入門・社会調査法 : 2ステップで基礎から学ぶ
- 著者名轟亮, 杉野勇, 平沢和司編
- 出版者法律文化社
- 出版年2021.4
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況 貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号9012886
- 請求記号361.9//To18//4ed
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
- 所蔵館本館
- 配架場所 選定図書
- 所蔵状態所蔵点検済
書評
「データ活用」推薦図書
- 記入者
- 記入日2023年02月24日
書誌事項
- 書名入門・社会調査法 : 2ステップで基礎から学ぶ
- 書名ヨミニュウモンシャカイチョウサホウ
- 著者名轟亮, 杉野勇, 平沢和司編
- 著者ヨミトドロキ,マコト
- 版第4版
- ISBN9784589041418
- 出版地京都
- 出版者法律文化社
- 出版年2021.4
- ページxviii, 249p
- サイズ21cm
- 注記文献リスト: p227-241
- 件名社会調査
社会調査
- 目次基 礎
社会について「正しく」知ること001
社会データの重要性/社会データのリテラシー
社会調査の定義003
私たちの社会調査との関わり005
調査目的による社会調査の分類007
発 展
公的統計と統計調査009
国勢調査010
いろいろな調査のデザイン012
社会調査の実像013
横断的調査/比較調査/繰り返し調査/パネル調査
社会調査士制度と調査倫理016
〔資料〕一般社団法人社会調査協会倫理規程
第 2 章
社会調査の種類
質的調査と量的調査とは?
基 礎
社会調査を分類するさまざまな軸021
vi
調査の方法と分析の方法/統計的調査と非統計的調査・標本調査と事例
調査
量的調査と質的調査023
量的調査/質的調査
質的調査の特徴025
語られたものや語ることの重視/調査者と調査対象者の関係の重視/
調査の継続性・反復性とラポール/信頼性と妥当性についての考え方
Mixed Method 031
発 展
全体とケース選択032
さまざまな水準での「量的/質的」区別033
客観性・信頼性033
エスノグラフィーの質の基準としての厚い記述034
「質的/量的」という区別への批判 034
第 3 章
社会調査のプロセス
アイディアから後かたづけまで
基 礎
調査の全体像を把握する036
それぞれのステップを理解する039
構想・計画/準 備/実 査/データの入力と点検/分 析/報 告/
データの管理
発 展
既存研究の探し方044
報告書の作成046
第 4 章
社会調査のデザイン
因果分析を念頭に調査を設計するには?
基 礎
何を知りたいのか047
リサーチ・クエスチョンを育てる/記述的な問いと説明的な問い/変
目 次 vii
数と分布
どのように検証するか050
因果関係とは/疑似相関と変数の統制/理論仮説・作業仮説とその検
証/測定の信頼性・妥当性
発 展
仮説を正確に検証するにはどうしたらよいか056
反実仮想モデル/無作為割付実験と重回帰分析/選択バイアスと母集
団の設定/調査類型の選択
より良い調査研究とは059
第 5 章
実査の方法
どのようなデータ収集法を選べば良いのか?
基 礎
データ収集法選択の基準061
調査票調査におけるデータ収集法の重要性/データ収集法を選ぶ基準
さまざまな調査モード065
調査員の関与の程度/他記式調査/自記式調査
適切なデータ収集法の選択075
発 展
インターネット法を用いた調査の実際とその問題点076
オンラインパネル調査の可能性078
インターネット法を活用するための Mixed Mode 079
第 6 章
調査票の作成
質問の作成からレイアウトまで
基 礎
調査票の作成について学ぶ理由082
調査票はどのような構成をとるか083
質問の作成にいたる手順084
どのような質問形式を選ぶか085
質問を作成するときの留意点087
viii
曖昧な表現を使わない/ダブルバーレル質問をしない/難しい用語を
使わない/誘導的な表現を使わない/黙従傾向に注意する
質問の配置にかんする留意点090
回答者の心理的負担を小さくする/キャリーオーバー効果に注意する
/回答選択肢の順序に注意する
発 展
ワーディングが回答に影響を及ぼす実例093
調査票のレイアウト093
第 7 章
サンプリング
対象者はどのように選べば良いのか?
基 礎
なぜ対象者の選び方が重要なのか097
標本調査の必要性と役割/ランダムではない種々の抽出法
無作為抽出法099
すべての人を同じ確率で....../無作為抽出標本だけにできること
標本抽出枠とカバレッジ誤差102
実行可能性や利便性への配慮104
多段抽出/訪問費用の抑制と誤差の増大/地点の選び方と最終的な個
人の抽出確率/系統抽出
層化抽出107
無作為標本からの乖離108
発 展
名簿を使わないサンプリング111
系統抽出の実際111
事前の重みづけと調査後の調整112
第 8 章
調査の実施
郵送法・個別面接法・インターネット調査
基 礎
郵送法実査を運営する115
目 次 ix
郵送法の手順116
事前予告/電話での応対/調査票と依頼状の送付/回 収/督促(催
促)/フィードバックとお礼
発 展
個別面接法実査を運営する122
事前の準備/調査員のトレーニング/訪問と面接/調査員の管理
インターネット調査の技法126
実査の「良い結果」とは128
回収率について/実査の方法研究の必要性
調査プロセスを総合的に管理する129
〔資料〕事前予告状
第 9 章
データの電子ファイル化
大切な正確性と一性
基 礎
データの構造化の流れ133
実査の前のコード化134
コード体系(コード構造)の構築/有効でない回答/多項選択方式の
コード構造
実査におけるコードの適用138
実査終了後の作業139
調査票のエディティング/データの入力/データファイルのエディテ
ィング(データクリーニング)
アフターコーディング144
後からコードの適用を行う/後からコードを構築する
発 展
コーディングの容易なものと難しいもの146
二重データ入力による入力ミスの検出147
データの重みづけと補定148
x
第 10 章
データの基礎的集計
たくさんの情報を要約する
基 礎
変数の種類149
尺度の水準による変数の分類
質的変数の要約152
量的変数の要約152
代表値/散布度/ばらつきを考慮して比較する/中央値に対応するば
らつきの指標とグラフ
発 展
歪度と尖度161
質的変数の散布度162
第 11 章
統計的推測
見えない「全体」に対する想像力
基 礎
理論的に推測するために164
標本抽出分布165
標準誤差167
標準誤差と信頼区間/未知の母分散の推定
母平均の区間推定とは169
不偏分散と t 分布/信頼区間の式と標準正規分布/ t 分布を用いた信
頼区間の式/信頼水準と信頼区間の幅
統計のテストをします173
帰無仮説と背理法/検定の具体例と一般形/目に見える誤りと目に見
えない誤り
発 展
推定の精度と母集団の大きさ179
特定の信頼区間の当否179
分散にも標本抽出分布がある179
両側検定と片側検定180
目 次 xi
検定と区間推定の関係180
第 12 章
変数間の関連
データを分析する
基 礎
変数間の関連を探るとはどういうことか182
変数の種類と分析方法183
散布図の作成と相関係数184
散布図の作成/相関係数
クロス表の作成と連関の指標187
クロス表の作成/連関の指標と独立性検定
発 展
相関係数の検定195
生態学的誤謬195
重回帰分析196
第 13 章
調査倫理とデータの管理
調査のフィナーレまでしっかりと
基 礎
調査倫理198
なぜ調査倫理を考えるのか/FFP(特定不正行為)/QRP(好ましく
ない研究行為)/インフォームド・コンセント/個人情報保護/不正
行為防止に対する取り組み
データの管理204
回収原票の保管/回収原票の廃棄/研究の再現可能性/二次分析
発 展
データリンケージ207
出版バイアス207
IRB 208
データアーカイブ209
公的統計の公開209
xii
第 14 章
社会調査の意義と今日的課題
私たちはいま何を考えるべきか?
基 礎
社会調査の困難211
抽出台帳閲覧制限問題/回収率低下問題/調査不能の理由/一時不在
と調査拒否の背景
社会調査への協力215
調査の社会的利益/社会のなかでの社会調査/社会調査への協力
データと分析の質の問題218
問いの高度化による困難/無作為抽出ができないときの対応
社会調査を学ぶ意義220
発 展
調査者 被調査者の関係221
ある調査拒否の例/似田貝 中野論争/中野に対する安田のコメント
社会調査小史224
海外の先駆的調査/日本の先駆的調査
文献リスト
事項索引