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書誌詳細

はじめての憲法

  • 著者名篠田/英朗∥著
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2019.12

貸出・返却・予約状況

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号111768
  • 📕請求記号(本の背ラベル記号)323-シ
  • 貸出区分通常
  • 配架場所 一般書架
  • 所蔵状態所蔵

ブックリスト

書誌事項

  • 書名はじめての憲法
  • 書名ヨミハジメテノケンポウ
  • 著者名篠田/英朗∥著
  • 著者ヨミシノダ,ヒデアキ
  • 叢書名ちくまプリマー新書
  • 叢書番号340
  • ISBN9784480683670
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2019.12
  • ページ206p
  • サイズ18cm
  • 価格820
  • 件名憲法-日本
  • 内容紹介護憲派vs.改憲派の不毛な対立を越えて-。国際主義を強調する日本国憲法の内容を、気鋭の国際政治学者が、歴史的経緯をふまえ、平易に解説する。ほんとうの平和を考える憲法入門講義。質疑応答も収録。
  • 著者紹介1968年生まれ。ロンドン大学LSE博士課程修了。東京外国語大学総合国際学研究院教授。「平和構築と法の支配」で大佛次郎論壇賞、「「国家主権」という思想」でサントリー学芸賞を受賞。

内容細目

タイトル 著者 ページ
まえがき
序章 憲法はなぜつくられたのか-戦争と平和
 国際法にしたがった平和を求める日本国憲法
 アメリカ人が起草した憲法
 平和構築活動としての憲法制定
 現代世界の紛争解決と憲法制定
 国内と国際をつなげる戦争・平和・憲法の三段階
第1章 憲法制定の論理とはなにか-ポツダム宣言
 「ポツダム・プロセス」という考え方
 右翼と左翼の「ポツダム・プロセス」否定論
 日本国「人民」の論理
 「ポツダム・プロセス」の時間軸
第2章 憲法が依拠する原理とはなにか-社会契約
 日本国憲法に貫かれた「ポツダム・プロセス」の論理
 日本国憲法における「主権」概念
 憲法の「一大原理」=「信託」
第3章 憲法が標榜する責務とはなにか-国際契約
 憲法における平和愛好諸国への信頼(trust)
 消えた「正義(justice)」の謎
 憲法における国際契約
 「ポツダム・プロセス」の完遂点
 憲法一三条「幸福追求権」とアメリカ独立宣言のつながり
第4章 九条とはなにか(1)-国際法遵守宣言としての一項
 国際法遵守を宣言した憲法九条一項
 国際法が達成した「無差別戦争観」の終焉
 「戦争」は「自衛権の行使」とは違う
 集団的自衛権は固有の自衛権
第5章 九条とはなにか(2)-大日本帝国軍解体を確証する二項前段
 九条二項が不保持を宣言しているのは「戦力(war potential)」
 「戦力」概念の導入は、自衛権の留保とセット
 「戦力(war potential)」は、戦争潜在力のこと
 「戦力」と軍隊は同じではない
 九条二項に貫かれた「ポツダム・プロセス」の論理
 マッカーサーは一貫していた
第6章 九条とはなにか(3)-大日本帝国憲法の思想を否認する二項後段
 「交戦権」はその存在を否認されている
 「交戦権」は戦中の大日本帝国の概念
 マッカーサーはなぜ「交戦権」を否認したかったのか
第7章 憲法と日米安全保障条約はどんな関係にあるのか
 「ポツダム・プロセス」の終結点としての一九五一年
 ポスト「ポツダム・プロセス」としての日米安保体制
 沖縄返還時の日米安保体制の解釈修正
 戦後日本の国体
おわりに