設定

文字サイズ
標準
特大
背景色
標準

書誌詳細

Amazon のサイトで見る

花火

  • 著者名福澤徹三著
  • 出版者法政大学出版局
  • 出版年2019.8

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0074529
  • 請求記号380.8//Mo35//183
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架3
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名花火
  • 書名ヨミハナビ
  • 著者名福澤徹三著
  • 著者ヨミフクザワ,テツゾウ
  • 叢書名ものと人間の文化史
  • 叢書番号183
  • ISBN9784588218316
  • 出版地東京
  • 出版者法政大学出版局
  • 出版年2019.8
  • ページv, 254, 8p, 図版 [15] p
  • サイズ20cm
  • 注記参考文献: p243-247
    巻末に人名索引・資料名索引あり
  • 件名花火 -- 歴史
  • 目次第一章 中国からの渡来と貴人の観賞
    花火と狼煙/伊達政宗と徳川家康の上覧/僧・天海と慈性の船花火/技術書とはなにか?
    第二章 国産化と武士・町人が楽しむ花火
    国産化と江戸町触/夏行われる花火/噴出し花火と流星/仕掛花火(からくり)と玉火/武士も町人も楽しむ/拵売から振売へ/『安藤流花火之書』と火薬の配合/玉火の製法/村の奉納花火/奉納花火の始まり/土豪花火はあったのか?/将軍の花火と狼煙
    第三章 裾野の広がり
    市中禁止政策の挫折/隅田川花火の様子/『孝坂流花火秘伝書』と流星の製法/吉宗がもてなした調馬師ケイゼル/武士の官僚制機構
    第四章 大型花火と狼煙技術の進歩
    隅田川中洲新地の開発/宝暦―天明期の市中花火/寛政改革下の実態調査/子供用花火という考え方/隅田川花火の高さ制限/江戸城と仙台藩下屋敷での花火/打上狼煙(相図)の登場/摂州尼崎の狼煙番付/打上花火への技術移転
    第五章 文化・文政期の花火と技術書の出版
    打上花火の禁止/玩具花火の誕生/都市でのきまり/一七〇〇年前後に出版された『花火こしらへ』/天明三年の出版差し止め事件/『花火秘伝集』の板元
    第六章 『花火秘伝集』と六種類の花火
    技術書の研究を進めるために/隅田川の花火ルール/「口伝有」の意味/『秘伝集』の体系/幕府政策との矛盾/打上花火にもっとも近い水玉
    第七章 隅田川花火の天保改革期の動向
    打上狼煙(花火)禁止の徹底/武家方花火のお値段/天保一三年の包括的な節倹申渡/江戸花火屋の構造と流通/市中花火全面禁止の検討
    第八章 納涼花火と大花火・川開花火
    書物に見る隅田川花火の三か月/納涼花火から大花火へ/川開という名称の登場/江戸町奉行所のスタンス/幕府の焔硝確保政策の影響/維新直後の川開花火
    第九章 武士の火術稽古
    松平定信による奨励/荻野六兵衛の火術稽古/畿内で発展した荻野流/佃島沖での火術稽古/土浦藩士関流の稽古/稽古場所の設定/松浦静山と林述斎/佃島沖での火術稽古の限界/火術稽古の観賞/昼花火の造形/相図稽古の終焉
    第十章 武士の技術書と昼花火
    『在心流火術』と山口義方/『在心流火術』の体系/相図玉の構造/昼花火の造形と評判/『南蛮流火術花火伝書』の内容/花火は火術の役に立つのか?/平準化していく火術の技術/技術書の三つの型
    第十一章 大名の花火鑑賞
    田安徳川家文書/一橋家の隆盛/観賞による御三卿の交際/武士山村喜十郎と玉屋の番付/『甲子夜話』番付と物見櫓/打上花火の技術差/立体的な隅田川花火/松江藩の上覧花火/仙台藩三代藩主伊達綱村の花火観賞/明和・安永年間の伊達家/藩主の狼煙御覧
    第十二章 町と村の花火
    城下町仙台での禁令/仙台藩領広瀬川/信州飯田藩領での制禁/神事祭礼の盛行/祭礼をになう若者組/飯田の豪商「綿五」原家/江戸時代の越後・片貝花火/慶応三年の片貝花火目録
    第十三章 旧武士たちの参入と西洋の化学薬品
    明治二年から始まった招魂祭花火/『東京新繁盛記』に見る招魂祭花火/旧豊橋藩士平山甚太の煙火製造所開業/西洋からの化学薬品の導入/『西洋煙火之法』の翻訳と受容/洋火の定着/近代的法整備の開始/烟火取締規則の制定
    第十四章 市場の拡大と専業化
    川開と花火の今昔/川開花火への新興勢力の進出/花火屋船の禁止/年一度の川開/花火市場の広がり/明治の花火の浮世絵/川開花火の番組/広告花火の登場/スターマインの導入/町や村の花火の専業化
    第十五章 新しい観衆と花火大会の誕生
    日露戦後の花火ブーム/警備と保安体制/鉄道網の充実と新しい観衆/料亭顧客の変化/東京での花火の第一人者・鍵屋/観客五〇万人/近代になっての川開花火の変化/花火大会の誕生
    あとがき
    参考文献/索引