| タイトル | 著者 | ページ |
| はじめに | | |
| 第一章 男らしさはつくられる-男性史の誕生 | | |
| メンズ・リブ/男性史あるいは男らしさの歴史研究の幕開け/『男らしさの歴史』/男らしさのイメージ | | |
| 第二章 男のからだを魅せる-身体とスポーツ | | |
| 男性の身体とは何か/つくられる男性の身体/体操による身体鍛錬/男性国民の身体/近代スポーツ/オリンピックと理想的な身体/エリートとスポーツ/大学は日本スポーツの揺籃/男らしい身体の蔭で | | |
| 第三章 男同士でわかりあう-大学・クラブ・決闘 | | |
| 男たちの大学、男たちの学問/男だらけの大学、男だらけの社会/学生組織あるいは社交クラブ/メンズーア/男らしさの勝利としての決闘/二一世紀に生きる決闘文化 | | |
| 第四章 「男らしさの学校」に入隊する-徴兵制と性暴力 | | |
| 徴兵制/「国民」という名の男性/男児は兵士に/日本の軍国教育/徴兵検査と男性の恥辱/徴兵検査に由来する「M検」/徴兵検査で明らかになる「男でない身体」/兵士による性暴力/女性国際戦犯法廷における性暴力加害の語り/「慰安所」に行くこと、拒むこと | | |
| 第五章 戦わない男、戦えない男、戦いの果てに-誰が英雄か | | |
| 良心的兵役拒否者/武器を拒む男たちの迫害/日本の良心的兵役拒否者/兵役を忌避する男たち/誰が英雄か/戦争神経症の兵士たち/身体障害者となった兵士たち/性行為能力を失った兵士たち/四肢を切断された兵士と妻、そのセクシュアリティ/戦傷病者と妻の語り | | |
| 第六章 「クィアな」性を生きる-「変態」は社会によってつくられる | | |
| 犯罪とされる男性同性愛/近代日本における男性同性愛/男子学生と男色/同性愛の病理化/ピンク・トライアングルをつけられた男たち/戦後も続く迫害/想起・名誉回復・追悼/男性同性愛者の優位を問う | | |
| おわりに | | |
| 参考文献 | | |
| 図版出典一覧 | | |