• 書名ミトコンドリア（UP biology, 2）
• 書名ヨミミトコンドリア

• 著者名中沢透，浅見行一共著
• 著者ヨミナカザワトオル

• ISBN4130630520

• 出版地東京
• 出版者東京大学出版会
• 出版年1975.3

• ページxi,120p
• サイズ19cm

• 内容　刊行にあたって
  　まえがき
  1.はじめに―ミコンドリアの由来から
  2.ミトコンドリアの分離―その原理と方法
  　　2.1　生体膜の分画法
  　　　　　遠心分画法―平衡密度勾配遠心―分画生成物の検定
  　　2.2　ミトコンドリアの分離法
  　　　　　分離の条件－ラット肝ミトコンドリアの分離－ウシ心筋ミトコンドリアの分離－ミトコンドリアの多様性―外膜と内膜の分離
  3.生体酸ｲ匕
  　　3.1　TCA回路
  　　　　　研究の歴史―TCA回路の性質と反応
  4.　電子伝達系(呼吸鎖)
  　　4.1　ピリジンヌクレオチド(NADとNADP)
  　　4.2　フラビンタンパク質
  　　4.3　非ヘム鉄タンパク質
  　　4.４　CoQ(ユビキノン)
  　　4.5　チトクロム
  　　　　　チトクロムb―チトクロムc1とc－チトクロムaとa3
  　　4.6　電子伝達複合体
  　　　　　NADH-CoQ還元酵素(複合体Ｉ)－コハク酸-COQ還元酵素(複合体II)-COQH2－チトクロムむ還元酵素(複合体Ⅲ)－チトクロム酸化酵素(複合体Ⅳ)―電子伝達系の機能的再構成
  5.酸化的リン酸化
  　　5.1　電子伝達系の自由エネルギー
  　　5.2　P/O比
  　　5.3　呼吸鎖リン酸化の部位
  　　　　　状態４と状態３－クロスオーバーポイント―呼吸鎖でのエネルギー変換
  　　5.4　酸化的リン酸化の部分反応
  　　　　　ADP―ATP交換反応-Pi-ATP交換反応 Pi-H2O, ATP-H2０交換反応-ATPアーゼ
  　　5.5　リン酸化反応の阻害物質と脱共役剤
  　　　　　オリゴマイシン―オーロバーチン―脱共役剤
  　　5.6　共役因子
  　　　　　F1(ミトコンドリアATPアーゼ)－オリゴマイシン感受性付与因子－エネルギー転移因子
  　　5.7　酸化的リン酸化の機構
  　　　　　化学説―化学浸透説―化学説と化学浸透説の比較検討
  6.イオン転位－エネルギー利用系
  　　6.１　2価陽イオンの輸送
  　　6.2　1価陽イオンの輸送
  　　6.3　陰イオンの輸送
  　　6.4　アデュンヌクレオチドの輸送
  7.ミトコンドリアの構成と膜構造
  　　7.1　生体膜の微細構造
  　　　　　生体膜のモデル―膜の電子顕微鏡的観察
  　　7.2　ミトコンドリアの構成
  　　　　　脂質－タンパク質(構造タンパク質)一内膜タンパク質の分布
  　　7.3　ミトコンドリア膜構造の反応
  　　　　　膜分子のコンホメーション変化－ミトコンドリアの形態変化
  8.ミトコンドリアの増殖
  　　8.1　自己増殖系としてのミトコンドリア
  　　8.2　ミトコンドリアのDNAと複製
  　　　　　ミトコンドリアDNA ミトコンドアDNAの複製
  　　8.3　ミトコンドリアRNA
  　　　　　rRNA tRNA mRNA
  　　8.4　ミトコンドリアRNAの合成
  　　　　　ミトコンドリア内合成系の特徴 rRNAの合成―tRNAの合成―mRNAの合成
  　　8.5　ミトコンドリアにおけるタンパク質の生合成
  　　　　　ミトコンドリア内タンパク合成系－タンパク質の合成される部位－ミトコンドリア内合成一細胞質で合成されるタンパク質
  　　8.6　酵母ミトコンドリアにおけるタンパク合成
  　　　　　酵母ミトコンドリア形成の特徴-ATPアーゼの生合成―チトクロム酸化酵素の生合成
  　　8.7　ミトコンドリア脂質の合成と輸送
  　　　　　脂質の合成される部位一膜タンパク合成との関係
  　　8.8　ミトコンドリア形成
  9.ミトコンドリアの起源
  　　9.1　共生細菌起源説
  　　　　　細菌とミトコンドリアの類似性－ミトコンドリアの起源
  　　9.2　共生説についての検討
  　　　　　核起源説
  　　9.3　ミトコンドリアタンパク質の進化
  参考文献
  索　　引