349-363
編著者「高瀬」の「高」は「梯子高(はしごだか)」の置き換え
- 目次まえがき
第1章 心理学──心の世界の探究者からみた自閉症(高瀬堅吉)
この章を読む前に
1 自閉症者の心理学的特徴
2 コミュニケーションとは何か
3 心の理論
4 常同行為とは何か
5 自閉症のネズミ
6 自閉症者の心
コラム01 「働くこと」からはみ出すために(高森 明)
第2章 精神病理学/精神分析──世界体験を通して理解する自閉症(松本卓也)
この章を読む前に
1 常同性と一語文
2 まとまらない時間──タイムスリップ現象
3 触発とパニック
4 ブラックホール──欠如と穴
5 共生のための精神病理学/精神分析
コラム02 「自閉」の概念はどう生まれたのか?(佐藤 愛)
第3章 哲学──「人間」を考え続けた2500年の歴史が変わる(野尻英一)
この章を読む前に
1 どんなことを考えるのが「哲学」なのか──不思議感覚と不条理感覚
2 「意味」ということ──マンガ『自虐の詩』から
3 近代の哲学
4 「意味」を交換する欲望
5 近代社会と自閉症
6 哲学と自閉症
コラム03 「自閉症は津軽弁を話さない」(松本敏治)
第4章 文化人類学──ブッシュマンとわが子における知的障害の民族誌(菅原和孝)
この章を読む前に
1 文化人類学の視点と方法──自閉症との関連で
2 〈近代〉の外部における知的/精神障害
3 自閉症と人類学の同伴──ゆっくんの伝記的民族誌
4 自閉症との新しい出会いかた
コラム04 自閉症と芸術(佐藤 愛)
第5章 社会学──自閉症から考える親密性と共同性のあいだ(竹中 均)
この章を読む前に
1 家族社会学の視点
2 「おひとりさま」と孤独
3 第一次集団と親密性
4 親密性と共同性
5 空間と家族
6 ダブル・バーレルな社会
コラム05 自閉症と知覚世界(三浦仁士・相川 翼)
第6章 法律──自閉症が生みだす「法」(内藤由佳)
この章を読む前に
1 生活の中の法律
2 法律と障害者支援制度
3 法律家、そして自閉症の子の母として
4 この章のおわりに
コラム06 政治学から自閉症をみる(高橋一行)
第7章 文学──フィクションにおける「心の読みすぎ」と「透明化された体」(持留浩二)
この章を読む前に
1 「心の理論」の発見とそれが文学にもたらした意味
2 「心の理論」と文学に関するその後の展開
3 『ライ麦畑でつかまえて』における「心の理論」
コラム07 自閉症断想──自我の基礎構造と精神疾患(那須政玄)
第8章 生物学──遺伝子変異と発生から解明する自閉症(大隅典子)
この章を読む前に
1 発達障害の増加?
2 精子のdenovo変異とメチル化に対する父加齢の影響
3 動物モデルによる検証
4 考えられる分子メカニズムは?
5 自閉症を生物学から考える
コラム08 数学的物理学的知性と自閉症スペクトラムとの親和性(生田 孝)
第9章 認知科学──脳の認知粒度からみえてくる自閉症とコミュニケーション(小嶋秀樹)
この章を読む前に
1 心理化という謎
2 自閉症と認知粒度
3 認知粒度からみた心理化
4 「認知粒度の共有」が意味するもの
5 おわりに──〈自閉症学〉のもつ可能性
コラム09 TRPGを用いた自閉スペクトラム症児へのコミュニケーション支援(加藤浩平)
●鼎談 今なぜ自閉症について考えるのか?──〈自閉症学〉の新たな可能性へ向けて(國分功一郎×熊谷晋一郎×松本卓也)
自閉症当事者本リスト
引用文献一覧
あとがき
索 引