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プロローグ 「選挙に行け」っていわないで! | | |
第1章 二つの立場:体制派と反体制派 | | |
政治に「中立」はありえない/「反体制派」は江戸時代にもいた/江戸期最大の反体制運動「島原・天草一揆」/反体制派はいつか体制派と入れかわる/自由民権運動も反体制運動だった/反体制運動をつぶすには言論弾圧がいちばん/米騒動はただの騒動なんかじゃない/体制派は悪代官で、反体制派は正義の味方か/あなたは体制派? 反体制派? | | |
第2章 二つの階級:資本家と労働者 | | |
世界には金持ちと貧乏人がいる/日本の貧困化はなぜ進んだのか/資本主義社会は自由で平等?/資本家と労働者の間には越えられない壁がある/労働者が資本家に対抗するには/日本のプロレタリアも団結した/労働運動の歴史は弾圧との闘いだった/労働者の国、社会主義国の誕生/社会主義国の暴走と破滅/冷戦時代には日本にも二つの陣営があった/五五年体制は社会主義的な資本主義/「資本主義VS社会主義」は二〇世紀の図式/資本主義にもいろいろある/二一世紀は「新自由主義VS社会民主主義」/資本家と労働者、どっちの側につく? | | |
第3章 二つの思想:右翼と左翼 | | |
「右翼」も「左翼」も反体制思想だった/右翼と左翼の源流は明治/天皇を崇拝するか打倒するか/戦前の日本は「頭のおかしい右翼の国」/右翼とつるんでテロに走った青年将校/戦争の理由にされた大アジア主義/戦後の右翼と左翼はどうなった/右派と左派の対立ポイントは自衛隊と日米安保/六〇年安保が左翼と右翼の意識を変えた/ふたたびテロに走ったその後の右翼/暴徒と化したその後の左翼/政治運動のなれのはて | | |
第4章 二つの主体:国家と個人 | | |
国家と個人、どっちが大事?/国家と個人が対立するとき/「大型公共事業」は誰のため?/国と住民の対立はよく起こる/国益優先は全体主義、人権優先は個人主義/個人主義は面倒だけど必要なもの/公害裁判からわかること/権利獲得のために闘ったマイノリティ/日本国憲法は「個人主義」の憲法だった/左派は個人主義、右派は全体主義/戦後日本の体制派とは誰だったのか? | | |
第5章 二つの陣営:保守とリベラル | | |
左派の目から見るといまは「最悪に近い状態」/二〇二〇年ごろまでに日本の体制が変わる?/日本の自衛は「専守防衛」/集団的自衛を許す? 許さない?/憲法改正は自民党の悲願/憲法を変える? 変えない?/ああ、ややこしい、領土問題/もっとややこしい、歴史認識問題/右派が勢いづいた拉致問題と嫌韓/外交にかかわる慰安婦問題と靖国問題/ナショナリズムと格差社会は連動する/右派と左派の経済政策のちがいとは/安倍政権の経済政策は意外に左派的?/原発に賛成? 反対?/選挙公約より党派で選べ/与党と野党、体制と反体制、どっちにつく? | | |
エピローグ リアルな政治を学ぶには | | |