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書誌詳細
算数ぎらい数学ぎらい
- 著者名銀林浩著
- 出版者岩波書店
- 出版年1984.7
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0024111
- 請求記号370.8//Ko21//17
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名算数ぎらい数学ぎらい
- 書名ヨミサンスウギライスウガクギライ
- 目次はじめに
I 算数・数学と子ども
1 数学教育のパラドックス
おとなの嘆き/わかる前とあと/教師のめがねをはずす
2 幼児から児童へ
五歳児の微積分/三つの区切り/具体的操作期/六歳以前/数の保存のない子
3 児童から少年・青年へ
論理的思考/結果論的思考/読書傾向/さなぎの時期/四つの段階
Ⅱ 幼児には算数吉らいはいない
幼児の特性-「やる」/ある情景/活動そのものが楽しい
Ⅲ 低学年の算数ぎらい
1 低学年の落とし穴
年長組の変化/すらすらできるのが楽しい/行動の調整/結果のみで満足/姪の場合/○×に順応/利口なハンス
2 11を101と書く子
一年生のつまずき/位置の原理/指導方針の欠陥/潜在的落ちこぼれ/顕在的落ちこぼれ
3 「わかる」と「できる」
「わかる」の登場/あるアンケート/子どもの感想/高学年の場合/二つの「わかり方」/ある学力調査/算数教育の要/低学年の生徒/中学年の生徒/失速
Ⅳ 中学年の算数ぎらい
1 現象としての算数ぎらい
算数の時間にはじんましんが出る/しょっぱい涙/激しいコントラスト/劣等感情/両面感情
2 子どもの社会性
劣等感の原因/自己中心性/低学年の子/中高学年の子/中学生・高校生/社会性と劣等感/算数の場合/劣等感の温床/曲がり角の四年生 3 コンプレックスの蟻地獄
コンプレックスの泥沼/胸がドキドキ/劣等感の
悪循環/過敏症の苦しみ
4 算数ぎらい克服の過程
克服への希望/基礎に戻る/バイパス/コンプレックスの解消/一〇〇点の意義/望みは常にある
V 数学と数学ぎらい
1 現象としての数学ぎらい
中二の数学ぎらい/二葉亭の『平凡』/教師への恨み/作家と数学ぎらい/今の数学ぎらい/曲がり角の中二/高校でも落ちこぼれる
2 数学ぎらいの特色
好悪のコントラスト/くたばれ数学教師/小学校との違い/数学教師のいい分
3 数学の特性
数学は理科系か/科学には対象がある/数学の対象/客観的観念/答は一つ/主体的構成/数の場合/ある算数の問題
Ⅵ 数学授業のパラドックス
1 数学授業はつまらない
受け身になっちゃう/中学生の声/ある数学授業/生徒の反応/生徒の顔
2 伝統的数学授業の特色
伝統的授業/誘導(1)/誘導(2)
3 数学ぎらいが出てくる本当の原因
「できる」から「わかる」へ/頭の働きの多様性/小学生の場合/中学生の場合-思考の主体性/数学授業の破綻/無意識的抑圧/「置き去り」感/生徒の望む授業/ずっこけた授業
Ⅶ 数学ぎらいへの処方箋
1 なぜ数学教師は恨まれるか
目的喪失/対象は教師/サディスト教師/恥の文化/恥の克服/数学教師の役割/不満の矛先/虚無的数学観/数学と文学者
2 数学ぎらいに陥らないためには
試行錯誤を許す/思考の主体性/素直さとは両立しない/自己とのたたかい/数学ぎらいは直るか
おわりに