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書誌詳細

ケアしケアされ、生きていく

  • 著者名竹端/寛∥著
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2023.10

貸出・返却・予約状況

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号114707
  • 📕請求記号(本の背ラベル記号)361-タ
  • 貸出区分通常
  • 配架場所 一般書架
  • 所蔵状態所蔵

ブックリスト

書誌事項

  • 書名ケアしケアされ、生きていく
  • 書名ヨミケアシケアサレイキテイク
  • 著者名竹端/寛∥著
  • 著者ヨミタケバタ,ヒロシ
  • 叢書名ちくまプリマー新書
  • 叢書番号438
  • ISBN9784480684639
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2023.10
  • 出版者・頒布者地域名 東京都 
  • ページ199p
  • サイズ18cm
  • 価格860
  • 件名人間関係
  • 内容紹介自分のありのままを大切にする「ケアのある社会」にしよう! 〈20歳の大学生の世界〉〈6歳の女の子の世界〉〈48歳の著者が生きる世界〉の3つの世界をつなげながら、ケア中心の社会とは何かを考える。
  • 著者紹介京都市生まれ。兵庫県立大学環境人間学部准教授。専門は福祉社会学、社会福祉学。著書に「「当たり前」をひっくり返す」「権利擁護が支援を変える」など。

内容細目

タイトル 著者 ページ
はじめに
第一章 ケア? 自分には関係ないよ!
 一 「迷惑をかけるな憲法」
 他人に迷惑をかけてはならない/都合のいい子!?/大人から学んだ「いい子」
 二 しんどいと言えない
 意見を表明する権利/他人の顔色をうかがう/苦しいことと苦しみ
 三 自分自身を取り戻す
 ゼミで涙を流す学生/ペラペラしない他者/about‐nessからwith‐nessへ
 四 面倒な中に豊かさがある
 ケア不在を超えるために/自分の魂に迷惑をかける?
第二章 ケアって何だろう?
 一 確かに面倒なのだけれど
 めっちゃ可愛く、めっちゃややこしい/存在をぶつける/意見表明の主体としての子ども/一方的にケアされる存在ではない!
 二 自分へのケアと他人へのケア
 子どもの「開かれ」/自分の人生へのリミッター/忖度の危機/作られた悪循環/偽解決を超えるために
 三 他者へのケアの前に
 支援か支配か?/関係性のダンス/同調圧力に異を唱える/誰へのケア?
 四 互いが気にかけあう
 自分へのケア/共に思いやること/with‐nessで生活を回す/何を見ようとしてこなかったのか
第三章 ケアが奪われている世界
 一 ケアのないわたし
 ケアレスとはなにか/同調圧力と「空気を読む」/自己責任とわきまえ/ケアレスな社会
 二 「昭和九八年」的世界
 労働ファースト/最も眠れていない国/頑張れば報われる、の呪い/前時代の大成功、ゆえに
 三 標準化・規格化の「大成功」の陰で
 昭和の成功を支えたもの/銀行型教育システムへの囚われ/「正解」幻想/昭和的価値観の限界
 四 ケアの自己責任化を超えて
 「発達」の「障害」?/置き去りにしてきたケア世界/自分が学んだことはこれなのか!/「ちゃんと」のリミッターを外す
第四章 生産性至上主義の社会からケア中心の社会へ
 一 生産性とケア
 誰のための、何のための効率?/男性中心主義の外にある世界/能力主義の呪縛/「生産離脱者」の排除
 二 責任の共有化で楽になる
 依存先を増やす/関係性に基づくケア/懲罰ではなくエンパワーする責任/切り分けるのではなく、分かち合う責任
 三 共に思い合う関係性
 中核的感情欲求と向き合う/生き様の理解と支援/迷惑をかけるな、より大切なもの/他者の他者性に気づくこと
 四 ケア中心の社会へ
 己の唯一無二性とも出会い直す/魂の脱植民地化/葛藤を共に味わい社会化する/できる一つの方法論
おわりに
あとがき

学習件名

漢字形 カタカナ形 ページ数
人間関係 ニンゲン/カンケイ 0