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書誌詳細

イギリス/アイルランド

  • 著者名金子光一, 小舘尚文編
  • 出版者旬報社
  • 出版年2019.8

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0075030
  • 請求記号S 70//Sh69//1
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 福祉
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名イギリス/アイルランド
  • 書名ヨミイギリスアイルランド
  • 著者名金子光一, 小舘尚文編
  • 著者ヨミカネコ,コウイチ
  • 叢書名新世界の社会福祉
  • 叢書番号1
  • ISBN9784845115976
  • 出版地東京
  • 出版者旬報社
  • 出版年2019.8
  • ページ464p
  • サイズ22cm
  • 注記参考文献: 章末
  • 件名社会福祉
    社会福祉
  • 目次刊行にあたって
    序 論
    はじめに
    I 政治状況
    II 経済・雇用状況
    III 本巻の特徴と構成
     1第1篇:イギリス
      (1)第1部 権利と社会正義
      (2)第2部 政策の歴史と現状
     2 第2篇:アイルランドの社会政策と社会福祉
    おわりに
     イギリス
    基礎データ
    第1部 権利と社会正義
    第1章 社会福祉と人権にもとづくアプローチ一英国ソーシャルワーカー協会の「人権ポリシー」を素材にして
    はじめに
    I ソーシャルワークと人権との関わり一歴史的な経緯
    II BASWの人権ポリシー-その概要と特徴
     1 目的(Purpose)
     2 定義
      (1)人権の定義
      (2)人権に基礎づけられたアプローチについて
     3 文脈
     4 政策
    おわりに  人権に基礎づけられたアプローチの意義
    第2章 ソーシャルワークの「現在」ー岐路に立つジェネリックなソーシャルワーク
    はじめに
    I シーボーム報告にもとづく包括的な支援の体制とソーシャルワーク
    Ⅱ 児童ソーシャルワークの分離と社会サービス部の解体
    Ⅲ 成人分野におけるソーシャルワークの消失?-ケア予算の個人単位化とソーシャルワーク
    IV ジェネリックなソーシャルワーカー養成をめぐって
    ーソーシャルワークタスクフォース,マンロー報告とソーシャルワーク教育をめぐる2つのレポート
    V ソーシャルワークの限定と岐路に立つ「ソーシャル」ワーク
    第3章 グローバリズムノラディカルソーシャルワーク/SWAN
    はじめに
    1 ラディカルソーシャルワークの展開
     1 ラディカルソーシャルワークの登場
     2 ニューライトによる福祉国家への攻撃とラディカルソーシャルワークの衰退
     3 ラディカルソーシャルワークの復活
    Ⅱ 新自由主義的合意への挑戦としてのラディカルソーシャルワーク
     1 古典的マルクス主義
     2 批判的社会学の伝統/階級/ポストモダニズムの拒否
     3 財政資源管理統制主義(managerialism)への批判
    Ⅲ ラディカルソーシャルワークの現在
     1 ソーシャルワークとケアマネジメント
      (1)ケアマネジメント:福祉を市場化する尖兵
      (2)ケアマネジメントの管理統制主義vsソーシャルワークの価値志向主義
      (3)個別化政策の矛盾と周辺化されるソーシャルワーク
     2 緊縮財政下の倫理と価値:ソーシャルワークとNPM
      (1) NPMと[ケアとコントロール]の弁証法
      (2)ソーシャルワーク倫理の二極化を超える価値試論
     3 個人主義一集合主義・ソーシャルワーク
      (1)ネオリベラルな個人主義に覆われる社会とソーシャルワーク
      (2)個人主義/集合主義:二元論的把握を超えて
    むすびにかえて
    第4章 社会的養護にみる「社会的責任」の理念
    はじめに
    1 社会的養護政策の変遷からみた特徴
    II カーティス委員会報告によって示された「社会的責任」
    III ボウルビイらによる研究によって示された「社会的責任」
    IV 社会的共同親」原理と「社会的責任」
    V 保護概念の変化と「社会的共同親」の原理
    おわりに
    第5章 成人(高齢者・障害者)に対する虐待の対応と権利擁護
    l 法的枠組み
     1 関係法令の概観
     2 2014年ケア法における高齢者・障害者への権利擁護
    II 高齢者・障害者等への虐待等の状況
     1 虐待等の類型
     2 2014年ケア法におけるセーフガードの状況
      (1)通報受理の状況
      (2)年齢
      (3)性別一人種
      (4)支援ニーズ
      (5)虐待リスクの類型
      (6)虐待リスクの生じた場所
      (7)虐待リスクの生じた場所と虐待者
      (8)ケースへの対応
      (9)被虐待者の意思能力の有無
      (10)死亡一重篤ケースの検証
      (11)個を尊重したケア
    Ⅲ セーフガード実践における課題
     1 個別支援におけるストレングスとアドボカシー
     2 手順の明確化と連携・情報共有
    第2部 政策の歴史と現状
    第6章 地域を基盤とする社会福祉政策の変遷
    はじめに
    I 地域単位の社会福祉政策に向けた動き
     1 王立救貧法委員会の『少数派報告』(第1部)における政策提言
     2 戦後の地域を基盤とするサービスの形成
    Ⅱ コミュニティを基盤とする福祉改革
     1 サッチャー政権下の委員会報告
     2 労働党政権下の地域を基盤とする福祉政策一地域における協動
    おわりに
    第7章 ワークフェア化と合理化が進む対貧困政策一緊縮財政下の税・社会保障改革のリスク
    はじめに
    I ワークフェア政策の軌跡
     1 公的扶助における就労支援の強化
     2 ワーキングプアに対する給付付き税額控除
     3 緊縮財政のなかでの所得保障制度改革
    II ユニバーサル・クレジトによる所得保障の再編
     1 統合される諸制度の内容と受給状況
     2 ユニバーサル・クレジットの内容と受給状況
     3 上限設定,給付水準.誓約書の問題
    Ⅲ 貧困の変化,緊縮財政の政治
     1 貧困統計が示すもの
     2 貧困を強いられた人びとが選択したブレグジット
    第8章 医療とソーシャルケアの関係性
    I 医療制度の基本的特徴
     1 原則無料の普遍的なシステム
     2 公的病院が中心の経営主体
     3 医療機能の分化の徹底
     4 アクセス・コーディネーターとしてのGP
    II ソーシャルケアの制度の特徴
     1 地域によるばらつき
     2 民間中心の多様なサービス提供機関
     3 選別主義的なシステム
    Ⅲ ソーシャルケアの財源確保
     1 ディルノット報告
     2 ケア法とは
     3 上限制度の延期
    IV 新しいケアの可能性
     1 医療とソーシャルケアの関係性
     2 新しい統合ケアのモデル
     3 統合ケアを推進するプラン,パートナーシップ
    おわりに
    第9章 ワーク・ライフ・バランス政策の展開と包摂
    はじめに一社会経済構造の変化とWLB政策
    I イギリスにおけるWLB政策の導入
     1 WLB政策導入の背景
     2 同時代のEUによるWLB政策
    II イギリスのWLB政策とその内容
     1 WLB政策の開始と主要な取り組み
     2 柔軟な働き方,労働時間,休暇制度の形成
      (1)柔軟な働き方
      (2)労働時間(規制)
      (3)出産・父親・親・育児休暇,その他特別休暇の内容
    Ⅲ イギリスのWLBの実際と包摂
     I WLB調査が示す現況
      (1)柔軟な働き方
      (2)労働時間(規制)
      (3)出産・父親・親・育児休暇・その他特別休暇
     2 WLBの現況と同政策における包摂
    おわりにーWLB政策の展開と包摂
    第10章 子育て家庭に向けた支援政策のあゆみ
    はじめに
    I 家族(子育て)支援政策の展開
     1 経済的支援
     2 1時間的支援
     3 サービス支援
    II ECEC政策の展開
     1 就学前教育
     2 保育
     3 シュア・スタートとその再編
    Ⅲ ECECサービスの現状
     1 財政
     2 就学前教育サービスの利用
     3 供給セクター
     4 供給主体
    IV 政策の分岐点となる重要な問い
    おわりに
    第11章 高齢者ケア政策におけるケアの質の保障
    はじめに
    I 社会的ケアの質の評価システム一行政評価と事業者評価
     1 行政評価
      (1) PAF指標による自治体の業績の測定と格付け評価
      (2)連立政権によるPAFの廃止とASCOF指標
      (3) ASCOFを中心にした現在の自治体評価の枠組み
     2 事業者評価
      (1) 2000年ケア基準法による全国最低基準
      (2)2008年医療社会的ケア法による「質と安全に関する基本的基準」
      (3) CQCによる2015年以降の「基礎基準」による評価
      (4) CQCによる社会的ケアの事業者評価結果
      (5)ケアの質に関する統合的な戦略(Quality matters)
    II 2018年現在の高齢者ケアの質-ケア市場の現状
      (1)自治体による事業者のサービスの購入(コミッショニング)の問題
      (2)事業者の経営が困難となっている問題
      (3)質の良い介護労働者の確保や継続が困難となっている問題
      (4)インフォーマルな介護者の負担が増加している問題
    Ⅲ 質確保に向けた課題一ケア市場の機能不全と質保障の体系化
    [資料]ジョー・コックス委員会報告書〔2017年12月〕
    アイルランド 
    基礎データ
    はじめに  福祉国家類型論からみたアイルランド
    第1章 アイルランドの社会制度
    I 社会福祉制度の成り立ち
    II 教育システムの概要
    第2章 アイルランド共和国・北アイルランドの医療制度
    および近年の状況
    第3章 アイルランド共和国の住宅政策
    はじめに
    1 資産ペースの福祉としての住宅
    II 資産価格のケインズ主義としての住宅政策
    Ⅲ 世界金融危機以降の住宅政策-21世紀初頭の新自由化と金融化の加速
    Ⅳ 結論
    第4章 アイルランド共和国・北アイルランドのソーシャル-
    ワークについて一政策・実践・教育
    はじめに
    I 1921年以前のソーシャルワークおよび社会政策
    II 南北アイルランド分割の影響
     1 アイルランド共和国
     2 北アイルランド
    Ⅲ 現代のソーシャルワーク政策と実践の問題
     1 ソーシャルワークの教育
     2 ホリスティックかつ人権に根ざした実践
     3 グローバルに考えることの重要性
    IV 結論
    第5章 アイルランド共和国における医療ソーシャルワーク
    I 医療ソーシャルワークの進化
    II 医療におけるソーシャルワークの役割
     1 病院勤務のソーシャルワークの役割
     2 プライマリーケアにおけるソーシャルワークの役割
    Ⅲ 医療ソーシャルワークの現在の課題
     1 競合する複数のプロフェッショナルパラダイム
     2 切り詰められる経済資源
    IV 結論一医療分野のソーシャルワークの将来に関して
    第6章 アイルランド共和国の高齢化社会におけるソーシャルワーク実践への挑戦
    はじめに
    I 高齢化,多様化,高齢者差別への取り組み
    II 高齢化に関連する課題について
    III 高齢者とのソーシャルワーク実践の枠組み
    IV「ケアプラン会議」一高齢者との連携モデル
    V 結論
    第7章 アイルランド共和国・北アイルランドにおけるメンタルヘルスーソーシャルワーク・政策・法
    はじめに
    I ソーシャルワーク,精神保健法,メンタルヘルス政策
    II 決定能力をめぐる問題
    Ⅲ メンタルヘルスのモデル
    IV リカバリ・アプローチ
    V リスク,意図的な自傷行為,自殺
    VI 結論
    第8章 アイルランド共和国と北アイルランドにおける成人保護政策と実践一ソーシャルワーカーの役割とクリティカルな視点
    I 背景
    II 高齢者虐待と成人の保護についての概念の変遷
    Ⅲ 成人保護サービスの歴史的発展
     1「高齢者虐待」から「脆弱な大人」への移行
     2 虐待とは何を指すのか?
     3 脆弱性を持つ人:特別な考慮事項
     4 保護(Safeguarding)の定義
     5 成人保護の組織モデル
     6 脆弱な成人保護をめぐる政策
    IV 北アイルランドにおける成人保護サービス