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トコトンやさしい乾燥技術の本

  • 著者名立元雄治, 中村正秋著
  • 出版者日刊工業新聞社
  • 出版年2021.10

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0076253
  • 請求記号571.6//Ta94
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架5
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名トコトンやさしい乾燥技術の本
  • 書名ヨミトコトンヤサシイカンソウギジュツノホン
  • 著者名立元雄治, 中村正秋著
  • 著者ヨミタテモト,ユウジ
  • 叢書名B&Tブックス. 今日からモノ知りシリーズ
  • ISBN9784526081637
  • 出版地東京
  • 出版者日刊工業新聞社
  • 出版年2021.10
  • ページ159p
  • サイズ21cm
  • 注記参考文献: p157
  • 件名乾燥
    乾燥
  • 目次第1章
    身近にある乾燥技術
    1 乾燥操作とはどのような操作か「乾燥と脱水のちがい」
    2 乾燥操作はどのようなときに行われるか「乾燥する目的」
    3 家庭にある乾燥機の仕組み「熱を発生させる、熱を与える」
    4 乾燥操作のはじまりは自然乾燥「産業革命以前の乾燥操作」
    5 機械式乾燥(人工乾燥)の発展「産業革命以降は機械化が進む」
    6 食品を乾燥するのはなぜか「保存しやすく、輸送しやすく、さらにおいしく」
    7 食品製造工程での乾燥「穀類、砂糖、インスタントコーヒー」
    8 製薬工程での乾燥「成分を均等に含んだ顆粒を作るための乾燥」
    9 洗浄工程での乾燥「洗浄したときに表面についた水を乾燥」
    10 陶磁器・ファインセラミックスの乾燥「割れや変形を防ぐ・均質な原料顆粒を作る乾燥」
    11 紙の製造工程での乾燥「シート状のものを多量に乾燥」
    12 木材の乾燥「品質を重視した長時間乾燥」
    13 有機汚泥の乾燥「水分を減らして有効利用を目指す乾燥」
    14 衣料品製造工程での乾燥「衣料品を染色するときの乾燥」

    第2章
    乾燥操作の基本原理を知る
    15 水分量をどのように表すか「含水率の表し方」
    16 乾燥する対象物の量をどのように表すか「乾燥する対象物の量」
    17 乾燥の速さをどのように表すか「乾燥の速度」
    18 乾燥には熱が必要「蒸発熱」
    19 加熱方法①加熱した空気を当てて加熱「対流伝熱による加熱」
    20 加熱方法②加熱した棚や壁と接触させて加熱「伝導伝熱による加熱」
    21 加熱方法③加熱した物体から出る熱線で加熱「放射(ふく射)伝熱による加熱」
    22 加熱方法④電子レンジやニクロム線の加熱「マイクロ波加熱、通電加熱」
    23 乾燥はどのように進むのか?「質量と温度の変化」
    24 乾燥する対象物の表面で水分が蒸発「定率(恒率)乾燥期間」
    25 乾燥する対象物の内部で水分が蒸発「減率乾燥期間」
    26 定率乾燥期間と減率乾燥期間の境界の含水率「限界含水率」
    27 水分を完全になくすことは難しい「平衡含水率」
    28 定率乾燥期間が長く続くものはどのようなものか「定率乾燥期間か減率乾燥期間か」

    第3章
    乾燥操作と空気の性質の関係を知る
    29 乾燥のしやすさと空気はどのようにかかわっているか「乾燥操作と空気」
    30 空気中に含むことのできる最大限の水蒸気量「飽和水蒸気圧」
    31 日常的に用いられる湿度「相対湿度(関係湿度)」
    32 乾燥操作でよく用いられる湿度「絶対湿度」
    33 空気中におかれた水塊を出入りする熱量のバランス「湿球温度」
    34 水蒸気を含む空気を冷やすと結露する「露点」
    35 空気の性質を図表で表す「湿度図表」
    36 温度変化にともなう湿度の変化を読み取る「温度と湿度の関係を湿度図表で求める」
    37 湿球温度を読み取る「湿球温度を湿度図表で求める」
    38 露点、結露する水分の量を読み取る「露点を湿度図表で求める」
    39 空気の湿度を下げる方法「吸着方式と冷却方式による除湿」

    第4章
    乾燥を速くする方法
    40 定率乾燥速度—対流伝熱による「対流伝熱乾燥のときの定率乾燥速度を式で表現」
    41 流速を上げて定率乾燥速度を上げる「熱伝達係数が大きくなる」
    42 温度を上げて定率乾燥速度を上げる「熱源と乾燥する対象物との温度差を大きくする」
    43 湿度を下げて定率乾燥速度を上げる「乾燥する対象物の温度(湿球温度)が下がる」
    44 乾燥する対象物を小さくして乾燥速度を上げる「乾燥する対象物の表面積を増やす」
    45 定率乾燥速度と限界含水率の関係「限界含水率の変化」
    46 乾燥する対象物によって減率乾燥速度が変わる「減率乾燥速度」
    47 伝導伝熱および放射伝熱のときの乾燥速度を上げる「伝導伝熱・放射伝熱による乾燥速度」

    第5章
    さまざまな乾燥機とその選定
    48 加熱した空気を当てて乾燥する乾燥機「対流伝熱式の乾燥機」
    49 加熱した棚や壁、熱線によって乾燥する乾燥機「伝導伝熱式、放射伝熱式の乾燥機」
    50 乾燥する対象物の量による乾燥機の使い分け「回分(バッチ)操作と連続操作」
    51 乾燥する対象物の形状による乾燥機の使い分け「対象物の形状と乾燥機」
    52 液体・微粒子懸濁液状のものの乾燥機「噴霧乾燥機、円筒乾燥機、流動層乾燥機」
    53 泥状・粒状のものの乾燥機「気流乾燥機、撹拌乾燥機」
    54 塊状・粒状のものの乾燥機「回転乾燥機、通気竪型乾燥機、伝熱管付き回転乾燥機」
    55 粉状・粒状のものの乾燥機「流動層乾燥機、多段円盤乾燥機、円筒撹拌乾燥機」
    56 フレーク状・繊維状のものの乾燥機
    「通気バンド乾燥機、振動流動層乾燥機、箱型通気流式乾燥機」
    57 特定形状のものの乾燥機「台車トンネル乾燥機、箱型平行流式乾燥機」
    58 シート状のものの乾燥機「多円筒乾燥機、噴出流乾燥機」
    59 乾燥するときに真空にすると何が変わるか「乾燥における真空操作」
    60 食品原料などの形・成分を保持しつつ乾燥「真空凍結乾燥機」

    第6章
    乾燥操作で注意すること
    61 乾燥には多量の熱が必要である「乾燥に必要な最低限の熱量を求める」
    62 乾燥機に加えた熱がどの程度有効に使われるか「熱効率を上げる」
    63 乾燥機から排気される空気の熱を有効に使う「省エネルギーにつとめる」
    64 乾燥する対象物の温度は乾燥時にどのようになるか「対象物の熱変質に注意する」
    65 乾燥するときの変形や収縮はなぜ起こるのか「乾燥するときの変形に注意する」
    66 空洞化した製品、均質な製品を得るための条件「形状を制御する」
    67 乾燥できないときに注意することは何か「乾燥できない原因を探す」
    68 乾燥する対象物を増やすときに注意すること「より多くの量を乾燥するときの注意点」

    【コラム】
    ●食品産業を変えたインスタントラーメン
    ●食品の腐敗しやすさを表す「水分活性」
    ●エアコンのドライ機能
    ●乾燥速度を上げて効率よく乾燥することが常に正しいか
    ●液体を存在させない乾燥方法—真空凍結乾燥と超臨界乾燥
    ●乾燥機の事故対策

    参考文献
    索引