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書誌詳細
新しい子育ての知恵をさぐる
- 著者名山住正己著
- 出版者岩波書店
- 出版年1984.12
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0024762
- 請求記号370.8//Ko21//20
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名新しい子育ての知恵をさぐる
- 書名ヨミアタラシイコソダテノチエオサグル
- 目次はじめに
1菅公・空海・竹取のこと
I 自然の助けによる温和な子育て -近世
日本の子育ての特色/子どもを溺愛する小林一茶/体罰を避ける/異文化との接触と子育て/絶対的な家長の権威/『華岡青洲の妻』と憶良の歌/子どもの生命の軽視/家訓の編纂とその影響/子育てを植物栽培にたとえる/さまざまな植物栽培との類比/環境の影響の重視/『風姿花伝』にみる発達段階/藤樹・益軒、姑息の愛を斥ける/体系だった子育ての書/十五歳一人前と女子の扱い/女子の学習書・教訓書/父と兄の心得/仏教者の子育て論/一揆指導者の子育て論/幕府の子育て政策/各藩の子育て政策/間引・捨子禁止のこと/地域における子育て政策/子育ての習俗と子育ての書物
Ⅱ 日本の近代化と子育て
外国人の見た日本の子ども/変革期における賢明な母親たち/女子教育の重視/近代学校の発足/教育勅語体制下の問題/家庭の新風味と母親たち/子弟・児童・子供/子女・少国民・子ども/子どもの生活時間・空間/自然といなかと文明/部落間・学校間の対抗意識/学力や経済的条件のちがいの影響/露伴とその母の家事教育/躾の基準の喪失/墨ぬりで輝きをなくした子どもたち/男女が席を並べる/軍国主義の崩壊と教育の自由/共同体による子育て/子どもはザーペストをあたえられているか/学校の外の子どもたち/子どもたちの悩み・要求
Ⅲ 一人一人の可能性を大切に
ビューティフル・ネーム/知りあえば知りあうほどに/科学と心の絆との両方を/父親の役割/昔話にみる親の願い/子どもを比較計量しない/「教える」より「学ぶ」が基本/恥すべきこととは何か/身ぶるいするほどの励ましを/子どもにとって友人とは/子育ての常識を一度は疑うこと/排便指導と市民的自由/子どもの多様な可能性と持味/「落ちこぼれ」と「落ちこぼし」/親にとって得になる子育てを
おわりに -子育てのためにも社会的行動を
あとがき