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雑誌詳細
- 特集記事
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- 巻頭特集:学校給食で地産地消 〜地域の食を学ぶ〜
地産地消を学校給食に取り入れる自治体が増えています。2023年度は約7割の都道府県で4年前より地場食材の使用率が上がりました。学校給食での地場食材の活用は、子どもに地元の食材を身近に感じてもらったり、地域の自然や食文化への理解を深めてもらったりと、食を通じた学びに繋がります。また、地産地消は地域経済の活性化や、食材の輸送距離が短いことから環境への負荷軽減にもなります。
ピックアップトピックス
●酪農の危機
国内の酪農家数が2024年10月に初めて1万戸を割りました。酪農家の8割以上が経営悪化を訴えており、半数近くが離農を検討したことがあるようです。消費者の大事な役割は、牛乳や乳製品を更に消費していくことです。
●地域で「共食」
地域で誰かと一緒に食事をする「共食」の機会が設けられています。地域食堂に高齢者や子どもたちが集まり、食事を囲みながら交流することで、「孤食」の防止や、地域のコミュニティ作りに繋がっています。
●伝統的な文化に挑戦
日本の伝統工芸である「組みひも」や「織物」、年末年始の縁起物「しめ縄」などの体験が行われています。若い世代へ向けて、日本の伝統文化の伝達や、技術の継承が目指されています。
●交流広げるまちの本棚
個人の蔵書を個人宅や学校、駅や飲食店などに置いたり、持ち寄ったり、貸し出したりする「私設図書館」が広がっています。本をきっかけに人との繋がりや交流が生まれる「居場所」となっています。
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