書誌詳細
トルコから世界を見る ちがう国の人と生きるには?
- 著者名内藤/正典∥著
- 出版者筑摩書房
- 出版年2022.10
書誌事項
- 書名トルコから世界を見る ちがう国の人と生きるには?
- 書名ヨミトルコカラセカイオミル
- 内容紹介文化を理解するためのものさしはひとつではない-。西洋と東洋の境目で、どうしたら二つの文化の融合が可能かを考え続けてきた国・トルコ。トルコの考え方を通して、異文化理解やグローバルとはどういうことかを考える。
- 著者紹介1956年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授、一橋大学名誉教授。著書に「となりのイスラム」など。
内容細目
| タイトル |
| ◆はじめに |
| |第1章|イスラムと政教分離のはざま |
| イスラムの国ではないトルコ |
| ケマル・アタテュルクの決断 |
| イスラム主義の台頭 |
| イスラム政党はどうやって民衆の心をつかんだのか |
| スカーフ着用の自由を! |
| イスラムと女性の自由 |
| 民主化のジレンマ |
| |第2章|だれも正義の味方になれない民族の問題 |
| トルコ人であること |
| 憎しみは憎しみをよんで |
| 報道される民族問題のかげに |
| ヨーロッパが残した傷痕 |
| 正義をふりかざす前に |
| |第3章|素顔のトルコの人たち |
| 子どもはたからもの |
| 赤ん坊にとっての日本とトルコ |
| 日本人への熱いまなざし |
| ヨーロッパ人のおしつけがましさ |
| 悲劇が紡いだ日本との関係 |
| バイラムおめでとう! |
| 羊がやってきた |
| 山盛りの肉がやってきた |
| |第4章|激動する世界のなかで |
| トルコ人労働者の30年 |
| 家族とともに暮らすこと |
| 統合か同化か |
| 私はだれなの? |
| 居場所を求めて |
| 東西統一がもたらしたもの |
| 日本のものさしを見直してみよう |
| 日本の外国人労働者問題 |
| |第5章|トルコのものさしが示す世界の姿 |
| ある希望への旅路の物語 |
| フランスへ密航する |
| フランスでみつけたもの |
| 新国際秩序のなかのイスラム |
| 秩序をつくることより人間を知ること |
| ◆おわりに |
| ◆次に読んでほしい本 |