書誌詳細

憲法読本

  • 著者名杉原/泰雄∥著
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2014.3

貸出・返却・予約状況

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号11022869
  • 請求記号S-323-ス
  • 貸出区分通常貸出
  • 蔵書区分図書 - 一般
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 新書
  • Map
  • 所蔵状態所蔵

ブックリスト

書誌事項

  • 書名憲法読本
  • 書名ヨミケンポウドクホン
  • 著者名杉原/泰雄∥著
  • 著者ヨミスギハラ,ヤスオ
  • ISBN9784005007684
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2014.3
  • ページ11,288p
  • サイズ18cm
  • 価格1000
  • 件名憲法-日本
  • 内容文献:p275~276
  • 内容紹介近現代における人類の苦しみを克服しようとする原理・原則をもつ日本国憲法の入門書。人権保障、権力の民主化、平和主義など、世界に誇れる現憲法を、基本から解説します。
  • 著者紹介1930年静岡県生まれ。一橋大学名誉教授、駿河台大学名誉教授。専攻は憲法学。著書に「国民主権の研究」「人民主権の史的展開」など。

内容細目

タイトル 著者 ページ
読者のみなさんへ-第4版のはしがき
Ⅰ 現代社会と立憲主義
 1 現代のリバイアサン
 政治とわたしたちの生活
 2 立憲主義のあゆみ
 1 立憲主義とは
 権力の濫用を阻止するために
 2 憲法が保障するもの
 基本的人権とは
 近代市民憲法の人権保障
 現代市民憲法の人権保障
 国民主権の原理
 権力分立
 平和主義
 現在と軍拡
 3 よりよき立憲主義のために-第Ⅰ章のまとめ
 人類の歴史的歩みの特色
 近代市民憲法の登場
 二つの現代憲法の登場
 「大競争」のあっけない終わり
 憲法の歴史における「第三の転換期」
Ⅱ 日本の立憲主義のはじまり-大日本帝国憲法(明治憲法)
 1 明治憲法の誕生
 憲法が必要になった
 準備段階
 草案から公布へ
 2 明治憲法はどんな特色をもっていたか
 近代的な要素
 前近代的な要素
 3 明治憲法はどのように運用されたか
 超然内閣の強行
 政党内閣の誕生
 強権政治へ
 悲惨な民衆の生活
Ⅲ 日本国憲法の制定
 1 日本国憲法の誕生
 ポツダム宣言の発表
 遅れた受諾
 国民の生命を犠牲にして
 戦争責任のとり方
 「憲法を改正する必要はない」
 マッカーサーの指示
 松本案と総司令部案
 「憲法改正草案要綱」
 総司令部が急いだ理由
 政府の本心
 一般国民の対応
 2 日本国憲法の制定はどのような意義をもっているか
 反省のうえに
 人類の歴史的努力の成果
 未完の市民革命
Ⅳ 日本国憲法のしくみ
 1 戦争の放棄
 1 なぜ人権保障の前か
 近現代の市民憲法における軍隊と戦争の位置
 伝統的な軍隊・戦争観の破綻
 明治憲法下の戦争経験
 2 あらゆる戦争の放棄とあらゆる戦力の不保持
 平和主義の宣言
 第九条第一項の解釈
 第九条第二項の解釈
 第九条の求める日本の安全保障
 3 第九条で日本はやっていけるか
 再軍備論の問題点
 2 基本的人権の尊重
 基本的人権とは
 1 自由権とはなにか
 身体の自由
 精神の自由
 経済活動の自由
 その他の自由
 包括的自由権の保障
 2 社会権とはなにか
 (1)生存権
 (2)教育を受ける権利
 (3)勤労の権利と勤労基準の法定
 (4)労働三権
 3 受益権とはなにか
 (1)請願権
 (2)国や地方公共団体に対する損害賠償の請求権
 (3)裁判を受ける権利
 (4)刑事補償請求権
 4 参政権とはなにか
 (1)公務員の選定罷免権
 (2)普通選挙の保障
 (3)投票の秘密と投票について責任を問われないことの保障
 (4)参政権にかんするその他の保障
 5 平等権(法の下の平等)
 6 基本的人権の限界
 内在的制約論
 憲法による特別の制限
 7 刑罰による基本的人権の制限
 被疑者・被告人の場合
 有罪で刑を受けると
 適法手続主義
 逮捕と抑留・拘禁
 捜索・押収
 拷問と残虐な刑罰の禁止
 被告人の権利
 自白についての保障
 第三九条の保障
 8 国民の義務
 (1)保護する子女に普通教育を受けさせる義務
 (2)勤労の義務
 (3)納税の義務
 9 現代社会と基本的人権
 (1)外国人の人権
 (2)国民と国民の間における人権保障
 (3)新しい人権
 3 国民主権と議会制民主主義
 国民主権の政治
 国民の役割
 議会制民主主義の条件
 4 権力の分立
 1 国会
 明治憲法下では
 国会の組織と権限
 国会の活動
 国会議員の特権
 2 内閣
 明治憲法下では
 内閣の組織と権限
 議院内閣制
 内閣政治
 3 裁判所
 明治憲法下では
 司法権の独立のために
 裁判所の組織
 違憲審査制度
 5 地方自治の保障
 明治憲法下では
 地方自治はなぜ必要か
 地方自治の本旨
 地方自治のしくみ
 6 象徴天皇制について
Ⅴ 日本国憲法はどのように運用されてきたか
 二頭だての馬車
 1 解釈改憲の政治
 世界で有数の軍隊へ
 駐留米軍
 合理性を欠く第九条の運用
 基本的人権の過度の制限
 ゆがんだ選挙制度
 信頼を失う議会
 瀕死の地方自治
 2 明文改憲を求める政治
 新たな動き
 3 「二頭だての馬車」の要因
Ⅵ 日本国憲法を国民の手に-主権者・国民の出番
参考文献
日本国憲法