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書誌詳細

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製油録 ; 甘蔗大成 ; 製葛録 ; 唐方渡俵物諸色大略絵図(松前)

  • 著者名大蔵永常 [著]
  • 出版者農山漁村文化協会
  • 出版年1994.8

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0075879
  • 請求記号619//N 71//50
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架6
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名製油録 ; 甘蔗大成 ; 製葛録 ; 唐方渡俵物諸色大略絵図(松前)
  • 書名ヨミセイユロク;カンシャタイセイ;セイカツロク.カラカタワタシタワラモノショシキタイリャクエズマツ
  • 著者名大蔵永常 [著]
  • 著者ヨミオオクラ,ナガツネ
  • 叢書名日本農書全集
  • 叢書番号第50巻 . 農産加工 1
  • ISBN9784540940101
  • 出版地東京
  • 出版者農山漁村文化協会
  • 出版年1994.8
  • ページ362, xiiip, 図版8p
  • サイズ22cm
  • 注記翻刻・現代語訳・注記・解題者: 製油録:佐藤常雄. 甘蔗大成:岡俊二. 製葛録:粕渕宏昭. 唐方渡...:田島佳也
    <農産加工>総合解題「近世経済を担った農産加工業--資源活用型の等身大技術--」/佐藤常雄著: p[5]-30
    参考文献: 各解題末
    付録:和暦・西暦・干支対照表,六十干支順位表,方位・時刻表,二十四節気・七十二候・太陰暦・太陽暦対照表,度・量・衡の単位,金一両と米一石の銀相場,旧国名地図・旧国都府県対照表: 巻末
  • 件名農業技術 -- 歴史
  • 目次口絵
    <農産加工>総合解題 近世経済を担った農産加工業――資源活用型の等身大技術――
    近世には、高度な資源活用型の農産加工業があった。加工技術の進展と販売ネットワークによって生産物の付加価値が高まり、国内経済は活性化した。近代の開幕を用意した農産加工業を支えた農書群の歴史的意義を説く。
    一、近世における農産加工業の経済的位置
    1、第一次産業に支えられた近世経済
    2、近世産業の一翼を担った加工産業
    3、出版物に見る第二次産品の普及
    二、農産加工業と技術の特質
    1、日常生活物資を供給した多様な加工業
    2、近世の加工業の特質
    三、収録文献と歴史的意義
    1、<農産加工>分野の収録書
    2、国内経済を活性化させた加工業
    4、資源活用型の生産と消費
    製油録<せいゆろく>
    永常の前著『油菜録』が栽培について述べるにとどまり,搾油法にはふれていなかったので,それを補う意味で刊行したもの。綿実の搾油法にもふれている。その技術は現代にも通用する。
    上巻
    総論
    関東流の搾油法
    各油の搾油の歩留り
    搾油業の採算の見当
    菜種の乾燥
    関東流搾油法の実際
    搾油道具
    関東流搾油法の採算見積もり
    水車による搾油法
    水車で粉をひき、搾油する実際
    灘流水車搾油法の採算見積もり
    綿実油
    下巻
    大坂流の搾油法
    大坂流の菜種の炒り方
    大坂流搾油法の採算見積もり
    白搾油
    江戸で仕入れる大坂油の値段の金銀換算早見表
    江戸で仕入れる伊勢油の値段の金銀換算早見表
    菜種の値段が変動する場合の油値段の見積もり
    「しぼる」という文字についての考察
    あとがき
    解題
    一、底本と著者大蔵永常について
    二、幕府の灯油統制と油市場について
    三、上方と関東の搾油技術の展開について
    甘蔗大成<かんしゃたいせい>
    さとうきびの導入を,麦や菜種の間作として,つまり諸作のつくり回しのなかに組み込んで説いているところに本書の特徴がある。製糖技術としては中国渡りの伝統的な方法と,讚岐流の新しい技術を重層的に述べている。
    上巻
     総論
     さとうきび栽培に適した土地の選び方
     植付け方
     育った苗の移植法
     施肥の要領
     新芽の切除
     さとうきびの収穫適期
     収穫のしかた
     二年もの・三年ものの宿根の苗利用
     さとうきび苗の越年貯蔵法
     さとうきびを搾る道具
     さとうきび搾りの必要労働力・歩留りおよび採算
     畑一反当たりから収穫されるさとうきびで製造される砂糖とその採算の見積もり
     下巻
     黒砂糖の製法
     白砂糖の製法――作業工程のあらまし
     白下糖を搾る方法
     解題
      一、底本とその伝来・原著者・成立の時期について
      二、味覚の広がり――砂糖の大衆化
      三、甘蔗の栽培と製糖技術
      四、『甘蔗大成』に見る技術と「利」
    製葛録<せいかつろく>
    くずは,くず粉をとる素材として,また薬としても利用でき,茎からは糸をとって布に織ることもできるという重宝な植物である。本書はくず粉のとり方,くず布の製法を図解入りで説明している。
     『葛録』序文
     総論
     葛が生育する土地について
     葛の根を掘る時期
     葛の根の掘り方
     葛粉の製造方法
     飢饉のときの葛粉の利用についての概略
     さらし葛の製法
     葛布について
     葛つるの刈取りと処理法
     糸の製法
     解題
      一、出版の経緯と底本について
      二、執筆者について
      三、成立の背景と本書の特徴
      四、『製葛録』の及ぼした影響
      五、おわりに――葛の未来
    唐方渡俵物諸色大略絵図(松前)<からかたわたしたわらものしょしきたいりゃくえず>
    中国への輸出海産物である俵物(海鼠=干しなまこ,干しあわび,ふかひれの3点)と諸色(昆布など俵物以外の乾物)の製法や規格を彩色図入りで解説。
    煎海鼠
    白干鮑
    鱶鰭
    藤海鼠
    昆布
    鶏冠草

    干瀬貝
    イタラ貝
    椎茸
    解説
    解題
    一、近世の対外貿易口と俵物
    二、『唐方渡俵物諸色大略絵図』と福島屋杉浦嘉七
    三、松前蝦夷地産俵物・諸色の生産と流通