タイトル | 著者 | ページ |
はじめに | | |
第一章 民主主義のルーツを言葉から考える | | |
1 ポリスにみる民主主義の原点 | | |
珍しい政治の仕組み/ペルシャvs.ギリシア-「自由」の理解の違い/ギリシアの民主政が辿った道 | | |
〈コラム1〉ペリクレスの葬送演説 | | |
2 民主政という政治の仕組み | | |
アリストテレスが唱えた六つの政治体制/民主政が抱えた障害 | | |
第二章 代表制を伴った民主政治の誕生 | | |
1 「契約に基づく権力」と「法の支配」の新展開 | | |
封建制から特権と「条件付」契約へ/人間の人間としての権利/フランス革命と国民国家 | | |
2 アメリカ合衆国の政治的実験 | | |
民主政治に内在する悩み/共和政と国家のサイズ | | |
3 大統領制と議会制 | | |
イギリス議会制の特徴/二つのモデルとその後の変遷 | | |
〈コラム2〉日本の参議院について | | |
第三章 「みなし」の積み重ねの上で民主政治は動く | | |
1 代表と代理 | | |
人民を代表するとは?/選挙-政策と選択のための環境作り | | |
2 「代表する」と「代表させる」 | | |
選挙民を代表するとは?/政党と選挙制度の役割/民主政治における「強い少数者」の存在 | | |
〈コラム3〉どれだけの票を獲得すれば「有権者の代表」にふさわしい? | | |
第四章 「世論の支配」-その実像と虚像 | | |
1 「世論の支配」を考える | | |
世論はモノのようなものか?/人間の判断基準と世論の関係 | | |
2 エリート主義と大衆の愚弄 | | |
エリートvs.大衆の二重構造/「宣伝」と「テロ」による統治/『わが闘争』にみる大衆操作 | | |
3 「世論の支配」の意味とは | | |
政治指導者と世論のせめぎあい/世論と政治の接点の重要性 | | |
〈コラム4〉誰が世論を誘導しているか | | |
第五章 政治とどう対面するか-参加と不服従 | | |
1 参加への熱望-明治日本の課題 | | |
『学問のすゝめ』にみる政府と人民の関係/官僚制と政治 | | |
〈コラム5〉日本における政と官 | | |
2 抵抗の論理-市民的不服従の流れ | | |
「正理を守って身を棄つる」/市民の服従拒否というスタイル | | |
第六章 これからの政治の課題とは | | |
1 二十世紀の政治を振り返って | | |
大戦争と政治の不安定化/戦後の日本政治を振り返る | | |
2 これからの政治課題を展望する | | |
合理的な「利益政治」を求めて/鍵としての「教育」/グローバル化と政府の役割/ナショナリズムの問題/軍事力の再登場/環境・資源問題と民主政治 | | |
〈コラム6〉十八歳投票権の時代へ | | |
おわりに-二十一世紀型社会を模索して | | |