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1秒って誰が決めるの? 日時計から光格子時計まで

  • 著者名安田/正美∥著
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2014.6

貸出・返却・予約状況

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計1

所蔵事項

  • 登録番号99110053
  • 請求記号449-ヤ
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架
  • 所蔵状態所蔵

ブックリスト

書誌事項

  • 書名1秒って誰が決めるの? 日時計から光格子時計まで
  • 書名ヨミイチビョウッテダレガキメルノ
  • 著者名安田/正美∥著
  • 著者ヨミヤスダ,マサミ
  • 叢書名ちくまプリマー新書
  • 叢書番号215
  • ISBN9784480689184
  • 国名コードJP
  • 言語コードjpn
  • 出版地東京
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2014.6
  • ページ167p
  • サイズ18cm
  • 価格780
  • 件名時刻
    時間(物理学)
  • 内容紹介時を計ること、その道具(時計)を作ること、そしてその精度を高めることは、政治や産業、科学技術と常に関わり大きな影響を及ぼしてきた。時代と共に1秒の定義も変化している。1秒を計る技術の最前線に迫る。
  • 著者紹介1971年広島県生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。産業技術総合研究所計測標準研究部門時間周波数科波長標準研究室主任研究員。次世代光周波数標準としての光格子時計を研究。

内容細目

タイトル 著者 ページ
はじめに
第1章 時はどのように計られてきたか-時計の歴史
 1 時間とは何か
 時間は「変化」によって認識できる/時間に区切りをつけること
 2 暦の誕生から「1秒」を刻む振り子時計まで
 時計の誕生-暦と日時計/水時計から砂時計へ/機械式時計の登場-教会が時を支配する/アジアにおける暦と時計/暦がずれるのは地球の自転が遅くなっているから/ガリレオの大発見から「1分」が生まれた/振り子時計と科学の進化の関係/1時間はなぜ60分なのか/天文学者が求めた正確な「1秒」/大航海時代の大テーマは「経度の計測」/科学者たちが経度の計測に挑戦/ジョン・ハリソンの世紀の大発明-ポータブルな海上時計/機械式時計のメカニズム/進化する振り子時計
 3 クォーツ時計で機械と電気が融合した
 クォーツ時計の仕組み/共鳴を利用した音叉時計/宇宙でも時を計るクォーツ
 4 「計る基準」を定義する
 基準は「変わらないもの」でなければならない/「自然の法則」と「人工物」の戦い/今も人工物が基準の「キログラム」/標準時がないとどうなるか/グリニッジ標準時?/基準の正確さは社会の安定や便利さにつながる/単位の国際標準化はフランスから始まった/プライドのぶつかり合う国際間競争/科学と国力/新たな量の定義をつくる
第2章 時を計る技術の最前線-光格子時計ができるまで
 1 原子時計の仕組み
 新しい秒の定義/時計の2分類と3つの構成要素/振動の速さ=周波数/周波数と色の関係/分光学の歴史/原子時計の歴史
 2 原子を捕まえて時計にする-原子本来の色を求めて
 イオン1個を捕まえろ-単一イオン時計/温度とは原子の動きのこと/原子本来の色を求めて/波長の計測から、光の周波数の計測へ
 3 マイクロ波から光へ
 光の周波数を測る/光周波数コムで周波数を測れる理由/原子の周波数にチューニングする
 4 光格子時計の仕組み
 原子をだます魔法波長/装置はすべて研究者の手づくり/自然に白状させる
第3章 時間計測の精度を求めると?
 1 光格子時計のその先へ
 可視光線の次は紫外線やX線で/ポータブルな原子時計の時代へ/原子核時計-より速い振動を求めて
 2 高精度の時計はどう応用できるか
 通信がより高速になる/GPSでの位置測定、誤差が1μm以下に?/時計が重力センサーになる/周波数測定でガンの早期発見を/地球型惑星を探索する/想像もできない未来に向けて
おわりに