• 書名近代化と教育
• 書名ヨミキンダイカトキョウイク

• 著者名麻生誠著
• 著者ヨミアソウ，マコト

• 叢書名教育学大全集
• 叢書番号3

• 出版地東京
• 出版者第一法規出版
• 出版年1982.11

• ページ240p
• サイズ22cm

• 件名教育学
  日本 -- 教育 -- 歴史 -- 明治以後
  近代化

• 内容第一章　近代化と教育をどうとらえるか
  　一　近代化とは何か
  　二　近代化と教育をとらえるパラダイム
  　三　近代化の三段階
  第二章　近代化の先行条件－近代化の苗代Ｉ
  　一　政治・経済的先行条件の特徴
  　　　(1)　絶対王政へ傾斜した封建的権力の存在：幕藩体制の権力的アンビバレンス
  　　　(2)　商品経済の発達と近代的階級の萌芽：「民富」の形成
  　二　教育的先行条件
  　　　(1)　日本語の特性
  　　　(2)　高い教育達成動機
  　　　(3)　学校制度の遺産
  　三　身分階層制と価値観
  　　　(1)　身分階層制の成立：全国的な階層制の出現
  (2)　幕末にみられる価値構造
  　四　官僚制の原初形態　近代官僚制の母胎
  　五　社会的性格の遺産’
  　　　(1)「間人主義」
  　　 （2）好奇心
  　　　(3)　高い達成動機と勤勉さ
  　六　リーダーシップ人材の遺産：士族階級の存在
  第三章　近代化前期の教育体系と人間類型
  　一　明治維新の国際環境をめぐって
  　二　政治指導者にみられる教育的意思決定の特色
  　　　(1)ナショナリズム
  　　　(2)西欧文明の選択的摂取
  　　 (3)国家権力による民衆指導
  　　　(4)教育政策・行政への国民参加の否定
  (5)進北論的プラグマティズム
  　三　社会体系から教育体系へ
  　　　(1)政治体系による「権力」の産出とその教育体系への投入
  　　　(2)適応体系（＝経済）から教育体系への「富」の投入
  　　　(3)統合体系から教育体系への「影響力」の投入
  (4)価値パターソ維持体系から教育体系への「価値コミットメント」と「情報パターン」の投入
  　四　近代化前期における教育体系の構造
  　　　(1)日標達成の下位体系
  (2)適応下位体系
  　　　(3)統合下位体系
  　　　(4)教育価値パターン維持の下位体系：個別主義的表出価値と普遍主義的用具価　　　　　値との併存
  　五　近代化前期人間類型の誕生
  　　　(1)離陸エリートの登場
  　　　(2)離陸エリートの供給
  　　　(3)離陸ミドル人材の供給と中等教育
  　四　離陸大衆の形成と初等教育
  第四章　近代化中期の社会体系・教育体系・人間類型
  　　一　社会体系から教育体系へｉ「権力」「富」「影響力」「価値コミットメント」の投入　
  　　　(1)　教育体系への「権力」の投入
  　　　(2)　教育体系への「富」の投入
  　　　(3)　統合体系からの「影響力」の投入
  　　　(4)　価値維持体系から教育体系への「価値コミットメント」の投入
  　二　教育体系の構造
  　　　(1)　目標達成の下位体系
  　　　(2)　適応下位体系
  　　　(3)　統合下位体系：学校制度の上向的拡大と統合化
  　　　(4)　教育価値パターン維持の下位体
  ：表出的価値と認知的価値とのアンビバランス
  　三　近代化中期の学校教育と人間類型
  　　　(1)　高等教育とエリート形成：「学歴エリート」への道
  　　　(2)　拡大するミドル層：日本型ファシズムの担い手たち
  　　　(3)　大衆教育水準の向上：ヤヌスの死
  第五章　近代化の行方
  　一　近代化の再出発
  　二　教育体系の近代化
  　三　近代化後期の人間類型近代社会の葬饑人たち
  　索引