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書誌詳細
童蒙酒造記(摂津) . 寒元造様極意伝(摂津)
- 著者名袋屋孫六著
- 出版者農山漁村文化協会
- 出版年1996.8
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0075880
- 請求記号619//N 71//51
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名童蒙酒造記(摂津) . 寒元造様極意伝(摂津)
- 書名ヨミドウモウシュゾウキセッツ.カンモトゾウヨウゴクイデンセッツ
- 叢書名日本農書全集
- 叢書番号第51巻 . 農産加工2
- 出版地東京
- 出版者農山漁村文化協会
- 出版年1996.8
- ページ240, xiiip, 図版4p
- サイズ22cm
- 注記翻刻. 底本: 『童蒙酒造記』第一〜五巻(国立国会図書館所蔵). 『寒元造様極意伝』元禄3年(流通経済大学図書館所蔵)
翻刻・現代語訳・注記・解題: 吉田元
参考文献: 解題末
- 目次口絵
童蒙酒造記(摂津)<どうもうしゅぞうき>
江戸期初頭の銘醸地・摂津鴻池の流派を中心に,酒づくりの全般にわたって解説している酒造技術書。乳酸発酵利用の新酒用菩提もと,高温糖化の煮もと,通常の生もとについての技術は貴重な情報。
第一巻
○日本の酒の始まり
○中国の酒の始まり
○インドの酒の始まり
○酒の多くの徳
○酒の異名
○酒の和名
○酒造りの吉日と凶日
○酒造りに注意すべき年
○新米と古米
○米の買い方
○一〇年間の米の相場
○酒造りの損得の計算
○一〇年間の酒の相場
○薪のおよその見積り
○働き手の人数のめやす
○釜の土台
○釜について
○一つ仕込みのこしき
○水のさし方
○杉でつくった新しい酒造用道具
○新しい樽
○呑口に使用する木
○桶の容積の見積り
○桶や酒造用の道具の洗い方
○土用洗い
○洗った桶の干し加減
○秋洗い
○道具の悪臭のとり方
○唐臼の仕組み
○米ぬかの見積り
○精米のていど
○米の研ぎ方
○洗米をこしきに入れる方法
○酒米の蒸し方
○麹のつくり方
○酒造に関する言葉
○酒造用道具の名前
第二巻
○序文
○菩提性仕込みの方法
○煮酛仕込みの方法
○水酛仕込みの方法
第三巻
○序文
○寒造りの方法
○生酒の造り方
○春造りの方法
○片白の場合
○小米酒
○もち米酒
第四巻
○序文
○奈良流の造り方
○伊丹流の造り方
○小浜流の造り方
○酒粕から焼酎を取る方法
○本直しの造り方
○みりん酒の造り方
○麻生酒の造り方
○麻生酒造りの別法
○濁酒の造り方
○練酒の造り方
○白酒の造り方
○忍冬酒の造り方
○豆淋酒の造り方
○栢酒の造り方
第五巻
○序文
○水酛のつくりはじめ、つくり終わりの時期
○新酒酛の暖気樽の入れ方、半枯しと本枯し
○暖気樽の入れ方
○新酒に米の気が残ること
○酛のよしあしの判断
○早酛のつくり方
○醪を酛にした造り方
○清酒を酛にした造り方
○寒い時期に酛づくりを急ぐ方法
○赤酛
○酛の早立ち
○酛枯し期間の長短についての心得
○癖のある酛
○酛卸
○酛づくりの遅れを暖気樽で早く立てる方法
○勢いが強い酛
○勢いが弱い酛
○つぶれた酛
○水麹の遅速の判断
○諸流派の飛ばせ方
○水の加え方
○泡わき
○わきの強弱の判断
○わく音
○わき方による酒のよしあしの判断
○わきすぎた酒を掛ける前に冷ます方法
○べっとり甘口の酒を造るには
○甘口酒の造り方
○辛口酒の造り方
○大桶にまとめる方法
○桶の口に紙を貼る時期
○花降り
○垂り
○わくときの匂いによる酒のよしあしの判断
○清酒の風味による日持ちの判断
○醪のおよその見積り
○酒の上槽方法
○片白の中くみ
○酒粕のおよその見積り
○桶の口に紙を貼る方法
○桶の口に貼る紙の見積り
○おり引きについて
○火入れ前に樽詰めするさいの心得
○火入れの時期のめやす
○火入れの時期の色による判断
○火入れの時期の風味による判断
○火入れの方法
○火入れによる日持ちの判断
○火入れとおり引きを同時に行う方法
○火入れによる酒の目減り
○二番火入れ
○三番火入れ
○貯蔵する酒の日持ちに関する心得
○夏酒を日持ちさせる方法
○酒の江戸への出荷
○酒粕の江戸への出荷
○江戸へ出荷する時期
○江戸へ出荷する酒の貯蔵
○江戸へ出荷する酒の変質と目減り
○江戸への道中、地元での販売
○予備の酒とその目減り
○変質した酒を三年保たせる方法
○腐敗した酒を長持ちさせる方法
○酒直し薬の製造法
○醪の直し方
○醪直しの悪臭の除去法
○清酒の煮直し
○清酒の冷直し
○苦味、臭味、甘口、火香など、癖のある酒を辛口に直す方法
○酒粕で直す方法
○砂ごしの方法
寒元造様極意伝(摂津)<かんもとつくりようごくいでん>
摂津伊丹流の寒づくりの酒造技術書。水の加え方と蒸米の温度加減,加温用の暖気による温度調節などを解説していて,いわゆる「伊丹流」の酒造技術がよくわかる。
寒酛のつくり方
寒酛の仕込み方の要点
暖気樽の引き上げ方と暖気樽の入れ方
北窓流の造り方の秘伝
甘口酒の造り方
櫂の入れ方の口伝
諸白の添掛のさいの水の加え方
枝掛の添掛の方法
米の蒸し方の覚書
辛口酒の造り方
並酒を造るさいの水の加え方
酒の上槽とその後のおり引き
寒造り酒を春に上槽する方法
諸白の樽詰め法の極意
解題
一、近世の酒造をめぐる社会的背景
二、江戸時代の酒造技術
三、『童蒙酒造記』の酒造技術
四、『寒元造様極意伝』の酒造技術