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書誌詳細
食べる時間でこんなに変わる時間栄養学入門 : 体内時計が左右する肥満、老化、生活習慣病
- 著者名柴田重信著
- 出版者講談社
- 出版年2021.8
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計1
所蔵事項
- 登録番号0076081
- 請求記号498.56//Sh18
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名食べる時間でこんなに変わる時間栄養学入門 : 体内時計が左右する肥満、老化、生活習慣病
- 書名ヨミタベルジカンデコンナニカワルジカンエイヨウガクニュウモン
- 目次第1章 体内時計とはなにか
1‐1なんとなく感覚的にわかっている、時間と栄養の関係
一晩寝かした「朝」と「カレー」の関係/やみつきになる「深夜」と「ラーメン」の関係
1‐2体内時計は体のどこにあるのか
視交叉上核の「主時計」/大脳皮質や海馬などの「脳時計」/臓器などの「末梢時計」/腹時計と予知行動リズム
1‐3時計遺伝子の働き
時計遺伝子はどのように発見、研究されてきたか/制御遺伝子と実行遺伝子の生理的なリズム
1‐4時計の3要素と同調
体内時計の「周期」は24時間ではない?/年齢差もある「振幅」/睡眠と深くかかわる「位相」/同調で時計のずれを修正
1‐5朝型人間と夜型人間
朝型、夜型は遺伝で決まる?/夜型の方が肥満になりやすい?
第2章 時間栄養学――「いつ」「何を」「どう」食べるかで体が変わる
2‐1食べるものが体内時計に影響
シジミは睡眠も改善?/豆類や大豆加工食品で早寝早起き体質に?/豚肉、ホタテ、イカは目覚めを良くするかも/タンパク質豊富な朝食を摂っておくと、夜良く眠れる?/ストレスにGABAやテアニン/青魚で目覚めすっきり?/赤ワインで夜型生活も肥満も改善!?/食物繊維たっぷりの朝食は体内時計を整える/朝はご飯と魚で体内時計をリセット/肥満を抑え、体内時計も整える柑橘類/年齢別ザクロの食べどきり!?/朝の目覚めに、緑茶や赤ワインの成分/生薬や漢方薬
2‐2体内時計が食・栄養の働きをコントロール
トマトの抗酸化作用/朝ごはんの魚と脂肪肝/ゴマと脂質代謝/夕食時の緑茶は血糖値を抑える?/牛乳や卵は筋肉には午前、骨には夕方/朝ごはんの定番、納豆は夕食でもさまざまな効果が/ゴボウは朝に?
第3章 食物繊維を摂るタイミングで、血糖値や腸内細菌はどう変わるか
3‐1腸内細菌は1日のなかで大きく変動する
朝の食物繊維が腸内細菌に良い理由/サプリメントより食品が良いことも/快便と朝ごはん/糖尿病、
秘と腸内細菌
3‐2血糖値も1日のなかで変動する
夕食の血糖値には要注意/夕食時のお茶は習慣に/朝食の食物繊維は昼食、夕食にも効果的/効きやすい人、効きにくい人
3-3間食は摂った方がいい!?
間食の効能/間食の摂り方は夕食時の血糖値に影響/罪悪感なし! 攻めの間食/夜食を摂るなら
第4章 体内時計と代謝――間食は摂ったほうが体にいい?
4‐1 3大栄養素の代謝
(1)脂質代謝(やっぱり夜は脂肪を控えめに/昼ごはんで中性脂肪量は高くなりにくい/体内時計と中性
(2)糖質代謝(朝さかんな糖の吸収/夜の高血糖)
(3)タンパク質・アミノ酸代謝(タンパク質摂取は朝がポイント)
4.2体内時計を考えた朝、昼、夕食
食事の摂り方が朝型、夜型を左右する/夕食が遅くなるときは/何時にどう食べるかが健康のカギ/食事の回数/体重を減らしたければたっぷりの朝ごはんを/メタボ改善には、朝食開始から夕食終了までを短時間に/同じものなのに、食べる時刻で血糖や肥満に差が/ゆるい絶食で安全な痩せ方も/寝る前に食べると太る、科学的理由/朝食内容と睡眠の密接な関係
第5章 時間調理学――時間によって調理を変えると体も変わる
5‐1時間と調理法(焼く調理法、茹でる調理法、煮る調理法、炒める調理法、揚げる調理法、蒸す調理、和える調理法)
5‐2調理時間が少ない朝でも
加工品も上手に使う/手軽なものも取り入れて
5‐3工夫が必要な夕ごはん
食事時間が遅いなら/カルシウム不足は夕食の調理法がカギ
第6章 ライフステージ別の体内時計――胎児から高齢者まで
6‐1胎児期から幼児期への時間栄養学
6‐2学童期から青年期の時間栄養学
体内時計と肥満や成績/児童の孤食と早寝起き/食内容によるメンタルや知識の傾向/青年期の朝食と肥満
6‐3壮年期の時間栄養学
朝食抜きのリスク
6‐4高齢者の体内時計
主時計の老化/末梢時計と加齢/皮膚と老化
6‐5高齢者と筋肉
朝ごはんと筋肉量/運動時間帯と高齢者の筋肉量/研究が進むフレイルとタンパク質摂取
6‐6骨粗鬆症と時間栄養学
薬をのむ時間/骨には食物繊維も重要
6‐7高齢者の睡眠
睡眠には薬より光!?/睡眠に朝のアミノ酸/緑茶はいつ飲むか/睡眠とポリフェノール、乳酸菌
第7章 時間薬理学――なぜのむ時間が決まっているのか
7‐1薬と体内時計
薬は体内の環境でどう動いていくか(①吸収が高くなる時間 ②肝臓と腎臓での代謝リズム ③分布と
結合性リズム ④排泄リズム)/体内時計が薬の効果に及ぼす作用
7‐2高血圧、花粉症、高コレステロール……。さまざまな治療薬の効果的な時間
高血圧薬は遅い時間に?/気管支喘息/花粉症/消化性潰瘍/高コレステロール血症/骨粗鬆症/飲み忘れをなくす
第8章 時間運動学――朝の運動と夕の運動で脂肪の燃え方が違う!?
8‐1体内時計と運動の関係
運動効果は朝夕で変わるのか/運動のタイミングで体内時計が変わる/季節や昼夜で変わる運動パフォー
8‐2運動は体へどう影響を及ぼすか
運動時刻による血圧の下がり方/高血圧のタイプ別、運動効果
8‐3筋肉に効果的な運動時間
運動してから食べるか、食べてから運動するか/リハビリに適した時間
8‐4血糖値と運動
糖尿病と運動時間/予防としての血糖値コントロール
8‐5脂肪燃焼に効果的な運動タイミング
脂肪を燃やすなら朝食前に運動?/夕方は夕方で脂肪は燃える
8‐6朝の運動とメンタル機能
第9章 体内時計の不調による、さまざまな「時差ボケ」
旅行などでの「一過性の時差ボケ」/週末と平日の違いからくる「社会的時差ボケ」/崩れた生活リズムは1週間では取り戻せない?/朝食抜きの「朝食時差ボケ」/仕事による「シフトワーク時差ボケ」/シフトワークに
向いているタイプ/体内時計に合わせた働き方
付録章 AIと時間栄養学
時間栄養学の個別化/アプリでよりきめ細かいアドバイス/AIと時間栄養学の未来
あとがき 参考図書 さくいん