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書誌詳細

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老年看護技術

  • 著者名泉キヨ子, 小山幸代編著
  • 出版者メヂカルフレンド社
  • 出版年2022.8

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0076779
  • 請求記号S 16//I 99
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 福祉
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名老年看護技術
  • 書名ヨミロウネンカンゴギジュツ
  • 著者名泉キヨ子, 小山幸代編著
  • 著者ヨミイズミ,キヨコ
  • 叢書名看護実践のための根拠がわかる
  • 第4版
  • ISBN9784839216924
  • 出版地東京
  • 出版者メヂカルフレンド社
  • 出版年2022.8
  • ページxv, 356p
  • サイズ26cm
  • 注記初版のタイトル: 根拠がわかる老年看護技術
    Web動画つき!
    文献あり
  • 件名老年看護
    看護学
    老人医学
  • 内容動画一覧
    第Ⅲ章 高齢者への生活行動援助のための看護技術
    ・上腕周囲長(AC)の測定
    ・上腕三頭筋皮下脂肪厚(TSF)の測定
    第Ⅳ章
    ・ベッド上でのポジショニング
    ・口腔を清潔にする技術
    ・反復液嚥下テスト(RSST)
    ・改訂水飲みテスト(MWST)
    ・フード(食物)テスト(FT)
    ・頸部聴診法
    ・液体の誤嚥を防ぐとろみ調整食品の使用
    ・唾液腺マッサージ
    第Ⅴ章 認知症のある高齢者を支える看護技術
    ・認知症高齢者の日常場面における意思決定支援
    ・長谷川式認知症スケール(HDS-R)の実施方法
    ・近時記憶障害および見当識障害を伴う認知症高齢者とのコミュニケーション技術
    1)T氏が病棟に入院してきた場面
    2)物盗られ妄想出現の場面
    ・認知症高齢者が保持している生活行動を引き出すコミュニケーション技術
    ・失認(視覚性失認)がある認知症高齢者への対応
    第1章老年看護技術のとらえ方        I
    1.老年看護の目的と老年看護技術(小山幸代)
    ①老年看護の目的
    1)目標1:加齢に伴う身体的・精神的・社会的機能の変化とその変化による生活への影響を最小限にできる
    2)目標2:保持している力を発揮して可能な限り自律した生活が継続でき,満足した人生を送ることができる 
    3)目標3:安楽な死を迎えることができる
    ②老年看護の基本的な視点
    1)高齢者本人への看護
    2)家族を含めた看護
    3)生活環境への働きかけ
    4)社会資源の活用
    5)チームアプローチ
    ③老年看護技術の特徴
    1)看護技術のとらえ方
    2)老年看護技術のとらえ方
    コラム:高齢者のヘルスプ囗モーション
    2.老年看護技術に反映される超高齢社会の現状と老年観の周辺(泉キヨ子)
    ①超高齢社会におけるわが国の高齢者の現状
    1)高齢者の定義と変化のきざし
    2)健康寿命の延伸を阻む病気と認知症高齢者や一人暮らしの増加 
    3)80歳以上が増えている要支援・要介護者
    4)晩年を安心して過ごせるための地域包括ケアシステム
    ②老年観の3つの特徴
    1)老年観の両義性
    2)老年観の多様性
    3)老年観の多重性
    ③老年観としての発達性知能
    ④エイジズム(ageism)と高齢者虐待,サクセスフルエイジング(successful aging)
    1)エイジズム
    2)高齢者虐待
    3)サクセスフルエイジング
    第II章老年看護のための基本技術       
    1.老年看護に必要なアセスメント技術(シェザード樽塚まち子)
    ①高齢者のアセスメントの目的
    ②フィジカルアセスメントに必要な基本的技術
    1)問診
    2)視診
    3)触診
    4)打診
    5)聴診
    ③系統別アセスメント
    1)外観の観察
    2)バイタルサイン
    3)循環器系機能
    4)呼吸器系機能
    5)運動器系機能(脳神経・筋骨格系)
    6)消化器系機能
    7)泌尿器系機能
    8)感覚器系機能
    9)外皮系機能(皮膚・頭髪・爪)
    ④生活機能評価
    1)高齢者総合的機能評価
    2)国際生活機能分類
    3)日常生活動作(ADL)評価
    4)手段的日常生活動作(IADL)の評価
    ⑤精神・心理社会的機能
    ⑥生活歴や社会的役割に関するアセスメント
    ⑦家族に関するアセスメント
    2.老年看護に必要なコミュニケーション技術(干葉京子)
    ①コミュニケーション技術の重要性と看護援助の目標
    ②コミュニケーションにかかわる機能の特徴とアセスメント
    1)コミュニケーションにかかわる機能の特徴
    2)アセスメント
    ③高齢者とのコミュニケーションを促進するポイント
    1)看護師の基本的姿勢
    2)高齢者を社会的存在とするコミュニケーション
    3)感覚機能の低下がある高齢者とのコミュニケーションのポイント
    4)三者間コミュニケーション
    5)社会的スキルトレーニング(social skills training : SST)
    ▼看護技術の実際
    ・難聴のある高齢者とのコミュニケーション
    ・視力低下のある高齢者とのコミュニケーション
    3.高齢者のエンドオブライフを支える看護技術(蛯名由加里・本間礼子)
    ①高齢者にとってのエンドオプライフケアの重要性
    1)エンドオプライフケアとは
    2)高齢者にとってのエンドオプライフケアの重要性
    ②高齢者へのエンドオプライフケアにおける老年看護の役割
    1)エンドオブライフケアを支えるチームケアの必要性と看護の役割
    2)高齢者が望ましい死を迎えるための看護
    3)エンドオプライフケアにおける倫理的課題
    ③高齢者の終末期における看護
    1)終末期のプロセスの理解と看護アセスメント
    2)症状マネジメントと緩和ケア
    3)日常生活行動の援助
    4)臨終畤の援助
    5)家族への援助
    6)ケア提供者自身の悲嘆への対応
    ▼看護技術の実際
    A終末期に起こりやすい呼吸困難,浮腫,悪心・嘔吐の苦痛を軽減する看護技術
    1)呼吸困難
    2)浮腫
    3)悪心・嘔吐
    B身体の清潔を保持するための看護技術
    1)入浴(シャワー浴)
    2)清 拭
    3)陰部洗浄
    C不動による苦痛を緩和する看護鼓術
    D死後の処置
    第Ⅲ章高齢者への生活行動援助のための看護技術
    1.食べる (菅原峰子)            I
    ①高齢者の“食べる”ことの特徴
    ②"食べる"機能の加齢変化
    1)認知・感覚機能の変化
    2)運動機能の変化
    3)咀嚼,嚥下機能の変化
    4)消化機能の変化
    ③高齢者の“食べる”ことに関するアセスメント
    1)アセスメントの目的
    2)“食べる”ことのアセスメント方法
    3)栄養のアセスメント方法
    4)脱水のアセスメント方法
    ④栄養摂取の方法
    1)経口摂取
    2)経管栄養
    ▼看護技術の実際
    A上腕周囲長(AC)の測定
    B上腕三頭筋皮下脂肪厚(TSF)の測定
    C食事の介助
    D経鼻経管栄養法(胃部までのカテーテル挿入)
    E経鼻経管栄養法(栄養剤の注入)
    F胃瘻(栄養剤の注入)
    G胃瘻(瘻孔の洗浄)
    コラム:食事介助の“あたりまえ”とは
    ②排泄する(正源寺美穂・榊原千秋)
    ①高齢者の“排泄する”の特徴と看護援助の目標 
    1)高齢者の下部尿路機能の特徴と生活への影響
    2)高齢者の排便機能の特徴と生活への影響
    3)看護援助の目標
    ②下部尿路機能・排便機能のアセスメント
    1)下部尿路機能のアセスメント
    2)排便機能のアセスメント
    3)排便チェック表のアセスメント
    ②可能な限り自力で安全・安楽に排泄できるよう援助するための看護技術
    1)コンチネンスケア
    2)適切な排泄方法の選択
    3)便秘に対するケア
    4)尿・便失禁の予防
    ▼看護技術の実際
    A骨盤底筋体操
    B排尿誘導法
    3.身体の清潔を保ち,身だしなみを整える(松岡千代)
    ①身体の清潔を保ち,身だしなみを整えることの特徴と看護援助の目標 
    1)身体の清潔を保つことの特徴と看護援助の目標
    2)身だしなみを整えることの特徴と看護援助の目標
    ②高齢者のドライスキンと予防的スキンケア
    1)加齢による皮膚の特徴
    2)ドライスキンと予防的スキンケア
    ③足の清潔を保つための援助
    1)加齢による足の変化
    2)高齢者の足の清潔を保つための援助     (フットケア)
    ④高齢者の入浴ケア
    1)入浴中の高齢者の事故・急死と入浴環境の整備
     2)入浴の効能とリスク
    ⑤高齢者の身だしなみを整える看護援助
    1)整髪・ひげそり
    2)化粧
    3)耳の清潔ケア(耳垢の除去)
    4)衣類の選択と着替え
    ▼看護技術の実際
    Aフットケア:足浴,爪切り,餅胝(たこ)のケア
    1)足浴(ベッド上で行う場合)
    2)爪切り,胼胝(たこ)のケア…
    Bシャワー浴・入浴の介助
    Cひげそり
    D耳垢の除去
    4.からだを動かす(荒木美千子)
    ①高齢者の“からだを動かす”ことの意義と看護援助の目標  
    ②運動機能の加齢的変化
    ③廃用症候群
    1)廃用症候群とは
    2)廃用症候群の主な症状
    3)廃用症候群の予防
    ④適切な運動ができるようにするための看護技術
    1)適切な運動習慣を支援する看護技術
    2)関節可動域訓練
    3)可能な限り自力で,からだを動かすことができるようにするための看護技術
    ▼看護技術の実際         1
    A体位変換
    B歩行介助(歩行補助具を便用した場合)
    C車椅子への移乗(部分介助の場合
    5.睡眠・休息する(長谷川真澄)         ①高齢者の睡眠・休息の特徴と看護援助の目標
    1)睡眠・覚醒パターンの変化
    2)サーカディアンリズムの変化
    3)睡眠障害
    4)生活リズム障害
    5)睡眠・休息の看護援助の目標
    ②適切な睡眠・休息がとれるよう援助するための看護技術
    1)アセスメント
    2)援助の実施と主な看護技術
    ▼看護技術の実際
    A睡眠環境調整ケア
    1)採光・照明の調整
    2)騒音・臭気の排除
    3)寝室・寝床気候の調整
    4)寝具・寝衣の調整
    B足浴
    Cリラクセーションケア
    1)呼吸法
    2)漸進的筋弛緩法
    D生活習慣を整えるケア
    Eサーカディアンリズムを整えるケア
    F睡眠薬投与時のケア
    6.活動する(菅原峰子・佐藤忍)
    ①高齢者の活動することの意義
    1)高齢者の社会参加
    2)アクティビティケア
    ②活動することに関連する側面の加齢変化
    1)高齢者の心理面における加齢変化
    2)職業や子育てからの引退に伴う対人関係や役割の変化
    3)生活機能の障害や生活の場の移転に伴う対人関係や役割の変化
    ③高齢者が活動することに関するアセスメント
    1)生活背景や人生に対する価値観
    2)気分・意欲の評価
    3)ソーシャルネットワークの評価
    ④高齢者が活動することを支える看護技術
    1)アクティビティケアを取り入れる
    2)レクリエーション
    ▼看護技術の実際
    Aレクリエーションの実施
    コラム:高齢者の“役に立つ”ことへの思い
    コラム:活動のペースとなる「できるADL」と「しているADL」と「するADL
    第Ⅳ章 高齢者の健康障害と看護技術   
    1.摂食嚥下障害(迫田綾子・金志純)
    ①摂食嚥下障害とは
    1)摂食嚥下のメカニズム
    2)摂食嚥下障害の原因
    3)摂食嚥下障害と合併症
    ②嚥下障害の看護援助の目標
    1)看護援助の目標
    2)摂食嚥下障害の看護援助の基本
    3)チームケアと看護師の役割
    ③摂食嚥下障害のアセスメント
    1)摂食嚥下障害の情報収集の方法
    2)摂食嚥下障害の身体所見・神経学的所見
    3)摂食嚥下障害のスクリーニング評価
    4)摂食嚥下障害の専門的検査
    5)評価とゴール設定
    6)KT(囗から食べる)バランスチャート:摂食嚥下の包括的評価ツール
    ④摂食嚥下障害のある高齢者への看護援助
    1)摂食嚥下機能向上のための看護技術
    2)食事時のポジショニング(姿勢調整)
    3) 食事介助のポイント
    4)食事の分類(食物形態)
    5) 誤嚥・窒息の予防
    ⑤口腔ケアのための看護技術
    1)口腔ケアの目的および効果
    2)高齢者の口腔問題
    3)口腔ケアの進め方
    4)口腔清潔技術に用いる用具
    ▼看護技術の実際
    Aベッド上でのポジショニング
    B口腔を清潔にする技術(器質的口腔ケア)
    C反復唾液嚥下テスト(RSST)
    D改訂水飲みテスト(MWST)
    Eフード(食物)テスト(FT)
    F頚部聴診法
    G液体の誤嚥を防ぐとろみ調整食品の使用
    H唾液腺マッサージ
    Iのどのアイスマッサージ
    Jあいうべ体操
    2.下部尿路機能障害(正源寺美穂)
    ①高齢者に起こりやすい下部尿路機能障害
    1)尿排出障害
    2)蓄尿障害
    3)尿排出障害による蓄尿障害
    ②下部尿路機能害のアセスメント
    ③尿失禁のある高齢者への援助方法
    1)尿失禁のタイプ別にみた援助方法
    2)おむつとその使用方法
    ▼看護技術の実際  
    おむつ交換
    3.排便障害(榊原千秋)
    ①高齢者に起こりやすい排便障害
    1)便の状態の分類
    2)排便困難(便秘)
    3)蓄便障害
    ②排便障害のアセスメント
    1)便秘
    2)下痢
    ▼看護技術の実際
    A腰背・腹部罨法
    B坐薬挿入
    Cグリセリン浣腸
    D摘便
    4.転倒・骨折(平松知子)
    ①高齢者の転倒・骨折の特徴
    1)高齢者における転倒の特徴
    2)転倒の影響
    3)病院・施設における転倒の実態と転倒予防援助
    4)看護援助の目標
    ②転倒・骨折リスクのアセスメントと評価方法
    1)転倒リスクのアセスメント
    2)骨折リスクのアセスメント
    3)転倒・骨折予防ケアの評価項目
    ③転倒に関連した看護技術
    ▼看護技術の実際
    A転倒・骨折リスクを軽減するための看護技術
    B転倒発生時の看護技術
    5.褥瘡(田中マキ子)
    ①高齢者の褥瘡の特徴と看護援助の目標
    1)褥瘡発生メカニズム
    2)応力,ずれ力と褥瘡の関係
    3)加齢に伴う皮膚の変化と褥瘡との関係
    4)看護援助の目標
    ②アセスメント
    1)りスクアセスメント
    2)褥瘡の状態を観察・判断するためのアセスメント
    3)褥瘡の治癒経過を評価するアセスメント
    4)DESIGN-R ツールの活用
    ③褥瘡を予防するための看護技術
    1)スキンケア
    2)栄養
    3)臥位での圧再分配,摩擦・ずれの回避
    4)摩擦とずれのケア:体位変換
    ④スキン-テア,医療関連機器圧迫創傷
    失禁関連皮膚炎
    1)スキン-テア
    2)医療関連機器圧迫創傷
    3)失禁関連皮膚炎
    ▼看護技術の実際 
    Aスキンケア
    1)皮膚の観察から基本的な皮膚洗浄
    2)浮腫がある場合
    3)多汗の場合
    4)尿失禁の場合
    5)便失禁の場合
    B体位変換(ベッド上,椅子上)
    ■自力で体位変換ができない患者:仰臥位→起座位
    ■自力で体位変換ができない患者:仰臥位→側臥位 
    ■骨突出がある患者
    ■関節拘縮がある患者
    2)椅子上
    ■座位に問題がない場合
    ■座位に問題がある場合
    Cスキンーテア
    D医療関連機器圧迫創傷
    6.薬物療法に伴うリスク(和田奈美子)
    ①加齢に伴う薬物動態の変化
    1)薬物吸収の変化
    2)薬物分布の変化
    3)薬物代謝・排泄の変化
    ②薬物有害事象
    1)高齢者とポリファーマシー
    2)高齢者に薬物有害事象が増加しやすい要因
    3)多剤併用の問題点
    4)高齢者が示す有害反応(副作用)の特徴
    5)薬物有害事象から守るための留意点
    ③高齢者への服薬支援
    1)服薬状態の把握
    2)服薬支援方法
    ▼看護技術の実際
    A高齢者への与薬のケア
    1)経口与薬(錠剤・カプセル剤・粉末薬)
    2)口腔内与薬(舌下錠・バッカル錠)
    3)直腸内与薬
    4)貼付剤
    5)点眼
    B高齢者に多く用いられる薬剤使用時のケア
    1)睡眠薬
    2)鎖痛薬(内服薬)
    3)緩下剤
    4)認知症治療薬
    7.せん妄(長谷川真澄)
    ①高齢者のせん妄の特徴と看護援助の目標
    1)せん妄とは
    2)せん妄患者の体験世界
    3)看護援助の目標
    ②せん妄のアセスメント
    1)せん妄発症リスクのスクリーニング
    2)せん妄の早期発見
    3)せん妄発症時のアセスメント
    ③せん妄を予防するための看護技術
    ④せん妄がある高齢者への看護技術
    ▼看護技術の実際
    A全身状態を整えるケア
    B環境調整ケア
    C感覚剰激を適正に整えるケア
    D苦痛・不快を軽減するケア
    E落ち着きがない・興奮時のケア
    F知覚障害・妄想へのケア
    G家族ケア
    第Ⅴ章 認知症の高齢者を支える看護技術
    ①認知症のある高齢者の理解と意思決定支援
    ①認知症とは(植田美菜子)
    1)認知症の定義
    2)認知症の有病率
    3)認知症・認知症橦症状をきたす疾患
    4)加齢によるもの忘れと認知症の違い
    5)認知症疾患の病態と経過
    ②認知症の症状(片井美菜子)
    ③認知症と間違われやすい疾患・症状(植田美菜子)
    1)せん妄
    2)うつ状態(うつ病)
    3)慢性硬膜下血腫
    ④認知症の診断・治療(植田美菜子)
    1)認知症の診断
    2)認知症の治療
    ⑤認知症のある高齢者の理解(植田美菜子)
    1)認知症の人“その人”の視点に立つ
    2)パーソンセンタードケアについて
    ⑥認知症のある高齢者の理解と意思決定支援(川喜田恵美)
    1)意思決定支援の特徴
    2)認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン
    3)意思決定者・支援者
    4)認知症高齢者の意思決定の
     時期・機会・方法
    5)意思決定能力を判断するための評価
    6)認知症高齢者の意思決定に影響する要因
    ▼看護技術の実際(川喜田恵美)
    A認知症高齢者の日常生活場面における意思決定支援
    コラム 成年後見制度とは
    2.認知症のある高齢者への看護の目標とアセスメント技術(行俊可愛)
    ①認知症のある高齢者への看護の目標
    ②アセスメントの実際
    1)アセスメントの視点
    2)情報収集の方法
    3)情報収集項目と分析
    4)身体機能および日常生活行動のアセスメント
    5)心理面のアセスメント
    6)保持されている力のアセスメント
    7)生活環境のアセスメント
    8)家族に関するアセスメント
    ▼看護技術の実際
    A長谷川式認知症スケール(HDS-R)の実施方法
    コラム:ナースコールを押せる力を発揮できるようになった事例
    3.認知症のある高齢者へとのコミュニケーション技術(小山幸代)
    ①認知症のある高齢者のコミュニケーションの特徴
    1)認知症の中核症状によるコミュニケーション
    2)認知症の行動・心理症状(BPSD)によるコミュ二ヶ一ションヘの影響
    3)認知症があっても保持されている機能とコミュニケーションとの関連
    ②認知症のある高齢者とのコミュ二ヶ-ションの基本
    1)コミュニケーションを阻害する因子を低減する
    2)場の状況の理解を助ける
    3)本人が伝えたいメッセージを理解しようとするそのうえで理解したメッセージに対応することから始める
    4)自分のメッセージが伝わりやすい工夫をする
    5)社会的存在としての生活を支えるためのコミュ二ケーションを促進する
    ▼看護技術の実際
    A近時記憶障害および見当障害を伴う認知症高齢者とのコミュニケーション技術
    1)T氏が病棟に入院してきた場面
    2)手術後の場面
    3)物盜られ妄想出現の場面
    B認知症高齢者が保持している生活行動を引き出すコミュニケーション技術
    コラム:認知症のある高齢者とのコミュニケーションに役立つ療法・技法の紹介
    4.認知症のある高齢者の中核症状により生じる困難への看護 (岡本聡美)
    ①中核症状とは
    1)全般性注意障害
    2)記憶障害
    3)見当識障害
    4)遂行機能障害
    5)失語,失行,失認
    6)視空間認知障害
    ②中核症状によって本人が抱える困難
    ③中核症状によって本人が抱える困難への看護
    1)本人の感情に焦点をあてたコミュニケーションによる対応
    2)生活行動への影響に対応した看護援助
    3)リアリティオリエンテーションを活用した対応方法
    4)回想法を活用した対応方法
    ▼看護技術の実際
    A記憶障害(近時記憶障害)がある認知症高齢者への対応
    B実行機能障害がある認知症高齢者への対応
    C失行(着衣失行)がある認知症高齢者への看護
    D失認(視覚性失認)がある認知症高齢者への対応
    5.認知症のある高齢者の行動・心理症状の予防と対応のための看護技術 (行俊可愛
    ①行動・心理症状とは
    ②BPSD発症の要因と予防
    1)行動・心理症状の要因を低減し,安心感につながる支援をする
    2)中核症状による生活上の困難を,自尊心を傷つけることなく支援する
    3)保持されている力を発揮し,満足できる生活ができるよう支援する 
    ③BPSD発症時の対応
    1) BPSDの種類や程度をアセスメントする
    2)適切な薬物療法が受けられるように支援する
    3) BPSD出現時の対応
    ▼看護技術の実際
    A BPSD発症予防のための入院時の対応
    B BPSD (興奮)出現時の対応
    6.わが国における認知症のある高齢者への支援をめぐる取り組み(小山幸代・武井ますみ)
    ①認知症のある人の支援と認知症関連施策の変遷
    ①認知症の予防
    1)家族や周囲の支援者による取り組み
    2)当事者による取り組み
    3)行政による取り組み
    ②認知症の予防
    1)一次予防
    2)二次予防
    コラム:認知症の人およびその介護者となった家族などが集う「認知症カフェ」
    索引