人のつながりと世界の行方　コロナ後の縁を考える

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内容紹介「つながり」を育み社会を築くことで繁栄してきた人類。だが、感染症の蔓延でつながりは揺らいでいる。血縁・地縁・信仰縁など世界各地のつながりをめぐる諸相の比較から、コロナ後の世界で安全かつ豊かに生きる方途を探る。

著者紹介京都大学名誉教授。専門は人類学、比較文化学。研究テーマはチベット系諸民族の宗教人類学的・民族誌的研究など。著書に「アイヌの世界観」「南島の自然誌」など。

タイトル	著者	ページ
霊長類学から考える「つながり」と人間社会　共鳴力と共感力が築いた人類の歴史　論考	山極／寿一∥著	9-44
「つながり」の変容から考える日本の未来　ＡＩ時代にも変わらない共有・共感の必要性　座談会　１	小河／久志∥述　小西／賢吾∥述　桑野／萌∥述　山極／寿一∥述　山田／孝子∥述	45-64
移動する人々のつながり　カザフ草原に生きる家族の事例から　論考	藤本／透子∥著	65-80
ローカル／グローバルをこえるつながりのダイナミズム　チベットのボン教徒を事例に　論考	小西／賢吾∥著	81-94
結婚と「つながり」のかたち　中央アジア南部のムスリム社会　論考	和崎／聖日∥著	95-112
「つながり」を取り戻す比較文化力の可能性　ネットから離れて未知のフィールドへ　座談会　２	小河／久志∥述　桑野／萌∥述　小西／賢吾∥述　坂井／紀公子∥述　藤本／透子∥述　山極／寿一∥述　山田／孝子∥述　和崎／聖日∥述	113-136
人はどのような「つながり」のもとで生きてきたのか　希求される「つながり」の未来を読む　論考	山田／孝子∥著	137-176