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書誌詳細
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中南米
- 著者名宇佐見耕一, 岡伸一, 金子光一 [ほか] 編集代表
- 出版者旬報社
- 出版年2019
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0075148
- 請求記号S 70//Sh69//10
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 著者名宇佐見耕一, 岡伸一, 金子光一 [ほか] 編集代表
- 著者ヨミウサミ,コウイチ
- 目次刊行にあたって
序 章 ラテンアメリカの福祉研究の斑点
はじめて
I 福祉レジームの観点から
1 大きな場内格差
2 ラテンアメリカにおける福祉レジームと社会的保護
II 新たな政策
1 社会福祉・保証部門の民営化・外注化
2 現金給付政策
3 政治学的分析
おわりに
メキシコ
基礎データ
第1章 メキシコの社会保障―社会扶助政策をめぐる政治
はじめに
I 社会福祉制度の概観
1 制度の二分化
2 制度的改革党(PRI)
II 経済白自由化と社会保障改革
I 失われた10年とPRI体制の終焉
2 年金改革と労働法改正
III 新たな公的社会扶助政策の開始
1 条件付き現金給付政策(CTTプログラム)
(1)プログレサの開始
(2)オポルトゥニダデス,プロスペラ
(3)CCTプログラムの実績と評価
2 高齢者福祉
3 民衆保険
IV 社会権と政治利用
1 社会権保障としての社会扶助政策
2 社会扶助政策の政治利用
V ロペス・オブラドールの改革
1 奨学金への一本化
2 高齢者年金の普遍化
むすびにかえて
コスタリカ
基礎データ
第2章 コスタリカの中道から中道左派への政権交代とその社会政策への影響-「前進しよう」の変容と「開発への橋」の始動
はじめに
I 「前進しよう」
1 政治的背景
2 ラテンアメリカにおける条件付現金給付制度の普及
II 「前進しよう」の導入と展開
1「前進しよう」の所得ターゲット
2 条件付現金給付制度「前進しよう」の特徴と変遷
3 中等学校退学の原因
4 市民行動党政権期の社会政策
(1) 2014年大統領・国会議員選挙
(2)市民行動党政権による「前進しよう」制度の変史
(3)「前進しよう」の法律化
(4)「開発への橋」の始動
結びにかえて
ペルー
基礎データ
第3章 ペルーの社会福祉一分断的社会における普遍化への収り組みと課題
I 社会福祉を取り巻く課題
1 2017年国勢調査からみる人口動態
2 自由市場経済のもとで続く安定成長
3 社会状況の改善と中間層の増大
4 包摂型・普遍化への取り組み
5 独立200年に向けた課題
II 制度・政策の展開
1 分断的な社会構造
2 制度変遷の概要
III 社会福祉の現状
1 食糧支援・貧困対策等
条件付き現金給付プログラムJUNTOS
2 公的年金制度
(1)半拠出型の社会年金制度(SPS)
(2)非拠出型年金制度「年金65」
(3)抜本的な改革が求められる年金制度
3 医療
(1)社会健康保険(EsSalud)
(2)総合医療保険(SIS)
(3)国民皆保険制度(AUS)へ
おわりに 社会福祉の普遍化の課題
フォーマル収用の拡大
ボリビア
基礎データ
第4章 ボリビアの社会福祉一脆弱な経済と多民族社会における制度改革の試み
はじめに
I ボリビアの歴史背景
1 経済構造と改革・再改革
2 社会構造
II ボリビアの社会福祉制度の概要
1 年金制度
2 その他の直接現金給付や社会扶助制度
3 医療制度
Ⅲ 年金制度改革
1 1980年・代までの年金制度
2 1990年代の年金制度改革
3 エボ・モラレス政権下の再改革
IV 医療制度
1 医療実施体制
2 医療保険
3 伝統医療
おわりに
ブラジル
基礎データ
第5章 転換の予兆を見せるブラジルの社会福祉・
はじめに
I ブラジルの社会福祉制度の概観
1 ブラジルの社会福祉制度や政策の展開
2 民脱化後のブラジルが志向してきた福祉レジーム
II ブラジルの社会福祉の状況
1 年金
2 保健医療
3 社会扶助・貧困対策
4 教育
5 収用・労働
Ⅲ 福祉レジーム転換の可能性 ボルソナーロ政権の誕生
1 両極化した2018年の大統領選挙
(1)“ファシズム”への「恐れ」
2 労働者党に対する「反感」
3 イデオロギー色の強いボルソナーロ政権の今後
(1)右派・保守のイデオロギー
(2)ボルソナーロ政権の今後
おわりに
チリ
基礎データ
第6章 チリにおける社会保障・社会福祉制度の形成と展開一先進国化への道と新たな連帯の模索
I チリの経済社会状況と社会福祉制度の概観
1 堅実な経済成長と貧困の緩和
2 先進国化への道となお残されている課題
(1)社会保障・社会福祉制度の充実と人口動態の変化
(2)残されている課題
II 社会保障・社会福祉制度の形成と発展
1 福祉制度の萌芽・形成期 (19世紀末-1940年代)
2 福祉国家の追求期 (1950-70年代)
3 ネオリベラリズム型福祉への転換(1980年代)
4 社会的債務の補填期(1990年代)
1 ウルグアイの政治状況
2 経済状況
3 ウルグアイの社会福祉
(1)年金制度
(2)失業保険
(3)健康保険
(4)家族手当
II 条件付き現金給付の導入
1 経済危機への左派政権の対応「国家緊急社会事態対応計画(PANEs)」
(1)計画の中核をなす条件付き現金給付「市民の所得(Ingreso Ciudadano)」
(2)より恒久的な「公平のための計画」(Plan de Equidad)
おわりに
アルゼンチン
基礎データ
第8章 アルゼンチンにおける社会保障制度の変容
-インフォーマルセクターを包摂する社会的保護
はじめに
I 民主化以降の政治・経済
1「失われた10年」と新自由主義社会・経済政策
2 経済危機と社会運動の高揚
3 左派政権の成立
II アルゼンチンの社会保障 限定的保守主義レジーム
1 保守主義レジーム十インフォーマルセクター
2 1990年代社会保障新自由主義改革
Ⅲ 新たな社会扶助政策
1 ワークフェアー・条件付き現金給付政策
2 失業世帯主プログラム
3 普遍的子ども手当
4 年金モラトリアム
5 アルゼンチンにおける21世紀社会福祉政策の特徴
6 左派政権からマクリ中道右派政権へ
おわりに
執筆者