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序論-「逃げる」ための人間学 | | |
第1節 防災・減災に関する人間科学 | | |
第2節 第1部:コンセプト(概念)編の概要 | | |
第3節 第2部:ドリル(訓練)編の概要 | | |
第4節 第3部:マネジメント(施策)編の概要 | | |
第5節 補論の概要と総括 | | |
第1部 コンセプト(概念)編 | | |
第1章 避難学のパラダイムチェンジ-八つの提言 | | |
第1節 避難学は人間科学たり得ているか | | |
第2節 提言1:被害事例にだけ注目するのはやめよう-「FACPモデル」の提案 | | |
第3節 提言2:情報だけで人を動かそうとするのはやめよう | | |
第4節 提言3:済んでからとやかく言うのはやめよう | | |
第5節 提言4:一番最近起こったことに飛びつくのはやめよう | | |
第6節 提言5:理想だけを追い求めるのはやめよう | | |
第7節 提言6:“空振り”だと批判するのはやめよう | | |
第8節 提言7:「××効果」「○○バイアス」でわかった気になるのはやめよう | | |
第9節 提言8:統計数値に一喜一憂するのはやめよう | | |
第2章 言語行為論から見た災害情報 | | |
第1節 言語行為論の基礎 | | |
第2節 「記述文」と「遂行文」 | | |
第3節 災害情報の課題-「記述文」と「遂行文」の視点から | | |
第4節 実践的な提案-「宣言文」のポテンシャル | | |
第5節 「記述文」と「遂行文」の横断・融合 | | |
第3章 能動的・受動的・中動的に逃げる | | |
第1節 概念的な土台 | | |
第2節 「津波てんでんこ」 | | |
第3節 避難指示を出しているのは誰か | | |
第4節 「社会的スローダウン」と「セカンドベスト」 | | |
第5節 中動態論 | | |
第6節 能動と受動の相互反射 | | |
第7節 ブレーキではなくアクセルを | | |
第8節 破壊・抹消ではなく回復・再生である | | |
第2部 ドリル(訓練)編 | | |
第4章 熱心な訓練参加者は本番でも逃げるのか | | |
第1節 訓練は災害時の避難に結びつくか | | |
第2節 高知県四万十町興津地区での調査 | | |
第3節 訓練参加状況の概要 | | |
第4節 訓練と本番の間の「矛盾・逆接」 | | |
第5節 実践的な示唆と理論的な展望 | | |
第5章 ハードルを下げた/上げた避難訓練 | | |
第1節 避難訓練のリ・デザイン | | |
第2節 屋内避難訓練(玄関先まで訓練) | | |
第3節 屋内避難訓練(2階まで訓練) | | |
第4節 オーダーメイド避難訓練-近所の3階建ての建物に | | |
第5節 「おためし避難訓練」と「世帯別避難訓練」 | | |
第6節 夜間避難訓練 | | |
第7節 休憩時間訓練・登校時訓練 | | |
第8節 「予定通り」の先へ | | |
第6章 津波避難訓練支援アプリ「逃げトレ」 | | |
第1節 津波避難-人間系と自然系のインタラクション | | |
第2節 津波避難訓練支援アプリ「逃げトレ」の概要 | | |
第3節 「コミットメント/コンティンジェンシー」の相乗作用 | | |
第4節 「想定外」への対応 | | |
第5節 自然科学と人間科学のインターフェース | | |
第3部 マネジメント(施策)編 | | |
第7章 「自助・共助・公助」をご破算にする | | |
第1節 言語の表層と深層 | | |
第2節 「自助・共助・公助」の誕生と普及 | | |
第3節 「自助・共助・公助」のバランス論 | | |
第4節 「バランス」をめぐる摩擦と葛藤(1)-行政と住民の綱引き | | |
第5節 「バランス」をめぐる摩擦と葛藤(2)-長期的なトレンドの中で | | |
第6節 〈防災帰責実践〉 | | |
第7節 〈極限〉としての裁判事例 | | |
第8節 解決へ向けた展望 | | |
第9節 「自助・共助・公助」をご破算にする | | |
第8章 「地区防災計画」をめぐる誤解とホント | | |
第1節 「地区防災計画」とは何か | | |
第2節 避難と「地区防災計画」 | | |
第3節 基本理念-「防災に『も』強いまちづくり」 | | |
第4節 「地区防災計画」を推進するための七つのポイント | | |
第5節 ポイント1:「行政が行うことにあらず」 | | |
第6節 ポイント2:「計画書をつくることにあらず」 | | |
第7節 ポイント3:「どの地区も同じにあらず」 | | |
第8節 ポイント4:「一度きりで終わりにあらず」 | | |
第9節 ポイント5:「超・地区」-地区の境界を超えること | | |
第10節 ポイント6:「脱・防災」-防災活動の枠を脱すること | | |
第11節 ポイント7:「反・計画」-計画しつつ計画しきらないこと | | |
第12節 日本一の避難タワー/日本一の防災/日本一のまちづくり | | |
第9章 南海トラフ地震の「臨時情報」 | | |
第1節 「臨時情報」とは何か | | |
第2節 低調な認知率 | | |
第3節 個別具体的な計画の必要性 | | |
第4節 きびしい〈二者択一〉-コロナ禍から得た学び | | |
第5節 〈二者択一〉をマネジメントするツール-「クロスロード」 | | |
第6節 高知県黒潮町における住民ワークショップ | | |
第7節 総括-「二刀流」と「素振り」 | | |
補論 | | |
補論1 アフター・コロナ/ビフォー・X | | |
第1節 「もともと」大切だったこと | | |
第2節 「三密対策」と「スーパーベスト」 | | |
第3節 「無意識の革命=気づいたら改善」 | | |
第4節 「〓小平の改革前なら…」 | | |
第5節 アフター・コロナ/ビフォー・X | | |
第6節 「遠方より来た朋」とどう向き合うのか | | |
補論2 ボーダーレス時代の防災学-コロナ禍と気候変動災害 | | |
第1節 コロナ禍が無効化する三つの境界 | | |
第2節 「あまねく、全世界の人びとに」-「ゾーニング」の無効化 | | |
第3節 「もうはまだなり、まだはもうなり」-「フェージング」の無効化 | | |
第4節 専門家を下りたノーベル賞受賞者-「ポジショニング」の無効化 | | |
第5節 〈災間〉の思想から | | |