タイトル | 著者 | ページ |
まえがき | | |
第1章 他者とのかかわりを志向する〈弱いロボット〉 えっ、弱いロボット!? それは、どんな? | | |
テーブルを囲んでの雑談から/ぼんやりと心に描いてみる/ゴミ箱の姿をしたロボットはどうか…/あり合わせの部品をかき集めてきて…/ロボットの振舞いをどう解釈するのか/子どもたちとのファーストコンタクト/これってロボットなの? どこがすごいの?/フツウのロボットって、どんな?/子どもたちとの間に生まれる「しなやかな強さ」/ちょっとだけ手のかかるロボットはどうか/モジモジしながらティッシュを配ろうとする〈アイ・ボーンズ〉/フラフラとおぼつかなくさまよう〈ペラット〉 | | |
第2章 〈弱いロボット〉は、こうして生まれた! あり合わせによる〈ブリコラージュ〉のすすめ | | |
冷蔵庫の中のあり合わせを生かして…/ジャンケンで負けてたどり着いた世界/手探りで「音声」を生みだす試み/いい淀みなどの非流暢な発話の現象をどう扱ったらいいのか/砂浜の上を歩く蟻の足跡…/進化する仮想的なクリーチャとの出会い/雑談という現象を生みだせないものか/『ピングー』の世界に学ぶ/その「身体」なるものを作ってみてはどうか/〈む~〉の誕生/あの「壁」がさりげなく諭してくれていた… | | |
第3章 「獲得」から「参加」へ 実社会と学校教育とのズレをヒントに「学びのスタイル」を再考する | | |
大学で講義を担当してみた…/まだ〈定期テスト〉ってあるんだ!/学生たちの「モノ作りマインド」に応えなければ…/学びとは、文化的な実践への参加だ!/専門分野や大学の垣根を越えて/「TUTオープンチャレンジプロジェクト」始動!/未来志向のロボットやメディアとは?/〈アイ・ボーンズ〉の誕生/熱意の連鎖とは/「このロボットはやばいかも…」と思える瞬間/ロボットを作るために、なにかいい本はないでしょうか?/ヤスリ掛けから始めてみよう!/「獲得メタファ」と「参加メタファ」/手のひらサイズのロボットを作れないか… | | |
第4章 「ひとりでできるもん!」って、ホントなの? レジリエントな生き方を〈弱いロボット〉たちに学ぶ | | |
ドキドキするなぁ…/「左目から見た自画像」との出会い/自分の顔なのに「自らの視点」からは見えない!/〈顔を欠いたような身体〉でも不自由を感じないのはなぜか?/なぜドキドキするの?/「ひとりでできるもん!」って、ホントなの?/その地面がわたしたちを上手に歩かせている/自らの中に閉じることなく、まわりを味方につける!/オドオド、モジモジの正体は?/ロボットたちはドキドキすることはないのか?/オドオドと話そうとする〈トーキング・アリー〉/子どもたちの言葉足らずな発話に学ぶ/〈お掃除ロボット〉のしなやかな方略とは?/いい直し、いい淀みのすすめ! | | |
第5章 コンヴィヴィアルなかかわりを求めて 利便性・効率性というモノサシを再考する | | |
注文をまちがえる料理店/素朴な道具とわたしたちのかかわり/〈○○してくれるシステム〉と〈○○してもらう人〉との微妙な関係/テクノロジーは本当に人を幸せにしているのか?/「なんだか、幸せ!」の形…/「なんだか、幸せ!」な気持ちを共有する/ロボットとの間で「なんだか、幸せ!」を生みだせないものか/ちょっとモノ忘れしてしまうロボットはどうか/レジリエントな社会をどう作りあげていくか/〈関係の中に埋め込まれる!〉という選択 | | |
あとがき | | |