| タイトル | 著者 | ページ |
| 序章 QOLって何だろう | | |
| 「よく生きる」とは/いのちへの問い/日本と欧米の違い/この本で伝えたいこと | | |
| 第1章 医療とQOL | | |
| いのちか目か/医療における同意/愚行の権利/医学の進歩あってこそのQOL/ジョブズの選択/医学は感染症との闘いだった/「君が見ているのは、私じゃない」 | | |
| 第2章 高齢者医療とQOL-フレイルにどう対処したらよいか | | |
| 病気になったら病院へ/病院医療の高度化/高齢者医療にあてはめると/医療は魔法ではない/高齢期とフレイル/凝り固まったヒューマニズム/プラス介護で動きをうばう/どちらが本人のため?/QOLの叫び | | |
| 第3章 認知症ケアとQOL | | |
| 「アンパンを売らないでください」/日常生活が倫理問題に/もし病院だったら/ケアスタッフだったら、どうする?/QOLは本人が一番よく知っている/「本人のため」だから/認知症の人を地域でみていく/特別なアンパン | | |
| 第4章 QOLを伝えられない人のQOL | | |
| 息子の魂を自由にしてやってほしい/子どものQOLを親が決める?/判断能力のない人のQOL/すべての医療を行う/どこからが「不自然」か/カトリック信者は外科手術を拒否できるか/標準的な医療と特別な医療/通常と特別の線引きは?/ロックト・イン・シンドローム/私が行くと「ときめく」/生きることの意味や価値を問う | | |
| 第5章 家族と私のQOL | | |
| 年金七万円はおっきいよ/食べられなくなったら、それが母の寿命/リハビリさせないでほしい/関係性のなかにある自律/家族の望みが私の望み | | |
| 第6章 看取りとQOL | | |
| 看取りはお祭り/看取り搬送/蘇生しないでほしい(DNAR)/救命と看取りの交差/救急隊員の法的立場とジレンマ/家族の「啓発」は困難/わかっていても「もう一回」/死は生の出来事ではない/「このまま穏やかに看取りましょう、救急車は呼ばずに」 | | |
| あとがき | | |