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書誌詳細
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ケースから学ぶ高齢者ケアにおける介護倫理
- 著者名箕岡真子, 稲葉一人著
- 出版者医歯薬出版
- 出版年2019.6
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計1
所蔵事項
- 登録番号0074543
- 請求記号S 01//Mi46
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名ケースから学ぶ高齢者ケアにおける介護倫理
- 書名ヨミケースカラマナブコウレイシャケアニオケルカイゴリンリ
- 著者名箕岡真子, 稲葉一人著
- 著者ヨミミノオカ,マサコ
- ページviii, 198p, 挿図
- サイズ26cm
- 内容第1章 介護倫理の基礎
ethics 1 なぜ介護に倫理は必要か?
“介護倫理"と生命倫理
介護における“倫理的ジレンマ“と“倫理的気づき"
自立と自律,パーソンセンタードケア
介護倫理の基礎知識
1.事実factと価値value
2.“徳倫理“と“倫理原則"
3.倫理理論
4.倫理4原則の衝突
5.SOL,QOL,人間の尊厳
6.倫理的ジレンマへのアプローチ法
7.医学的視点と倫理的視点と法的視点のバランスのとれた判断
ethics 2 認知症ケアの倫理
1.『新しい認知症ケアの倫理』の必要性
2.認知症ケアの倫理におけるさまざまな論点
3.『新しい認知症ケアの倫理』の目指すもの
4.“抜け殻仮説“からの脱却・“パーソン論"への挑戦
5.認知症の人における自律autonomyという概念
6.行動コントロールの倫理
7.翻訳の倫理
8.倫理的に配慮されたケア パーソンセンタードケア
第2章 日常ケアの介護倫理
ethics 1 「介護において嘘をつくこと,だますことは仕方がないのですか?」 認知症ケア
1 4分割表の作成 ケースを整理する
2 倫理的問題点に気づく
3 Case-1 へのコメント
ethics 2 「私は 120 歳まで生きたいわ」 自己決定と意思能力
1 倫理的問題点に気づく
2 介護倫理の基礎知識
1.自己決定
2.意思決定能力
COLUMN
3.代理判断 「意思決定能力がない」と判断された場合
4.誰が代理判断者となるか
3 Case-2 へのコメント
ethics 3 「縛らないでくれ! わしは犬ではない! 」 転倒と拘束:倫理4原則の衝突
1 倫理的問題点に気づく
2 介護倫理の基礎知識
1.倫理4原則の衝突 対立する倫理的価値(善)
2.尊厳
3.拘束の弊害
COLUMN 拘束にかかわる法律知識
4.資源配分の公正性
3 Case-3 へのコメント
ethics 4 「どうか,もうひと口だけでも食べてください! 」 食事・内服の拒否
1 倫理的問題点に気づく
2 介護倫理の基礎知識
1.代理判断の問題点
2.成年後見制度
3 Case-4 へのコメント
ethics 5 「介護中に事故が起こったらどうなるの?」 リスクマネジメント
1 倫理的・法的問題点に気づく
2 介護に関係する法的基礎知識
1.事故と過誤
2.粉争と裁判
3.民事責任の基本的構造
COLUMN 債務不履行に関する用語
4.民事裁判の流れ
5.刑事裁判の流れ
3 Case-5 へのコメント
ethics 6 「虐待の疑いにどうすればいいの?」 虐待と守秘義務
1 倫理的・法的問題点に気づく
2 介護に関係する法的基礎知識
1.医療従事者の守秘義務
2.通報・通告(届出)義務
3 Case-6 へのコメント
COLUMN 暴力・虐待に関する4 つの法律
ethics 7 「『本人か家族でなければ教えられない』は正しいの?」 介護現場における個人情報保護
1 倫理的・法的問題点に気づく
2 介護に関係する法的基礎知識
1.医療・介護現場での問題
2.視点と留意点
COLUMN 介護サービス利用者への介護提供に必要な利用目的
COLUMN 目的外利用禁止(16 条)および第三者提供禁止(23 条)の除外規定
3 Case-7,8,9 へのコメント
ethics 8 「休みなしの長時間労働で疲れがとれません」 介護者の労働環境
1 倫理的・法的問題点に気づく
2 介護に関係する法的基礎知識
1.介護従事者も労働者 労働条件の整備を求めるのは権利である
2.QWLという発想の共有
3.法が労働者を守る
3 Case-10 へのコメント
COLUMN 有期労働契約の締結,更新及び雇止めに関する基準(要旨)
第3章 終末期ケアの介護倫理
ethics 1 「早くお父さんにお迎えに来てほしいの」 終末期ケア
1 臨床倫理の基礎知識
1.“看取り"ということが指し示す意味
2.“安楽死“と“患者の意思によって延命治療をしないこと"
COLUMN 尊厳死についてのいくつかの見解
3.倫理的に区別しにくい概念
4.海外における延命治療の差し控え・中止の事例
COLUMN その他の終末期に関する判例
5.日本における延命治療の差し控え・中止の事例
6.心肺蘇生術(CPR)
7.蘇生不要(DNAR)指示
8.人工的水分栄養補給
COLUMN 終末期認知症患者にとってPEGは有益か?
9.緩和ケア
10.終末期の意思決定プロセスとケアプラン
11.事前指示書
12.アドバンスケアプランニング(ACP)
2 倫理的問題点に気づく
3 Case-11 へのコメント
第4章 介護倫理の実践
ethics 1 倫理コンサルテーションの実際
1 倫理コンサルテーションとは
2 倫理コンサルテーションに関するまとめ
1.倫理コンサルテーションの検証と意義
2.倫理コンサルテーションのこれから
ethics 2 介護事故の裁判外紛争解決 ADRとメディエーションの実際
1 アクシデント発生 そのとき! それから?
2 介護メディエーションとは
1.介護メディエーションとは
2.ADR・メディエーションの基礎
3.介護の特殊性
3 メディエーションに関するまとめ
1.問題点の整理
2.話し合いの実際 2つの事例
ethics 3 事前指示書とアドバンスケアプランニング(ACP) 事前指示(AD)作成の実際
1 事前指示書とは
1.事前指示書の役割
2.事前指示書作成のプロセス
2 事前指示に関するまとめ
1.事前指示書は“こころ"で書く
2.事前指示書は“適切"な状況で書く
3.事前指示書は“十分なコミュニケーション"をして書く
4.事前指示書の内容を再確認する
巻末付録 書式 POLST(DNAR指示を含む)
おわりに
索引