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書誌詳細
現代の子ども
- 著者名野垣義行編
- 出版者第一法規出版
- 出版年1977.6
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0021349
- 請求記号370.8//N 77//(7)7
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 出版地東京
- 出版者第一法規出版
- 出版年1977.6
- 内容『日本子どもの歴史』刊行の趣意
序 章 新しい出発とその変容
少国民から子どもへ 家・国家からの児童の解放
社会の変化と子どもの生活・教育 子どもの囲い込み
明日に生きる子ども
第一章 子どもの生活
一 敗戦と占領下の子どもたち
八月一五日:そのとき子どもたちは 学童疎開の遺したもの
焼けあと・闇市の子どもたち 引揚げの子・基地の子
二 戦後社会の変容と子どもたち
子どもを守る運動と児童憲章 民主教育が育てた子どもたち
マスコミ時代の開幕と子どもたち
三 高度経済成長下の子どもたち
「現代っ子」論の提起したもの 消費革命のなかの子どもたち
失われた「自然」
四 子どもたちの現在
進学戦争のなかで 子どもたちは、いま
第二章 子どもとマスコミ文化
一 NHKラジオ文化と子ども
焼けけあとの善意に国民的共感:「鐘の鳴る丘」
日常体験のドラマ化:「三太物語」 虚構の世界の普及:「新諸国物語」
二 花開く民放ラジオ
民放ラジオの尖兵:「赤胴鈴之助」 メディアの共存と競合
「真空斬り」の倫理と論理
三 テレビ子ども文化の黎明期
二人の変身仮面i「スーパーマン」と「月光仮面」
テレビ:ジプシーたちの熱狂ぶり 俗悪批判の先ぶれ
四 テレビ・アニメーションの先駆者たち
マンガ雑誌の変容 科学の理想:「鉄腕アトム」
科学の現実:「鉄人28号」 ギャグアニメの先達:「オバケのQ太郎」
五 怪獣世代が学んだもの
怪獣ブームの主役「ウルトラマン」 プロレスの仮構性
怪獣世代の問い 怪獣の象徴するもの
六 管理社会下のスポ根番組
根性物語:「巨人の星」 「道」としてのスポーツ
父親喪失時代の理想的父親像
七 変身のヒーローが残したもの
変身への願望 「ヘンシーン」ごっこ 盛況の子ども市場
八 シラケ時代の英雄たち
端境期の谷間で:アニメの定着 巨大化するメカ・ロボットたち
九 転換期の姿勢
童心主義名作路線の行方 「たいやきくん」はどこへ行く
第三章 子どもと遊び
一 遊び空間の変貌:自由空間の消滅
あき地・原っぱの消滅 道路における危険の増大
増えない公園
二 遊びの時間:戸外の遊び時間の減少
テレビの普及 遊び場の不足
三 遊びの仲間:タテ型集団の崩壊
遊び友だちの数 集団構成の変化 ヨコ型化の問題点
四 戦後の遊びの変遷:三つの時代
第一期:遊びの興隆時代 第二期:遊びの下降時代
第三期:遊びの沈滞時代
五 未来への展望:遊びの復興をめざして
遊び空間について 遊びの時間について 遊び仲間について
遊びの文化について
第四章 子どもと学習219
一 混迷から光明へ:新しい教育の誕生
新しい教育への模索 墨ぬり教科書 六・三・三・四制の誕生
社会科の新設とカリキュラムブーム 新しい子どもたち
二 学校教育の変質
ゆらぐ六・三制 教育の変質 道徳教育の「特設」
産業の教育への介入
三 エスカレートする受験戦争
広がる学校格差 予備校化した学校:教育不在の学校教育
死の商人の登場 中学浪人の出現
四 広がる教育の場:学校教育からの脱皮
家庭生活の変化 教育ママによる子ども支配
子どもと社会教育
第五章 児童問題と児童福祉
一 戦争被害-戦災孤児を中心に
戦争による子どもの被害 戦災孤児 原爆孤児
被爆直後の収容施設 原爆孤児と児童福祉
被爆後の家族解体 原爆による子どもの被害
二 戦後復興期の要保護児童と児童労働
復興期の要保護児童問題 売春と人身売買 占領軍と混血児
貧困と家族主義 不就学・長欠児 児童労働
農家の子どもたち 親の意識
三 経済成長期の児童問題と児童福祉
経済成長期の児童問題 進学競争下の子ども 家族の変化
生活環境の悪化 健康破壊と保健対策 乳児院収容児
子殺し 保育問題と保育対策 保育所問題 学童保育問題
児童福祉施設の整備 児童福祉施設の問題 児童福祉の課題
註
参考文献
あとがき