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書誌詳細
ことばと教育
- 著者名岩田純一 [ほか] 執筆
- 出版者岩波書店
- 出版年1987.6
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計4
所蔵事項
- 登録番号0028958
- 請求記号370.08//I 95//(11)4
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 著者名岩田純一 [ほか] 執筆
- 著者ヨミイワタ,ジュンイチ
- 注記その他の執筆者: 岡本夏木, 川崎洋, 汐見稔幸, 菅原廣一, 田中克彦, 仲谷伸子, 無藤隆
- 内容 はしがき
Ⅰ ことばと人間形成 岡本夏木
1 個人と社会をつなぐもの
2 ことばと自他関係:
(1)「話し手―聞き手」と自他関係
(2)理解される存在としてI乳児期
(3)生活のことば化丿幼兒期
(a)対話の中のことば (b)「話す」自分と「聞く」自分
(c)自分に向けてのことば
(4)言語的世界-学童期
(a)新しいことば (b)自他関係の内面化:内言の成立 (c)ことばの空洞化
Ⅱ 教育におけることばの役割 汐見稔幸
はじめに
1 教育的な関係をつくることば:
(1)「きく」ことの意味
(2)「きく」ことと「教えてやる」教育観
(3)「きく」ことと共感的理解
(4)ことばと子どもの意図
(5)間を生きる
(6)こミュニケーションの見直し
(7)状況とことば
2 思考を促すしかけとしてのことば
(1)授業形態とことば
(2)思考を促すとは
(3)思考の発展と「否定」
(4)ことばの教育と現実
おわりに
Ⅲ 理解におけることばの役割 読書と授業へ向けて 無藤 隆
はじめに
1 子どもの会話のあり方
2 母子間の会話
3 子どもの会話の発達
4 幼児のごっこ遊び
5 母子間での絵本の読み聞かせ
6 幼稚園での絵本の読み聞かせ
7 読書行為
8授 業
9授業における理解
Ⅳ 表現としてのことば 岩田純一
はじめに
1 初期のことば表現を育てるもの
(1)子どもがまねやすい状況と条件:繰り返しの中で
(a)絵本を介して (b)スクリプトという文脈の中で (c)多様な表現を通して
(2)子どもは何をまねるか
(3)「まねる」と「学ぶ」
(4)表現意欲を育てる
2 ことば表現の発達:新しい表現の地平へ
(1)家庭ことばから園ことば
(a)語りことばとの出会い (b)つまずきと新たな表現への胎動
(2)園ことばから学校ことばへ
(a)読み書きことばとの出会い (b)学校でのつまずき (c)ことばを開く場づくり
(3)美としての表現教育
3 子どもの発達と表現
(1)表現に発達をみる
(2)自我形成の観点から
(a)「わたし」から「わたしたち」へ (b)内へ向かう表現
4 沈黙と表現
おわりに
V ことばの楽しさ 川崎 洋
1 ことばで遊ぶ
(1)名づけ遊び
(2)部首遊び
(3)造り字遊び.
(4)アナグラム.
(5)タブレット
(6)アクロスティック
(7)ロード・スクエア
(8)百字の詩
2 地域語の中にある楽しい言い回し
(1)くちばし長い
(2)医者殺しをやろうか
(3)犬のほっこり
(4)おお、のぞきさんが来た
(5)魚の地方名
3 オノマトペの楽しさ
4 「たとえ」の面白さ’
5 ユーモアの息づかい
6 楽しい詩
Ⅵ ことばの教育 : 教科としての国語 汐見稔幸
はじめに
1 国語教育史の概観
(1)明治初期:学制の国語教育
(2)明治中期―「国語科」への模索
(3)明治後期―「国語科」の誕生
(4)大正・昭和前期:文芸主義的風潮の強まり
(5)戦後
2 国語教育の固有性
3 話しことばの教育
4 読み方教育の課題
Ⅶ 外国語を学ぶことの意味 田中 克彦
はじめに:英語教師のためいき、むなしさ
1 国語の教育
2 古典語か現代外国語か
3 母語は外国語によって見える
4 教えさせられヽ学ばされる外国語
5 何謳を教えるか
6 それでも人は外国語を学ぶ
Ⅷ 障害児における記号形成
1 記号とことばの形成 岡本 夏木
1 外界の記号化
2 行動の記号化
(1)行動の機能的行使
(2)行動の遂行的行使
(3)行動の記号的行使
(a)シグナル化 (b)シンボル化
3 対人的場と自他関係
2 発達障害児の場合 仲谷 伸子
1 「ことば」・コミュニケーションの意味
2 発達障害児における問題点
(1) コニュニケーションする主体として
(2) 社会化の問題
(3) 認知機能とのかかわり
3 療育例-A児の場合
(1) 療育の過程
(2) ことばの発達を支えるもの
4 発達障害児における「ことば」の教育
(1) 子どもと教師の共同のしごと
(2) 経験とことば
(3) さまざまな表現
(4) 小学校で出あうことば
3 高度難聴児の言語形成 菅原 廣一
1 聞えと難聴
2 難聴の子がかかえでいる問題
(1) 基本事項
(2) 話しことば受容上の困難さ
(3) 話しことば表現上のハンンディキャップ
(4) 言語発達上のハンディキャップ
(5)高度難聴児と学力
3 高度難聴児のことばの教育の基本
(1)早期発見と早期教育
(2)聴覚の活用
(3)両親とくに母親の役割
4 高度難聴児のことばの教育の内容と方法
(1)音韻体系の学習
(2)読話.
(3)文字、指文字、キューの学習
(4)高度難聴児の言語メディアの問題点
5 高度難聴児と一般児とのかかわり