設定

文字サイズ
標準
特大
背景色
標準

書誌詳細

夜明けの子ども

  • 著者名久木幸男編
  • 出版者第一法規出版
  • 出版年1977.4

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0021343
  • 請求記号370.8//N 77//(7)1
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架3
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名夜明けの子ども
  • 書名ヨミヨアケノコドモ
  • 著者名久木幸男編
  • 著者ヨミヒサキ,ユキオ
  • 叢書名日本子どもの歴史
  • 叢書番号1
  • 出版地東京
  • 出版者第一法規出版
  • 出版年1977.4
  • ページ313p, 図版[1]枚
  • サイズ19cm
  • 注記参考文献: p308-311
  • 件名児童 -- 歴史
  • 内容 『日本子どもの歴史』刊行の趣意
    序 章 夜明けの子どもと子どもの夜明け
         子ども史研究の夜明け 子どもの夜明け  夜明けの子ども
         その主要な諸問題  子どもにおける不易と流行
    第一章 乏しさの中の哀歓
      一 きびしさの中を生きる   
    謎に包まれた原始の子ども  日本人の古さ  新石器時代ともなれば  農耕開始と子ども  埋甕と出産  子どもの家族とその寿命 
    貝輪の意味するもの  抜歯:おとなへの新生
      二 愛のまなざしに包まれて
          抱き児からツグラ児へ  甕棺葬は語る  合葬にみる子への愛
          愛は死後までも  子どもの足あと  狩猟採集社会はレジャー社会 
     狩猟採集社会のソフトな教育  忙しくなるおとなたち
          大家族の中の子ども
    第二章 古代専制国家のもとで
       一 ひろがる貴賤の別
           坪井正五郎の卓見  判ることと判らないこと  竪穴の幼児たち
           成長の場としての竪穴住居群  相争う大王の子  文字学びの始まり         粉水と菓子と唐菓子  格差顕著な衣生活
       二 収納為本体制の重圧
           収納負担の予備軍として 統一を欠く子どもの扱い  籍帳の中の子ども          特権に恵まれた貴族の子  減刑と父子流離と  八世紀子ども哀史  哀史の主役-奴婢の子どもたち  二種類の「子等を思ふ耿」
    第三章 童たちへの視点
      一 刻みこまれた深い爪跡
          人類史的視野で眺め直すと 「子ども時代」の誕生とそれが意味するもの
           「子ども時代」という神話の欺瞞性 
    「七歳までの子どもは神」という民族信仰  
    「六歳までに」から「六歳までは」へ  律令政府の恐怖のトリック
       ニ 古代儒教の首枷のもとに
    子どもの金縛りを狙う孝道イデオロギー 
    門関に表された孝子像の虚実  『日本霊異記』の親不孝話
    孝の原義は老人の扶養 首枷としての古代儒教 
    「子どもの歴史」と女性史との相関性  孝女・節婦にみる首枷の重さ

       三 遊びがひとり歩きするまで
            貴族官人の文化意識をさぐる  貴族がひとり占めした遊びの数々
            古代専制国家における「遊び」の位置  貴族の遊びが衰え亡びるとき
            子どもが遊びを奪いかえした  遊びをせむとや生まれけむ      
     第四章 早稲田のあげまき
       一 働くわらべの群像
            田楽狂騒曲  あげまきを早稲田にやりて  草苅り童・牛飼い童
            菜を摘み薪を採る  民要地に働く  きゅうくつになる働き場          子どもはやはり半人前  移り変る見習い労働  働くことの憲味
       二 小学生と邑老
            子どもは学ぶ 小学生の登場  村邑の小学  童堂の童たち
            学文の効能  学文は悲劇の種?  邑老の重い権威のもとに
            お仕着から自前へ
     第五章 王城の光と影
       一 公達のたどるみも
            生後一〇〇日まで  着袴・戴餅・元服  一人まえのしるし
            結婚の儀礼 『寛平御遺誡』 師輔遺誡が教える生活規律  
            宮廷貴族としての心づかい  童子べからず集  手と琴と耿と
      二 かぐや姫と神童
    かぐや姫とその周辺  溺愛されたかぐや姫 成人前後のかぐや姫
            かぐや姫の義兄たち  受験に励む神童  四歳で書を読む大江匡房
    三 都市生活の諸相2
            市井のかぐや姫  祝福される奇童とされない奇童  
    職吏の不治ゆえに  悪疫におののく  犯罪・非行・けんか
    出番を待つ子どもたち

    参考文献
    あとがき