書誌詳細

イネという不思議な植物

  • 著者名稲垣/栄洋∥著
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2019.4

貸出・返却・予約状況

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0045969
  • 請求記号J-616-イ
  • 貸出区分通常貸出
  • 蔵書区分書籍 - 一般図書
  • 所蔵館中等
  • 配架場所 文庫・新書コーナー
  • 所蔵状態所蔵

ブックリスト

書誌事項

  • 書名イネという不思議な植物
  • 書名ヨミイネトイウフシギナショクブツ
  • 著者名稲垣/栄洋∥著
  • 著者ヨミイナガキ,ヒデヒロ
  • 叢書名ちくまプリマー新書
  • 叢書番号324
  • ISBN9784480683502
  • 国名コードJP
  • 言語コードjpn
  • 出版地東京
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2019.4
  • ページ199p
  • サイズ18cm
  • 価格820
  • 件名
  • 内容紹介日本人は「イネ」を作るために田んぼを作り、日本の原風景さえも作り出した-。人を魅了し翻弄する奇跡の植物「イネ」とその種子「コメ」の秘密を、植物学者・稲垣栄洋が解き明かす。
  • 著者紹介1968年静岡市生まれ。岡山大学大学院農学研究科修了。農学博士。専攻は雑草生態学。静岡大学大学院教授。著書に「身近な雑草の愉快な生きかた」「身近な野菜のなるほど観察録」など。

内容細目

タイトル 著者 ページ
はじめに
第一章 米って何だ?
 お米はイネの種子/米は芽を出すか?/イネの芽生え/白米の炭水化物/「せんべい」と「あられ」の違い/もち米という不思議な米/「粳」と「糯」の違い/もち米が呼ぶ幸せ/生米は食べられない/もち米の調理方法/おいしいお米を求めて/人間が守ってきた特別な米/花粉が米に影響する/植物の特殊な受精/もう一つの白い米/日本酒の作り方/さらに日本酒が姿を変える/白米が白い理由/赤飯への思い/皮が重要だ
第二章 イネという植物
 第一話 イネとはどんな植物だろう
 イネの仲間の植物/イネ科の誕生/花びらを捨てたイネ科植物/イネの花の構造/姿を変えたイネ科植物の工夫/大切な部分を守る/ある工夫された工作/そしてイネ科は株になる/素早く成し遂げる/鮮やかな節間伸長/草食動物の生き残り戦略/草食動物の進化/魅力的なイネ科植物の種子/イネ科の種子が人類を救った/そして人は人となった/農業の生まれる場所/農業のはじまり/「糖」の魅力/イネの祖先/湿地に適応したイネ科植物
 第二話 日本の米と世界の米
 二種類のイネ/リンネのアイデア/山田家の太郎くん/ゴリラ・ゴリラの謎/日本の米と世界の米/ジャポニカを選んだ日本人/米が作った食文化
第三章 田んぼというシステム
 水浸しの平野/田んぼに水を入れる理由/田んぼの進化/田んぼの開発ブーム/そして平野が開発された/田んぼの面積が二倍になった/田んぼが水をコントロールする/水田は砂漠化しない/農業による環境破壊/田んぼの底力/連作が可能な田んぼ/ごちゃごちゃした日本の風景/生産性の高いイネ/過密な人口を支えるイネ/手を掛ける農業/世界がうらやむ農業
第四章 米で読み解く日本の歴中
 日本の米がやってきた/東日本にイネが広がらなかった理由/稲作と富/時代を大きく変えたもの/その頃、中国大陸では…/鉄の発見/弥生時代からの技術/巨大なクニの出現/大和政権は米が大好き/北限の稲作地帯/肉食の禁止/米が支えた肉食の禁止/田んぼを拡大したい/新しい村々の誕生/お米が決めた単位/米はお金の代わりだった?/どうして米が大切なのか/米が貨幣になった理由/昔の精米技術/江戸患いの謎/米作りへの執念/北の大地の挑戦/産地の北進
第五章 米と日本人
 苗字はイネの苗/ひな祭りも子どもの日も田んぼの行事だった/「さの神様」がやってくる/サクラは神さまの依代/お月見のススキの意味/国技の相撲と田んぼの関係/稲荷神社にキツネが祭られる理由/水を守るヘビ/田んぼの神様がやってくる/神様を感じる/「米」という神聖なもの/日本人は田植えのリズム/日本人のアイデンティティ/災害を乗り越えて/世界に誇るべきもの
おわりに