• 書名詩のふるさと
• 書名ヨミシノフルサト

• 著者名伊藤信吉著
• 著者ヨミイトウ，シンキチ

• 出版地東京
• 出版者新潮社
• 出版年1966.12

• ページ287p, 図版1枚
• サイズ19cm

• 目次旅立ちに/7
  さいはての町　釧路（石川啄木）/10
  雪の曠野の旅　空知川（石川啄木）/14
  砂山の思い出　函館（石川啄木）/18
  ふるさとの歌　渋民村（石川啄木）/22
  空知川の岸辺　歌志内（国木田独歩）/26
  情感の物語り　小樽（伊藤整）/30
  浜風のなでしこ　塩谷・忍路（伊藤整）/34
  花の田舎唄　津軽（福士幸次郎）/38
  湖畔の乙女像　十和田（高村光太郎）/42
  樹下の二人　阿多多羅山（高村光太郎）/46
  山麓の二人　裏磐梯（高村光太郎）/50
  自己流謫の地　岩手（高村光太郎）/54
  北上川の畔り　花巻（宮沢賢治）/58
  地人・土地の愛　花巻（宮沢賢治）/62
  古城にうたう　仙台（土井晩翠）/65
  懐郷の国語読本　上小川（草野心平）/70
  利根のアカシヤ　前橋（草野心平）/74
  波宜亭の秋　前橋（萩原朔太郎）/78
  追憶の古き林　前橋（萩原朔太郎）/82
  おだまきの花　山科（萩原朔太郎）/86
  山脈の方へ　三国峠（高橋元吉）/90
  雲に寄せて　大洗（山村暮鳥）/94
  蓮に書ける歌　不忍池（与謝野鉄幹）/98
  都会の蝕手　東京（萩原恭次郎）/102
  「はけ」の村の記憶　多摩（村野四郎）/106
  旅人かへらず　相模川（西脇順三郎）/110
  湖畔の亡命者　山中湖（金子光晴）/114
  湖に凍る歌　山中湖（金子光晴）/118
  秋の夜をこめて　甲府盆地（尾崎喜八）/122
  高原に立って　美ケ原（尾崎喜八）/126
  浅間山麓の村　追分（立原道造）/130
  生涯の秋の歌　追分（立原道造）/134
  林檎の花の慕情　馬籠（島崎藤村）/138
  千曲川のほとり　小諸（島崎藤村）/142
  伝説の荒い海　親不知（中野重治）/146
  荒涼の旅情　親不知（中野重治）/150
  裏日本の村　生地（田中冬二）/154
  湖面の星座　松江（田中冬二）/158
  犀川のほとり　金沢（室生犀星）/162
  雪に萌える春　金沢（室生犀星）/166
  朝明けの空の雁　洲崎（室生犀星）/170
  切なき思いぞ　軽井沢（室生犀星）/174
  砂丘の空の流星　内灘（井上靖）/178
  薬種商の町で　富山（井上靖）/182
  豪奢なる亡び　京都（村山槐多）/186
  「葦の地方」で　大阪（小野十三郎）/190
  物質の精神　大阪（小野十三郎）/194
  市民精神の歌　堺（与謝野晶子）/198
  追懐の雨の夜　奈良（西條八十）/202
  紀の国の五月　新宮（佐藤春夫）/206
  「愚者」の墓地　新宮（佐藤春夫）/210
  名もしらぬ花　犬吠岬（佐藤春夫）/214
  金釘流の母たち　播磨（坂本遼）/218
  一輪の花の幻　広島（原民喜）/222
  人間を返せ！　広島（峠三吉）/226
  水は流れて…　長門峡（中原中也）/230
  ふるさとの風　湯田（中原中也）/234
  ＧＯＮＳＨＡＮ．ＧＯＮＳＨＡＮ．柳川（北原白秋）/238
  水の上の廃市　柳川（北原白秋）/242
  利休鼠の雨　城ケ島（北原白秋）/246
  落葉松の林　軽井沢（北原白秋）/250
  泥海の物語り　有明海（伊東静雄）/254
  帰郷者の墓　諫早（伊東静雄）/258
  殉教者たちの声　長崎（大江満雄）/262
  山村の天主堂　大江（木下杢太郎）/266
  雨の放牧場で　草千里浜（三好達治）/270
  二十年の回憶　草千里浜（三好達治）/274
  西南戦争の後に　阿蘇（落合直文）/278
  叢の中の礎石　　都府楼址（伊藤信吉）/282
  詩的紀行の覚え書/286