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オープンダイアローグ : 私たちはこうしている

  • 著者名森川すいめい著
  • 出版者医学書院
  • 出版年2021.9

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0077256
  • 請求記号S 02//Mo51
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 福祉
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名オープンダイアローグ : 私たちはこうしている
  • 書名ヨミオープンダイアローグ
  • 著者名森川すいめい著
  • 著者ヨミモリカワ,スイメイ
  • ISBN9784260048033
  • 出版地東京
  • 出版者医学書院
  • 出版年2021.9
  • ページ194p
  • サイズ21cm
  • 件名集団療法
    オープンダイアローグ
  • 目次はじめに
    序章 オープンダイアローグはこうして生まれた
      診断と治療だけでは助けにならなかった
      オープンダイアローグの根源
      ケロプダスがオープンダイアローグを知らなかった頃
      オープンダイアローグが生まれた日
      Need-Adapted Treatmentと何が違うのか
      ビルギッタの一言
      ゴールは「対話そのもの」
      医学から対話へ
      まずは病棟で話を聞くことから
      話したい場所で聞く
      最初の調査
      オープンダイアローグは1日で誕生する
      Column 「私たちのやり方を真似しないでください」
    第1章 ふたつの土台
      実際の「対話セッション」の様子1
     1 その人のいないところでその人の話をしない
      申し送りも相談も「その人のいるところで」
      「支援する/される」という力関係が対話を阻害する
      困っているそのスタッフが「本人」
      子どものことで相談している家族が「本人」
     2 1対1で話さない――専門スタッフは2名以上
      専門職の意見が一致しないことが大切
      ひとりで対話をする工夫――私のやり方
      Column 7つの原則をどう考えるか
    第2章 つねに意識しておきたいこと
     1 一人ひとりが特別
      「接遇」以前のこととして
      話す機会を公平にする
      優劣のない関係性を守る
      「現場で決めていけないこと」だけを決める
      垂直の関係性を意識する
      相手の考えはつねに自分の理解を超えている
      「理解しようとする」態度そのものが助けになる
     2 ポリフォニーを意識する
      不安が声を押さえ込んでしまう
      自分の楽器を持ってジャズのセッションに参加する
      スタッフもまたひとりの奏者として
     3 不確かさの中に留まる
      すぐに答えに飛びつかない
      こう言って不確かさに留まる――私のやり方
      プロセスを信頼する
     4 透明性を保つ
      自分がどう思ったか話す「責任」が専門職にはある
      質問さえ脅威になる
      リフレクティングと透明性
      専門職がひとりのときにはどうするか
      Column 話すスペースをつくる
    第3章 対話の場を設定する
     1 いつ行うか
      即時に応答する
      電話を受けることに集中できる体制をつくる
      電話口にはシフト表――その場で決める
     2 誰を招くか
      招待するという感覚
      4つの質問をしてみる――ソーシャルネットワークが見えてくる
      最初から参加も、途中から参加も
      対話の場に医師が参加することは少ない
      担当スタッフはずっと同じ
     3 準備はしない
      事前の打ち合わせ、事後のカンファレンスはしない
      すべては「その場」で考える
      「いないところで話す」必要があったらどうするか
      対話中はメモをとらない
     4 どこに座るか
      本人が話したいと思う場所にする
      輪になって話す
      座る席を選んでもらう
     5 時間はどうする
      60分でさえ難しい……
      対話のあとに対話が続くことが大事
      必要があれば連日開く
      時間差で対話する
      Column 精神科訪問看護を利用してみよう
    第4章 セッションを始めよう!
     1 オープニング
      チェックインを確認する
      自己紹介を2回するくらいのていねいさ
      対話の場を温めるための準備運動
      最初に経緯と期待を聞く
      2回目以降はどう聞くか――私のやり方
     2 全員の声を聞く
      なぜ全員に聞くのか
      それぞれの必然性に従った「公平」
      ひとりで話したいと言われたら――私のやり方
     3 リフレクティング
     4 クロージング
      細心の注意が必要
      最初に終わりの時間を確認する
      残り15分でどうするか
      最後は本人たちの声で終える
      むずかしい対話場面の終え方
      次を決めることでチェックアウト
      Column 統合失調症の患者数はさらに減る
    第5章 対話を促進させる工夫
     1 話すことと聞くことを分ける
      たとえばこんな言い方をする
      話す順番の決め方
      誰が話者なのかを明確に示す
     2 話したいことを話せるように
      臨床でよくある場面
      ジャッジされたら二度と話さなくなる
      話したいことと話したことは違うかもしれない
      話を聞くことで精神状態が不安定になるとは?
     3 話し手が自分の声を聞くのを助ける
      話していることをいちばん聞いている人は誰か?
      間にはさまざまなものが生まれる
      沈黙に戸惑ったら聞けばいい
      聞いたことを繰り返してみる
     4 精神医学的問題をどう扱うか
      診断名はいったん脇に置く
      妄想は結果
      最初の3回は抗精神病薬を処方しない
      ケロプダス病院での薬の位置づけ
      抗精神病薬をやめるときは慎重に
      睡眠薬は最初から数日間処方することがある
      「そのように感じたのはいつからですか?」
      Column 暮らす場所によって薬の量は変わる
    第6章 リフレクティングを身につける
      実際の「対話セッション」の様子2
     1 リフレクティングはなぜ必要なのか
      専門職の意見は聞きたいが……
      リフレクティングという工夫
     2 リフレクティングの基本的な考え方
      内的会話と外的会話
      「話す」と「聞く」を構造的に分ける
     3 リフレクティングに役立つ小さな工夫
      やってはいけないこと
      アバウトネスではなくウィズネスで
      話された言葉をそのまま使う
      話されなかったことは話さない
      ちょうどよい差異を意識する
      リフレクティングチームの話は短めに
      参加者は聞いていなくてもいい
      2回目の中断があったらリフレクティングはやめる
      視線は合わせない
     4 リフレクティングの始め方と終え方
      始めるタイミングは?
      ていねいな言葉で始める
      本人たちの声で終わる
      Column あるリフレクティング
    第7章 対話的な組織になるために
     1 対等に対話をする試み
      先生と呼ぶのをやめてもらった
      スタッフ間での会議を対話的にした
      私自身が対話のトレーニングを行った
     2 組織としてのチャレンジ
      仲間づくり
      対話トレーニングプログラムをつくった
      話し合い続ける
      Tolerance of Uncertainty(あきらめない)
      Column 1回目は意思決定をしない会議
    おわりに
    著者紹介