書誌詳細
野生動物と共存できるか 保全生態学入門
- 著者名高槻/成紀∥著
- 出版者岩波書店
- 出版年2006.6
所蔵事項
- 登録番号11005146
- 🟥請求記号S-480-タ
- 貸出区分通常貸出
- 蔵書区分図書 - 一般
書誌事項
- 書名野生動物と共存できるか 保全生態学入門
- 書名ヨミヤセイドウブツトキョウゾンデキルカ
- 内容紹介20世紀後半から、多くの野生動物が人間のために生きる場所を失ったり、数が減少したり、最悪の場合は絶滅してしまったりしている。新しい学問・保全生態学を通じて、人間と野生動物がどう関わればいいかを考える。
- 著者紹介1949年鳥取県生まれ。東北大学大学院理学研究科修了。東京大学大学院農学生命科学研究科助教授を経て、東京大学総合研究博物館助教授。理学博士。著書に「歯から読みとるシカの一生」など。
内容細目
| タイトル | 著者 | ページ |
| はじめに | | |
| 1章 いま野生動物にこんな問題が | | |
| 1 生物が消えていく-メダカ | | |
| 2 人の空間に出没する-ツキノワグマとサル | | |
| 3 爆発的に増えて生態系をこわす-シカ | | |
| 4 外来動物が生態系を変える-ヤギ、マングース | | |
| 5 複雑な生きもののつながり-ラッコと漁業被害 | | |
| 2章 絶滅はなぜおきるのだろう | | |
| 1 絶滅の例 | | |
| 2 絶滅の意味 | | |
| 3 絶滅の背景にあるもの | | |
| 4 絶滅させないための努力 | | |
| 3章 保全生態学が野生動物をまもる | | |
| 1 保全生態学への動き | | |
| 2 生態学の考え方 | | |
| 3 保全生態学の考え方 | | |
| 4 生物のつながり | | |
| 4章 保全生態学のじっさい-私たちの研究から | | |
| 1 シカ研究が原点に | | |
| 2 モンゴルでモウコガゼルの保全をさぐる | | |
| 3 渡りのルートを調べて渡り鳥の保全につなげる | | |
| 5章 野生動物問題の解決に向けて | | |
| 1 クマ問題は科学的な体制づくりから | | |
| 2 サル問題は殺さないで解決を | | |
| 3 シカ問題は増えすぎを防ぐ | | |
| 4 外来種問題は社会全体で未然に防ぐ | | |
| 6章 野生動物をどう考えればいいか | | |
| 1 ところ変われば人の考えも変わる | | |
| 2 オオカミのこと-神か悪魔か | | |
| 3 生物保全に必要なものは | | |
| 4 人間中心ということ | | |
| 5 さまざまな価値観 | | |
| 6 アイヌ民族の民話 | | |
| 7 真に豊かであるということ | | |
| 8 野生動物の価値 | | |
| あとがき | | |