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書誌詳細
発達段階と教育 少年期
- 著者名大田堯 [ほか] 編
- 出版者岩波書店
- 出版年1979.10
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計1
所蔵事項
- 登録番号0017734
- 請求記号370.8//I 95//5
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名発達段階と教育 少年期
- 書名ヨミハッタツダンカイトキョウイク
- 著者名大田堯 [ほか] 編
- 著者ヨミオオタ,タカシ
- 内容 はしがき
I 少年期における発達の特徴と教育 坂元 忠万
はじめに
1 少年期とは
2 少年前期の発達の特徴-「少年らしさ」の形成
(1) 身体と感情(感性)の発達
(2) 認識の発達
(3) 多価的な人間関係と子ども同士の親密な交流-社会性の発達
(4) 少年前期の理想と自己評価の能力
3 少年前期における教育実践の構造
(1) 今日における少年期のゆがみ:「少年らしさ」の喪失と教育実践の課題’
(2) 身体と感情の教育
(3) 認識能力(学力)の教育
(4) 自治能力の教育と立場の発達
4 思春期における発達の危機と教育
(1) 思春期の危機
(2)「悩める時代」としての中学生とその教宣課題
Ⅱ 言語能力の発達と学習 汐見 稔幸
1 少年期の言語能力の発達とその特徴
(1) 言語能力の発達を促す少年期の新たな条件
(2) 語彙の発達
(3) 文法の習得とその能力の発達
(4) 作文能力の発達
(5) 読みの能力
2 言語能力と認識機能および人格の発達
(1) 行動の言語化
(2) 内言の発達と随意的言語活動
(3) 書きことばの獲得と内言の発達
(4) 唯言語主義の危険性
3 言語教育のいくつかの課題
(1) 今日の子ども・青年の言語能力の発達にみられるいくつかの問題
(2) 言語発達と言語環境
(3) 国語科と他教科の関係
(4) 言語教育のいくつかの留意点
(a) あらゆる教育における言語教育の重視
(b) 生活と言語(表現)の緊張
(c)詩の教育 (d)対話への教育 (e)その他
おわりに
Ⅲ 科学的認識の発達と教育 柴田義松 / 中原正本 / 鈴木正気
1 科学的認識の発達の道筋と条件
(1) 生活的概念と科学的概念の発達
(2) 経験的学習と系統的学習
(3) 科学教育の現代化と地域に根ざす教育
2 数・量認識の発達と教育
3 自然認識とはなにか
(1) 認識の対象と主体
(2) 自然とはなにか
(3) 自然における人間の地位
4 理科学習における自然認識の成立
(1) 科学的認識は社会的に形成される
(2) 認識過程における言語の役割
(3) 認識過程と感情
5 社会認識と社会科教育
(1) 子どもの認識の実態
(2) 社会認識の特性
(3) 社会科教育における認識過程
(a)認識の舞台に立つ (b)認識の舞台装置 (c)認識の舞台での活動
(d)みえるものからみえないものへ
(4) 社会認識の場-地域
(5) 社会認識の発達を支える条件
6 科学教育の構造
Ⅳ 少年期の感情と表現 吉田章宏
はじめに
1 子どもについて「学ぶ」ということ
(1) 少年期の感情と表現について「学ぶ」とはどういうことか
(2) 現代の教育において、「感情」がなぜ問題とされなければならないか
:「知的半人間」の問題
(3) われわれは何のために、子どもの感情と表現について「学ぶ」のか
(4) 少年期は、感情の側面ではどうとらえられてきたか
(5) 感情のとらえ方をめぐって二、三考えておくべきこと
2 「この子」の感情と表現を「わかる」ということ
(1) われわれは、子どもの感情と表現を「わかる」出発点をどこにおくべきか
(2) 子どもの感情をわかることは易しくて難しい
(3) 目の前にいるこの子は、表現しなくても、感じているI子どもの感情の可能性
(4) 子どもはおとなを見ているIおとなを見る子どもの目の可能性
(5) おとなは子どもを見ているか
(6) 子どもはその感情をさまざまに表現するI子どもの表現の可能性
おわりに
V 社会性・道徳性の発達と教育
道徳性の発達と教育田中孝彦
(1) 道徳性の発達と教育の中心問題
(a)国民の教育思想の自己形成の課題とかかわって
(b)教育運動・教育実践の今日的課題とかかわって
(2) 道徳性の発達の理論と少年期
(a)他律から自律ヘ:ピアジエ (b)自己教育の志向の発達:ドラダーノワ
(c)良心と自我理想の発達:ブル (d)自律の価値の自覚の発達:ザソ
(e)道徳性の発達における少年期の位置
(3) 道徳性の発達と教育実践
(a)日本の子どもの発達の事実 (b)教育実践の観点
社会性の発達と教育-学級集団づくりを中心に 竹内 常一
(1) 現代非行の底にあるも0
(2) 少年期の発達課題
(3) 少年期における社会性の発達
(4) 集団認識・自他認識の指導
(5) 集団の自己指導
(6) 集団の意志とちから
(7) 教育目的としての社会性
Ⅵ 子どもの学習と授業 稲垣 忠彦
はじめに
1 今日における授業の定型化
(1) 授業の空間・時間・形態
(2) 一つの対比:オバリンでみた授業
(3) 今日における定型化の特質
2 授業観の転回と革新への志向
(1)授業観の転回と革新の歩み:イギリスの事例
(2) 日本における革新への志向
3 定型の克服をもとめての実践の事例
(1) 授業における教師の役割
(2) 授業にもとづく教材開発
(3) 生活と学習との結合
(4) 授業をとおしての「子どもの発見」
おわりに
Ⅶ 少年期の身体と性
I 少年期の身体―発達のゆがみを中心に
(1) 少年期の身体発達の現実
(a)六〇年代からはじまった身体発達のゆがみ (b)体力づくりの成果
(c)放置できない身体発達のゆがみ
(2)身体教育とその実践
(a)少年期の身体の特徴 (b)身体教育の基本を考える (c)身体教育の実践
2 少年期の性:思春期を中心に
(1)子どもだもの性関心と性行動
(a)七〇年代の異常な高まり (b)性関心の高まりの要因
(c)性意識の実態とその特徴
(2) 性教育とその実践
(a)性教育の基本を考える (b)性教育の実践例
(3) 思春期と発達
おわりに