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書誌詳細
科学と技術の教育
- 著者名銀林浩 [ほか] 執筆
- 出版者岩波書店
- 出版年1987.12
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0029600
- 請求記号370.8//I 95//(11)6
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名科学と技術の教育
- 書名ヨミカガクトギジュツノキョウイク
- 著者名銀林浩 [ほか] 執筆
- 著者ヨミギンバヤシ,コウ
- 注記その他の執筆者: 柴田義松, 庄司和晃, 鈴木宏昭, 永田英治, 西岡昭夫, 西村肇, 細谷純, 宮下孝広, 村山功
- 内容 はしがき
I 科学技術観の変化と教育 西村 肇
1 技術変化の時代
2 危機に立つ工学
(1)工学の基礎とその方法
(2)実用の学としての工学
(3)コンピュータが工学にもたらした変化
(4)ハイテクノロジーに追いつけない工学
3 ハイテクノロジーを支える科学の発展
4 情報化と技術
(1)情報化の必然性
(2)情報の意味するもの
(3)ソフトウェアの作る世界
(4)シミュレーション
(5)人工知能とエキスパートシステム
5 生命科学と技術
(1)生命科学の発展
(2)分子生物学
(3)バイオテクノロジー
(4)生命科学の人間思想への影響
6 これからの理科教育のあり方
Ⅱ 科学における問題解決と理解 村山 功 宮下孝広
はじめに
1 日常の認識を支える知識
2 自然科学の知識とその理解
(1)初学者の獲得した知識
(2)専門家の認識を支える知識
3 意味継続的な学習
おわりに
Ⅲ 教育内容「現代化」からの教訓 柴田義松
1 教育内容の「現代化」とは:「現代化」の諸相
(1)何を「現代化」するのか(対象)
(2)だれが、どのような組織で(主体)
(a)「現代化」の二つの潮流 (b)アメリカの「現代化」
(3)どのようなことを目指して(目的)
(a)技術革新と「現代化」(b)経済界の要求と国民の教育要求(c)経験主義教育の克服
2 「現代化」の基本原理九つ
(1) 教科構造の改造を目指す
(2) ブルーナー仮説
(3) 伝統的教授理論の批判
(4) 教科構成の基本原理(ダヴィドフの場合)
(5)水道方式と量の指導体系の場合
3 教育内容「現代化」からの教訓
(1)挫折した「現代化」パ一っI
(2)揺れの大きいアメリカの教育思潮
(3)「現代化」からの教訓
Ⅳ 人間行動からみた数学 銀林 浩
1 伝統的な数学教育の特色
2 人はどうやって頭が使えるようになるか
3 計算とは何か、四つのレベル
4 法則は行動でなぞられて確固となる
5 幾何学と人間行動
6 数学的問題解決の図式
V 科学をどう教えるか:順序性と教授方略 細谷 純
1 「科学を教える」
(1)「理科」と「科学
(2)「高いレベルの科学」
2 「どう教えるか」?
(1)再度、「目標」「内容」「方法」について
(2)学習における「基礎」とは何か
3 既有「科学」の拡大・変革への援助
(1)子どもは科学者である
(2)教授方略としての「生兵法実践主義」:別名Zigzden-Zagzden方式
Ⅵ 認知・学習・教授 鈴木宏昭
はじめに
(1) 採用しないフレームワーク
(2) 知識を用いた処理
1 認知―知識の性質をめぐって
(1) 知識の領域固有性の二つの側面
(a)子どもは賢い、教えなくてもよくできる (b)教えてみてもわからない
(c)知識のパラドックス
(2)知識の準抽象性
2 学習:知識の構造化とそのメカニズム
(1)言われたままの知識
(2)知識の増加と構造化
(a)手続き的学習 (b)概念的学習
3 教授:理解へ向けて
(1)概念化のしかたを対応づける教授
(2)知識問のつながり
(3)理解へ向けて
Ⅶ 伝承的な知恵と科学:「湯と共に赤子まで流す」の愚を避けるべく 庄司和晃
1 近代科学というものの伝来と摂取
2 「西洋流の人」にせんとする雄叫び
3 推理ラインの自覚的な予想行為の勝利
4 「理科」の特設は思想史的な一事件
5 「ミミズの身になって」という歴史的批判
6 伝承的な知恵と科学との合体の創造
7 正当なる擬人主義を堂々と推進したい
8 知恵の本質を″知恵″的に説く昔の話
9 常民の自然教育の一角を担った方法論
10 伝承的な知恵を学ぶための積極面の発見
Ⅷ 地域と生活における科学 西岡昭夫
はじめに
1 地域と生活の科学
2 学び考える場の現状
3 校庭学習から
4 校地外学習への準備
5 地域をみる:そのI プレゼントの交換
6 地域をみる:そのⅡ 教育の交換
7 学校をみる:科学教室誕生
8 地域は学校
(1)道路は都市の文化指標か
(2)学習の資料を自分たちで作る
9 困難と可能性
Ⅸ 科学教育のパースペクティブ:川教材の変遷にみる 水田 英治‘
はじめに
1 明治初期の地文教科と川教材
2 「小学校令」「中学校令」初期の川教材
3 「読本」と「郷土科」の中での川教材
4 《川の作用》を授業内容の中心にした川教材の試みI国定理科書期
5 国民学校期の川教材
6 これからの川教材の研究と理科教育研究の方法