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書誌詳細
視覚化する味覚 : 食を彩る資本主義
- 著者名久野愛著
- 出版者岩波書店
- 出版年2021.11
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0077170
- 請求記号IS//1902
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
- 所蔵館本館
- 配架場所
文庫・新書
- 所蔵状態所蔵点検済
書誌事項
- 書名視覚化する味覚 : 食を彩る資本主義
- 書名ヨミシカクカスルミカク
- ページxvii, 204, 7p, 図版 [4] p
- サイズ18cm
- 件名資本主義
味覚
感覚
食品工業 -- 歴史
食品着色料
色彩
視覚
色 (食品)
食品工業 -- 歴史
色 (食品) -- 歴史 -- 近代
視覚
- 目次まえがき
第一部 近代視覚文化の誕生
第一章 感覚の帝国
味と色の瞑想/大量生産時代の到来/感覚産業複合体
第二章 色と科学とモダニティ
消費資本主義の台頭と色彩革命/色彩科学と色の客体化/色のプロフェッショナルの誕生/複製技術と味覚の表象/文字から絵、モノクロからカラーへ/「自然」な色の再現
第三章 産業と政府が作り出す色――食品着色ビジネスの誕生
合成着色料の誕生/産業化する食品着色ビジネス/食品規制が作り出す市場/「おいしそう」は安全か?/赤色の恐怖
【コラム】食品サンプル
第二部 食品の色が作られる「場」
第四章 農場の工場化
「自然な」色の構築/オレンジ産業にみる色と競争優位/オレンジは何色か?/自然と人工の境界
第五章 フェイク・フード
黄色いバターと白いバター/人造バターが脅かす酪農産業/自然の黄色は誰のもの?/偽物を真似る本物/マーガリンの「自然な」色/カラー・ポリティクス
第六章 近代消費主義が彩る食卓
料理本が教えるおいしい色/美しい料理と良妻賢母イデオロギー/色が映す人種と階級/パッケージ化される女性像/便利すぎる商品/インスタント食材とクリエイティビティ
【コラム】和菓子の美学
第七章 視覚装置としてのスーパーマーケット
セルフサービス黎明期の魅せる陳列/スペクタクル化する食品/スーパーマーケットの技術革命/透明性が隠すもの/個人化する買い物と視覚性
第三部 視覚優位の崩壊?
第八章 大量消費社会と揺らぐ自然観
戦後の豊かさと綻び/アースカラーの対抗文化/新しい「自然」の発見/「自然」回帰
【コラム】教育からエンタメへ
第九章 ヴァーチャルな視覚
ネットスーパー/記号化する食/SNSの誕生/揺らぐプロとアマの境界/コンシューマーからプロシューマーへ/「盛る」ための写真/情動を引き出す食
あとがき――感覚論的転回
注