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書誌詳細
富国強兵下の子ども
- 著者名仲新編
- 出版者第一法規出版
- 出版年1977.9
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0021347
- 請求記号370.8//N 77//(7)5
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名富国強兵下の子ども
- 書名ヨミフコクキョウヘイカノコドモ
- 出版地東京
- 出版者第一法規出版
- 出版年1977.9
- 内容『日本子どもの歴史』刊行の趣意
序 章 文明開化から富国強兵へ
明治の子ども 知性の開発 地球儀のこと
国家の富強を目ざして 森文相の教育政策
富国・強国の教え 強兵への道 教科書の中の軍隊
子どもの見方
第一章 子どもの生活
一 子どもの一日
子どもの生活と学校 始業一〇分前には学校へ 放課後の生活
待ち遠しい休業日
二 家と子ども
都市の子・農村の子 家から社会へ
三 村と町の子ども
年中行事:おとなの手から子どもの手へ
子ども組の発達 子ども組の行事と生活
社会の変化と子どもへの影響
四 子どもたちの遊び
時代を反映する遊びの流行
伝統的な遊びI江戸から明治に引き継がれたもの
第二章 小学校の誕生
一 町にも村にもふ学校
寺子屋から小学校へ 「学制」と小学校 小学校の設立
生徒と教員のこと 『説諭要略』のこと 村の小学校の素描
二 子どもはみんな学校へ ・
国民皆就学の基本方針 府県の就学督励策
子どもにバッヂ、学校に旗 たばこも芝居もやめて子どもを学校へ わずか四割の子どもが学校へ 就学を妨げたもの
就学政策の建て直し 就学督責規則と就学状況
第三章 子どもと学校
一 明治の学校
学校の門をくぐる 学制・教育令のころ 義務教育は六年に
学校教育の階段 学校から社会へ
二 学校の四季
明治前期の学校暦 学年・学期の成立 明治後期の学校暦
三 教室での学習
文明開化を目ざして 小学教則の制定 単語図と小学読本
学級一斉教授と問答 修身の重視と小学修身訓
教科も教科書も新しく 開発主義教授法の普及
教育の全国的統一 教育勅語を基本として 国定教科書の登場
四 きびしい試験
試験の制度 試験の内容 試験の問題 試験の状景
進級のむずかしさ 褒賞の制度 試験制度の変化 試験の廃止
五 おごそかな儀式
儀式のスナップ 慣行としての儀式 森文部大臣の提唱から
天くだる御真影と勅語 式典の定着とエピソード
六 たのしい運動会
運動会のはじまり 各地の運動会 集団的訓練の場として
儀式行事との併存の中で もりあがる運動会 ゆきすぎた運動会
運動会のメリット
第四章 子どもと保育
一 家庭の保育
子どもの生存権 子育てと通過儀礼の意味
祖父母に育てられた子 子守りに育てられた子
ゆたかな階層の子ども しつけの眼目と知育
二 幼稚園の子ども
幼稚園のはじまり 保育の内容と一日の流れ
幼稚園に通える子ども 簡易幼稚園と附属幼稚園分室
三 託児所の子ども
託児所と同類の貧民幼稚園 工場内の託児所
日露戦争と託児所 農繁期託児所
四 子どもと病気
平均寿命と子ども “虫”と疫病 病気治療の俗信と民間療法
伝染病予防対策 小児科学の成立 学校衛生 産業革命と疾病
第五章 恵まれない子ども
一 親のない子ども
乞食をする子ども 棄児の統計 棄児の理由
棄児養育米の制度 東京養育院の児童 慈善的育児事業
二 貧しい子ども
農村の貧困 スラムの状景 子どもの労働と身売り 貧民子
女と学校
三 心身の不自由な子ども
穴居住人の話 障害者の実態 一瞽女の誕生 盲唖教育の発足
盲唖学校の制度化 盲聾唖児の就学 精薄児教育の試み
特別学級の設置 「盲学校及聾唖学校令」制定運動
第六章 働く子ども
一 家で働く子ども
幼少時の回想 農村の子どもの家庭生活 なぜ働かせるのか
二 奉公する子ども
丁稚奉公 徒弟奉公 子守奉公
三 工場で働く子ど貳)
産業革命と児童労働 繊維工場 マッチエ場 ガラスエ場
四 働く子どもの学校
貧困と教育と 子守学校 工場内教育所 半日制学校 夜学校
第七章 子どもと文化
一 読物
児童雑誌の出現 「少年文学」から「お伽噺」へ 歴史読物さかん 翻訳・冒険小説・その他
二 歌の世界
わらべ唄 学校唱歌の成立
三 お話
「昔噺」の世界 口演童話
四 児童演劇
学芸会の始まり お伽芝居
五 おもちゃと見世物
伝承おもちゃから近代玩具へ
参考文献
あとがき